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クオールHD、郵船、参天薬など

2021/10/19 16:25 FISCO
<6976> 太陽誘電 5750 -120続落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を6400円から4900円に引下げた。2022年の積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要予測を減額。20年夏以降、自動車など主要製品向けで真の需要を上回るMLCC出荷が続いていると推察。21年10-12月までは強い出荷が続くが、22年は流通在庫調整などで成長率が大幅鈍化すると予想する。 <9101> 郵船 8100 +560急伸。本日は海運セクターが業種別上昇率のトップに躍り出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では海運業界に関して、第2四半期決算以降が株価バリュエーションの割安感や配当利回りの高さなどが再評価されるタイミングと指摘しており、リバウンドの手掛かりともされているようだ。来年度の業績反落懸念は拭えないものの、今期に関しては業績の上方修正に伴う一段の増配期待なども意識されているもよう。 <1605> INPEX 971 -39大幅反落。前日のNY原油相場ではWTI原油先物が1バレル=82.44ドルとなり、前日比0.19%高と3日続伸。ただ、一時は83ドル台後半にまで上昇しており、その後伸び悩む形となっていることから、短期的なピークアウト感も意識される状況に。原油価格の上昇を手掛かりにして、9月22日から昨日高値まで3割近い上昇となっていた同社株にも、利益確定売りが集まる展開になっているようだ。 <7270> SUBARU 2294.5 -51大幅反落。10月の国内生産を当初計画の約6.4万台から4万台へと4割程減産する見通しであると伝わった。世界的な半導体供給不足、新型コロナの影響で東南アジアからの部品調達に支障が出ているもよう。11月の減産幅は10月に比べ縮小しそうなものの、当初計画からは約2割の減産が見込まれる。これまでトヨタの減産報道などを背景に概ね織り込み済みとも思われるが、直近の急騰の反動もあり、利食い売りのきっかけに。 <1878> 大東建 13640 +400大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表、営業益は従来計画の500億円から620億円、前年同期比19.8%増にまで引き上げた。市場予想の540億円程度も上回る形に。工事の進捗が想定よりも進んでいることに加え、好調な入居率を背景に一括借上げ事業収入が増加していることなどが背景。高水準の入居率が継続していることは通期計画の上振れ要因につながるとの見方もあり、ポジティブに捉える動きが優勢に。 <6146> ディスコ 31200 +650大幅続伸。上半期営業利益が前年同期比6割増の370億円前後だったことが分かったと伝わっている。従来予想の341億円、並びに360億円程度の市場コンセンサスも上振れる格好に。半導体業界の強い需要を受けて加工装置の出荷が進んだほか、為替の円安も利益を押し上げたとされている。先に個別売上高を発表しており、上振れはある程度織り込まれていたが、本日は半導体関連株の堅調推移も支援材料となっているようだ。 <4536> 参天薬 1631 +75大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1700円から2100円に引き上げている。中国事業の大幅減速リスク浮上で株価は大きく下落したが、第1四半期決算では市場想定を上回る急ピッチでの中国事業回復が確認できたとしている。また、日本事業の大幅減収懸念も、特許切れ対策で緩やかにとどまる可能性が出てきたと指摘。 <5393> ニチアス 2712 +71大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の93億円から125億円、前年同期比75.1%増に、通期では205億円から250億円、前期比27.4%増に引き上げた。高機能製品部門を中心として想定以上に堅調な推移が続いている。第1四半期の好決算から業績上方修正にサプライズはないものの、中間配当金も従来計画の40円から42円に引き上げており、ポジティブな評価が優勢となった。 <2453> JBR 1106 -43大幅反落。前日に21年9月期の業績予想下方修正を発表している。買収したアクトコールの取得価額及び計上されるのれん評価額の差について、995百万円の減損損失を計上することとし、純利益を従来予想の11億円から0.5億円に下方修正。また、営業利益予想も従来の16.5億円から14億円に減額している。配当金は従来計画の8円から9円に引き上げているものの、業績下振れをネガティブ視する動きが優勢に。 <3034> クオールHD 1619 +195急伸。前日に業績予想の修正を発表、上半期営業利益は従来予想の33億円から43億円、前年同期比2.1倍に、通期では90億円から100億円、前期比35.8%増にそれぞれ引き上げている。処方箋の受付枚数の回復、注力中の医療関連事業の計画比上振れ推移などで、収益水準が高まる形になっている。通期予想は上半期上振れ分のみの修正にとどまっており、さらなる上振れなども想定される状況に。 <6981> 村田製 8709 -65続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も11500円から9500円に引下げた。2022年のMLCCは流通在庫調整などで成長率が大幅鈍化と予想。営業益の7割超を占めるMLCCの需要予測の引下げに伴い、22年度以降の業績見通しを下方修正。22年度営業益は4204億円から4006億円に減額、市場予想4150億円を下回ると分析する。 《ST》
関連銘柄 11件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1878 東証プライム
17,280
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 1,190,920百万円
建物賃貸国内最大手。賃貸住宅管理戸数、賃貸仲介件数などで業界トップ。一括借上の賃貸経営受託システムが強み。投資マンションの販売等も。中計では27.3期売上高2兆円目標。不動産開発事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
998
3/22 15:00
±0(%)
時価総額 34,059百万円
入居者向け生活トラブル解決サービスを手掛ける。パートナー企業を通じ会員・保険・保証サービスを販売。安心入居サポートは会員数が順調増。保証事業は堅調。23.9期通期は2桁増益。MBOで上場廃止予定。 記:2024/01/09
1,471
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 57,226百万円
保険薬局を全国展開するクオールを中核とする持株会社。薬局事業が主力。店舗数は940店舗超。後発医薬品等の製薬事業、BPO事業も展開。第一三共エスファを子会社化。薬局事業ではM&Aや新規出店で規模拡大図る。 記:2024/10/11
4536 東証プライム
1,670.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 608,099百万円
眼科用医薬品の研究開発、製造、販売等を行う。1890年創業。医療用眼科薬市場で国内トップシェア。アイリーア硝子体内注射液、アレジオン類等が主要製品。アレジオン眼瞼クリーム0.5%などの拡販に注力。 記:2024/08/19
5393 東証プライム
6,004
11/22 15:30
+121(%)
時価総額 407,143百万円
1896年創業のシール材・断熱材メーカー。プラント向け工事・販売事業、工業製品事業、半導体産業に特化した高機能製品事業、自動車部品事業等を展開。DOE3.5%以上目安。先端分野、基盤分野、環境分野に注力。 記:2024/08/05
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04