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三菱総研、セコム上、川口化など

2021/5/31 16:56 FISCO
<2929> ファーマF 3155 +70大幅続伸、後場に入って急伸する展開になっている。育毛剤ブランド「ニューモ育毛剤」の海外販売を6月より中国やベトナムで開始すると発表、期待材料につながっている。今後、アジア各国のECプラットフォームなどを活用して、化粧品を含め販売拡大に取り組んでいくとしている。中国では、アリババが運営する「T モール」において海外旗艦店をオープン、初年度は5万本を販売計画としている。 <6951> 日電子 5620 +330大幅反発。先週末に決算説明会が開催されているもようであり、評価材料につながっているようだ。注目度の高いマルチビームの22年3月期受注台数計画は18台とされており、想定を上回る水準となっているもよう。また、産業機器などを中心に今期業績見通しは保守的との見方も強まる形に。決算発表後は軟化する動きになっていたことで、見直しの動きが優勢になっている。 <5986> モリテック 514 +13大幅続伸。政府では電気自動車やハイブリッド車向けの急速充電器を2030年めどに現在の約4倍の3万基まで増やすと伝わっている。燃料電池車向けの水素ステーションも25年に20年の2倍の320カ所程度にするもよう。先週末にも、一部で同様の報道が伝わり人気化する展開となっていたが、より充電器への市場の関心は強まる状況となっており、関連の材料株の中心格として人気化の流れが継続している。 <6920> レーザーテック 20600 +1140大幅続伸。4月23日の高値を更新して初の2万円台乗せに。先週末の米国市場では半導体関連が堅調、SOX指数も0.9%程度の上昇となっており、支援材料につながる形のようだ。米HPが半導体不足による製品供給問題を懸念して下落したことなども、半導体製造装置の一段の需要拡大が意識される流れに。株価大台乗せで短期資金も集まり、売買代金も膨らむ状況となっている。 <6941> 山一電機 1670 +50大幅続伸。先週末に発表した自己株式の取得実施を買い材料視している。発行済み株式数の1.40%に当たる30万株、5億円を取得上限としており、取得期間は6月1日から8月31日まで。目先的な需給改善につながっていくとの期待感が先行へ。同社の自社株買いは19年6月から8月までに6億円を上限として実施して以来となる。 <4342> セコム上 4520 +700ストップ高比例配分。親会社であるセコムが完全子会社化を目指してTOBを実施するとしており、TOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。TOB価格は6350円で先週末終値に対するプレミアムは66.2%となっている。同社ではTOBに賛同の意見を表明している。TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定。 <4361> 川口化 1419 +300ストップ高比例配分。先週末に業績予想の上方修正を発表。上半期営業利益は従来の1.5億円から2.5億円、前年同期比3倍の水準に、通期では2.5億円から3.5億円、前期比4.4倍に、それぞれ増額した。ゴム薬品部門において順調な受注を獲得していること、中国子会社の売上高大幅増加などが要因となっているようだ。第1四半期決算時に続く大幅上方修正となっており、ポジティブなインパクトが強まった。 <3636> 三菱総研 3900 -320大幅続落。先週末に株式の売出実施を発表、当面の需給悪化につながるとの警戒感が強まっている。売出人は三菱系企業中心に12社、売出株数は155万6600株とされており、オーバーアロットメントによる売出20万株も実施する。売出価格の決定期間は6月8日から10日までの予定。売出株数は最大で発行済み株式数の10.7%程度の水準となる。政策保有株の見直しとともに流動性向上を目指すことを目的としている。 <6723> ルネサス 1114 -65大幅続落。公募による1億9641万7200株の新株発行、INCJを売出人とする1億6707万8400株の売出、上限673万1300株のオーバーアロットメントによる売出を行うと発表している。先に2700億円の新株発行の登録を発表しており、今回正式に発表された形になっている。希薄化は10.3%で登録発表当時の水準を下回っているが、目先の需給悪化を警戒視する動きが先行する状況へ。 《ST》
関連銘柄 9件
2929 東証プライム
951
11/22 15:30
-18(%)
時価総額 27,654百万円
卵黄由来の機能性素材や化粧品、医薬品、抗体試薬の開発、製造等を行う。販売は通信販売と卸売。子会社にフューチャーラボ、明治薬品など。伊藤忠商事と資本業務提携。卵殻膜素材の開発・量産化などに取り組む。 記:2024/10/24
3636 東証プライム
4,380
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 71,937百万円
三菱グループの総合シンクタンク。シンクタンク・コンサルティングサービス、ITサービスを手掛ける。金融・カード、官公庁向け売上比率が高い。中東向け事業の強化図る。中計では26.9期売上高1350億円目標。 記:2024/10/13
4342 東証2部
6,300
10/27 11:30
±0(%)
時価総額 82,593百万円
警備大手セコムグループの中で新潟県、群馬県、長野県を担当。新潟市内で介護関連サービスも。セコムによるTOBは成立、同社株は21年10月28日付けで上場廃止予定。22.3期1Qは常駐システム部門が好調。 記:2021/09/29
4361 東証スタンダード
1,558
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 1,901百万円
有機ゴム薬品メーカー。1937年創業。有機ゴム薬品を中心に、樹脂薬品や染料顔料中間体、医薬品中間原料等を手掛ける。含硫黄化合物の製造技術に定評。ゴム薬品は海外向け特殊薬品を拡販。新製品開発を推進。 記:2024/10/29
5986 東証スタンダード
177
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 3,993百万円
特殊帯鋼、普通鋼等を取り扱う専門商社。焼入鋼帯、鈑金加工品の製造・販売を行うなどメーカー機能も持つ。自動車、家電関連企業などが主要取引先。日本製鉄が筆頭株主。鈑金加工品部門では経費抑制等に取り組む。 記:2024/08/29
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6941 東証プライム
2,520
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 55,012百万円
半導体検査用ICソケットで世界シェアトップクラス。コネクタやフレキシブル配線板等の製造・販売も行う。海外売上高比率が高い。25.3期は大幅増益計画。テストソリューション事業はモバイル機器市場の復調見込む。 記:2024/06/29
6951 東証プライム
5,662
11/22 15:30
+44(%)
時価総額 291,780百万円
電子光学機器、分析機器、計測検査機器を手掛ける理科学機器メーカー。1949年設立。電子顕微鏡で世界トップシェア。産業機器、医用機器なども展開。理科学・計測機器事業は電子顕微鏡を中心に引き合い順調。 記:2024/10/14