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NYの視点:NAFTAと輸入関税
2018/3/6 8:26
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*08:26JST NYの視点:NAFTAと輸入関税 メキシコで開催されていた北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第7回協議が終了した。25日から開催されていたNAFTA協議に主だった進展が見られず、トランプ大統領は鉄鋼25%、アルム二ウム10%の輸入関税を導入する計画を発表。交渉のレバレッジとして使用する目論見もあったと考えられる。トランプ大統領は5日ツィッターで、もし、新たなNAFTA合意がより良く、公平となった場合にのみ、メキシコとカナダを輸入関税対象からはずすと述べている。 米国の強硬措置への警告にもかかわらず、NAFTA協議は特に進展はなく終了。米国の意図が外れた形。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、向こう、1,2カ月で合意する必要性を強調。メキシコでは総選挙が控えており、協議がしばらく保留される危険もある。期限が差し迫っており、メキシコ、カナダ、米国と3国間での合意が不可能ならば、2国間での合意もありうると指摘した。 トランプ大統領による輸入関税計画発表後、予想されていた通り、各国からの反発も大きく、欧州連合(EU)なども報復措置を辞さない構えを示した。EUに対しては、大統領は加えて、自動車への輸入関税を課す可能性も示唆した。国外だけでなく、国内議員からの反対意見も多い。共和党のライアン議長は輸入関税計画を発動しないよう、大統領に要請したと報じられたが、大統領の意思は固く、強硬姿勢を弱める意向がないとした。現在のNAFTAは非常に悪い内容だと繰り返した。 米国政府の意に反し、何の進展もなくNAFTAが終了後、トランプ大統領が果たして8日に、輸入関税の詳細発表を強行するかどうかに注目が集まる。 《CS》
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