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後場に注目すべき3つのポイント~約1ヶ月ぶりに21000円回復、各国政治リスク和らぐ

2019/9/5 12:47 FISCO
*12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~約1ヶ月ぶりに21000円回復、各国政治リスク和らぐ 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅に3日続伸、約1ヶ月ぶりに21000円回復、各国政治リスク和らぐ ・ドル・円は一段高、日本株高継続の期待で ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅に3日続伸、約1ヶ月ぶりに21000円回復、各国政治リスク和らぐ 日経平均は大幅に3日続伸。481.94円高の21131.08円(出来高概算6億5148万株)で前場の取引を終えた。前日の海外市場では、香港政府が大規模な抗議活動の発端となった逃亡犯条例改正案について正式に撤回を表明したほか、英議会で「合意なき離脱」が回避されるとの期待も広がった。こうした政治リスクの和らぎを背景に、NYダウなど米主要3指数は揃って反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の20815円、円相場は1ドル106円半ばと前日日中比で円安・ドル高方向に振れた。これらを受け、本日の日経平均は買い先行でスタートした。その後、米中両国が10月前半にワシントンで貿易協議を開催するとの報道も伝わるなか、値がさハイテク株中心に上げ幅を拡大したことから、日経平均は8月2日以来約1ヶ月ぶりに節目の21000円を回復した。 セクターでは、東証33業種が全て上昇となるなか、海運業や電気機器、機械などの上げが目立った。売買代金上位では、日経平均への新規採用が明らかになったエムスリー<2413>が11%超の上昇となったほか、米アップルが廉価版スマートフォンを来春にも発売すると伝わり、村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>などの上げも目立った。そのほか、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、KLab<3656>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>が上昇した一方で、任天堂<7974>やZOZO<3092>は軟調であった。 これまで相場のリスク要因として意識されていた香港や英国、米中貿易対話に関する過度な警戒感がいったん後退し、東京市場にもひとまず安心感が広がっている。とはいえ、これら問題においては総じて根本的な対応・問題の終結というよりは、一部対応や意思決定・結論時期の先送りの動きが目立っており、リスクイベントが揃って小康状態に入ったという側面が強いだろう。これを踏まえると、本格的なリスクオン相場入りとまでは言いにくいだろう。相場全体の地合いとしては、今晩から週末にかけての米国市場において、7月製造業新規受注や8月ISM非製造業景況指数、8月雇用統計など重要経済統計の発表なども控えているため、これらを見極めたいといった向きも出てくる可能性はあろう。 とはいえ、本日の日経平均は、8月以降の価格帯別売買高における商いの集中しているレンジ(20600円水準)及び節目の21000円処をようやく突破した格好となっており、これに伴う指数先物に対するカバー的な動きは目先的には期待されやすいだろう。また、物色としては、足元で外資系証券によるショートポジションが積み上がっていた電子部品などのハイテク株や好業績銘柄を見直す動きが継続するかに注目しておきたいところである。 ■ドル・円は一段高、日本株高継続の期待で 5日午前の東京市場でドル・円は一段高となり、一時106円75銭まで強含んだ。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、日経平均の大幅高維持を見込んだ円売りが強まった。また、米10年債利回り上昇や米株式先物のプラス圏推移を背景に、ドル買いも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円33銭から106円75銭、ユーロ・円は117円33銭から117円74銭、ユーロ・ドルは1.1027ドルから1.1038ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ITbookホールディングス<1447>、アトラ<6029>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・米地区連銀経済報告(ベージュブック) 「8月末までの全米地区経済は緩やかなペースで拡大」 「今後数カ月の見通しは楽観的」 「関税や貿易政策への懸念は継続」 「個人消費指標は強弱まちまち。自動車販売は緩やかなペースで拡大」 ・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁 「関税、貿易戦争が企業の懸念に」 「米国の労働市場は本質的に過熱していない」 「世界の弱い成長が米国の成長を同じように弱める」 ・ウィリアムズ米NY連銀総裁 「最優先課題は、成長を持続させること」 「金融政策では警戒、柔軟性が鍵に」 「FRBは指標次第、インフレ指標を監視」 【経済指標】 米・7月貿易収支:-540億ドル (予想:-534億ドル、6月:-555億ドル←-552億ドル) カナダ・7月貿易収支:-11.2億加ドル (予想:-3.5億加ドル、6月:-0.6億加ドル←+1.4億加ドル) <国内> 特になし <海外> ・14:45 スイス・4-6月期GDP(前年比予想:+0.9%、1-3月期:+1.7%) ・15:00 独・7月製造業受注(前月比予想:-1.4%、6月:+2.5%) 《HH》
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ITbookとサムシングHDの経営統合で2018年に誕生。地盤調査改良事業が柱。人材派遣やシステム開発事業、コンサルティング事業等も。地盤調査改良事業ではスクリューフリクションパイル工法の販促推進。 記:2024/09/01
2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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時価総額 8,936百万円
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6029 東証スタンダード
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6758 東証プライム
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9,447
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+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
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時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
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時価総額 10,605,103百万円
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17