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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の材料株物色が中心

2019/7/5 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の材料株物色が中心 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個人主体の材料株物色が中心 ■前場の注目材料:7&iHD、1Q営業利益4.6%増、コンセンサスは上回る ■ダイキン、エアコン生産、2年連続で過去最高更新見込み ■個人主体の材料株物色が中心 5日の日本株市場は、海外フローが限られる中、こう着感の強い相場展開が続きそうである。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だったため、海外勢の資金流入は期待しづらく、薄商いの相場展開となる。もっとも、海外勢の売り圧力がなくなるとの見方もあり、引き続き底堅さは意識されやすいとみられる。昨日の東証1部の出来高は8億株台、売買代金は1.4兆円にとどまっていたが、米雇用統計を控えていることもあり、米利下げへの思惑から、より様子見ムードが強そうである。また、来週のETFの決算における分配金拠出のための現物株売りが警戒されていることも手掛けづらくさせているだろう。 一方で、ETFの分配金拠出のための現物株売りが一巡した後は、需給が改善するとの見方もあり、押し目拾いを意識した動きも出てくるだろう。日経平均は週初に急騰した後は、こう着感の強い相場展開が続いているが、底堅さは意識されている。5月の大型連休明け後にあけたマドを完全に埋め切れてはいないが、需給改善後の突破も期待されるところ。 米中協議再開のほか、ファーウェイについては影響が限られるとはいえ、規制緩和の動きにより、新規でのショートポジションは積み上がりづらいところではある。足元で小売企業の決算が続いているが、ポジティブな決算に対しては評価した動きがみられており、物色意欲の強さは窺えるとみられる。 来週は小売企業の決算がピークとなるほか、センチメントに影響を与える安川電<6506>の決算も予定されている。これを睨みながらの展開といった警戒感もあるが、目先的にはリバウンドを意識したスタンスといったところであろう。物色としては国内外の機関投資家が動きづらい中、個人主体の材料株物色が中心になりやすい。 昨日は5G関連としてタツタ電線<5809>が賑わっていたが、次世代のワイヤレスネットワークを支えるには、膨大な量のワイヤーが必要となると米紙WSJが報じている。通信株のほか、電線株への物色に広がりがみられる可能性がある。その他、ソフトバンクG<9984>の孫社長は、韓国の文在寅大統領と会談し、人工知能(AI)分野に積極的に投資するべきだと強調したと報じられている。ソフトバンクG、ソフトバンク<9434>の動向も注目される。 ■7&iHD、1Q営業利益4.6%増、コンセンサスは上回る 7&iHD<3382>が発表した第1四半期決算は、営業利益が前年同期比4.6%増の903.35億円だった。24時間営業に対する逆風が強まるなか、国内コンビニ事業が健闘。コンセンサス(870億円程度)は上回っている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21702.45、+64.29) ・欧州長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・日銀追加金融緩和への期待 ・米早期利下げ観測 ・株安局面での自社株買い ・ホンダ<7267>次期燃料電池車延期、まずはEV集中 ・三菱重<7011>「豪雨」対策支援システム、高度化急ぐ ・ダイキン<6367>エアコン生産、2年連続で過去最高更新見込み ・NTT<9432>5Gネットワーク早期構築に向けてJTOWERに出資 ・シチズン時計<7762>子会社が在宅医療・介護市場に本格参入 ・NEC<6701>ベクトル型スパコン受注、高エネ機構・国環研から ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 5月家計支出(前年比予想:+1.5%、4月:+1.3%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 11件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
5809 東証プライム
778
11/6 15:30
±0(%)
時価総額 54,581百万円
ENEOS系列の電線メーカー。1945年設立。機能性フィルム等の電子材料、医療機器部材等も手掛ける。電磁波シールドフィルムで圧倒的な世界シェア。電線・ケーブル事業は売上順調。電子材料分野の競争力強化図る。 記:2024/06/11
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7762 東証プライム
902
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 221,892百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17