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「働きながら子育てできる環境」が日本の未来を創る、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018/3/7 11:38 FISCO
*11:38JST 「働きながら子育てできる環境」が日本の未来を創る、SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 3/7付の「DailyOutlook」では、保育サービス、幼児教育関連銘柄について考察しているのでご紹介します。 まず同レポートでは、『日本の生産年齢人口(15~64歳)における女性就業者数は2017年に2,535万人と、前年比33万人増加した(総務省)。景気拡大に依るところは大きいが、国や企業が進める働き方改革の努力も貢献していよう。ただし、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、日本の生産年齢人口は2015~2025年の10年間で550万人程度減少する。国力を維持するためにも、今以上に女性に社会参加してもらう必要があるだろう』と伝えています。 続けて、働きたいのに「出産・育児」を理由に求職を断念している女性は89万人に達することを挙げ、『2017年4月時点で、保育所に入りたくても入れない待機児童数は約2万6千人と、3年連続で増加している(厚生労働省)。国は2013~2017年度の5年間で約60万人分の保育施設の定員枠を確保する見込み。現状、政府は対策を打っているものの、女性の社会進出は保育所の整備を上回るスピードで進んでいる』と分析しています。 さらに、『安倍首相は2017年度末の待機児童ゼロを宣言していたが、2020年度末に目標を先送りしている。2017年6月に策定した「子育て安心プラン」では、2020年度までに前倒しで保育園の定員枠を約32万人増やす方針を決めた。2017年における女性就業率は25~34歳75.7%、35~44歳73.3%と、10年間で各々10.0%ポイント、7.9%ポイント上昇した。子育て安心プランが実施されると就業率80%に対応可能という。今以上に女性が活躍できる社会制度を築けねば、日本の明るい未来はないといっても過言ではなかろう。そのために、安心して子供を産み、働きながら子育てできる環境整備は待ったなしだ』とまとめています。 最後にレポートでは、『主な保育サービス、幼児教育関連銘柄』を紹介しています。具体的にはリソー教育<4714>やピジョン<7956>、東急<9005>など全7銘柄が挙げられていますので、詳しくは3/7付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター花田浩菜 《ST》
関連銘柄 3件
4714 東証プライム
291
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 49,996百万円
首都圏中心に個別学習塾「TOMAS」を展開。家庭教師派遣教育の「名門会」、幼児教育の「伸芽会」等も。TOB成立でヒューリック傘下に。リソー教育オンラインストアを開設。27.2期売上高382億円目標。 記:2024/06/09
7956 東証プライム
1,466
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 178,343百万円
ベビー用品メーカー。哺乳びんで世界トップシェア。介護用品や老化予防用品、認可保育園の運営等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。電動鼻吸い器など新商品は国内販売順調。新規市場への参入等を積極的に検討。 記:2024/07/28
9005 東証プライム
1,869
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,167,882百万円
私鉄大手。1922年設立。交通事業、不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を展開。東急電鉄、東急プロパティマネジメント、東急百貨店等を傘下に持つ。不動産販売事業の拡大、海外事業の継続を推進。 記:2024/10/09