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村田製、三井住友、WSCOPEなど

2019/12/13 16:01 FISCO
<6981> 村田製 6671 +89反発。トランプ米大統領が中国との第1段階の貿易合意を承認と伝わっている。15日に発動予定だった中国からの輸入品約1600億ドル相当に対する関税引き上げは見送られることになり、既存の対中関税を引き下げる可能性なども高まっているようだ。追加関税発動による米中景気の悪化懸念が後退することになり、同社などテクノロジー株を中心に、主力株は総じて買い先行のスタートになっている。 <8316> 三井住友 4056 +97反発。米中貿易交渉が第1段階の条件で合意したとの報道を受けて米長期金利が大幅に上昇、NY時間で10年債利回りは一時1.92%台にまで上昇している。金利上昇を受けて米国市場では金融関連株が大幅高となり、東京市場でもメガバンクを中心に銀行株には買いが優勢となっている。前日はFOMCを受けて低金利の長期化が意識され、さえない動きとなっていた。 <6966> 三井ハイテク 1697 -445急落で下落率トップ。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は1億円の赤字で、前年同期比8.7億円の損益悪化となった。通期予想は従来の3億円の黒字から2億円の赤字に下方修正。スマートフォン等の携帯用端末、民生及び車載向けリードフレームの需要下振れ、原材料価格上昇の影響などが響く。発行済み株式数の0.95%に当たる35万株上限の自社株買いも発表したが、想定以上の収益悪化を嫌気する動き優勢に。 <3549> クスリのアオキ 6990 -1250急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は66.3億円で前年同期比2.8%減益、従来予想の74.1億円を下回る減益着地となった。つれて、通期予想は従来の150億円から125億円、一転減益見通しに下方修正している。7月の冷夏による日焼け止めや制汗剤などの季節商品の不振が下方修正の主因となるもよう。業績安定成長への期待も高かった銘柄であり、ネガティブなインパクトが強まる形に。 <5218> オハラ 1266 -202急落。前日に発表した決算内容が嫌気されている。19年10月期営業利益は9億円で前期比72.5%の大幅減益、従来予想の13億円を大幅に下回る着地となった。デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の需要が想定以上に減少し、生産設備稼働率の低下によって収益性が悪化した。20年11月期も8億円で同11.2%減益の見通しと、水準は市場想定を大幅に下回る形となる。 <6444> サンデンHD 823 +62急伸。東海東京証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1110円としている。抜本的な構造改革実施によって資産のスリム化が図れるほか、事業集中を行う自動車機器事業は、電動車両に不可欠な電動コンプレッサーの量産化による収益回復を期待しているもよう。また、欧州市場のウェイトが高いため、英選挙結果を受けたユーロ高円安の流れもポジティブ視されているようだ。 <6268> ナブテスコ 3570 +145大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も3640円から4000円に引き上げた。主力製品の精密減速機の受注回復を株価が織り込み始める局面に入ると考えているもよう。精密減速機の主用途であるロボット向けは、直近半年の動向やifo指数などのデータから大幅に需要が悪化する局面にはなく、今後は景気サイクルの循環回復に合わせ回復に向かう可能性が高いと判断しているようだ。 <6875> メガチップス 1984 -289急落。前日に業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益は従来予想の12億円から6.5億円に、純損益は2億円の黒字から15.5億円の赤字に下方修正している。連結子会社の米国IPO完了に伴う諸費用の発生、事業部門譲渡に伴う利益減のほか、特別損失では事業譲渡損や投資有価証券評価損を計上する。事業譲渡による特別損失発生などは織り込まれていたが、修正幅は想定より大きいとの見方が優勢に。 <6619> WSCOPE 1037 +114急伸。8月13日以来の株価4ケタ回復。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を920円から1110円に引き上げた。来期以降の車載用電池向けセパレータの出荷急増、車載専用ラインの本格稼働に伴う生産性改善などを織り込んで、業績予想を上方修正しているもよう。20年12月期営業利益は29.8億円から34.5億円、21年12月期は46.9億円から53.4億円に増額。 <2695> くら寿司 4870 -210大幅反落。前日に19年10月期決算を発表。営業益は54.7億円で前期比20.4%減、従来計画の71.3億円を下回る着地になった。国内既存店売上高が前期比3.8%減と伸び悩み、収益を押し下げる形となった。第3四半期までの状況から下振れは想定線だが、その幅は想定以上とみられる。また、20年10月期は56億円で同2.3%増益にとどまる予想。足元の既存店改善傾向からはやや期待外れといった見方にも。 《US》
関連銘柄 10件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
3,303
11/22 15:30
+92(%)
時価総額 312,457百万円
北陸最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営。1869年創業。石川県白山市に本社。グループ店舗数は950店舗超。調剤併設率の向上、生鮮食品の導入など品揃え強化を図る。 記:2024/10/20
5218 東証スタンダード
1,267
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 32,245百万円
光学ガラス専業メーカー。交換レンズ向け等の光学ガラス、エレクトロニクス用ガラス等の特殊ガラス等を手掛ける。キヤノンなどが主要取引先。製品の高付加価値化に取り組む。26.10期売上高320億円以上目標。 記:2024/10/26
6268 東証プライム
2,348
11/22 15:30
-10.5(%)
時価総額 284,258百万円
制御装置大手。精密減速機、鉄道車両用機器、航空機器、自動ドア、商用車用機器、油圧機器、舶用機器、包装機などを展開。太陽追尾駆動装置向けにも注力。中国の景気低迷響き、設備投資需要等弱含み。原価低減を図る。 記:2024/06/14
6444 東証スタンダード
157
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 17,536百万円
カーエアコン用コンプレッサー、空調室内ユニット等の製造・販売を行う自動車機器事業を展開。カーエアコン用コンプレッサーは世界シェアトップクラス。群馬県伊勢崎市に本社。熱マネジメントシステムの販売を強化。 記:2024/10/10
6619 東証プライム
327
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 18,031百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6875 東証プライム
5,630
11/22 15:30
+110(%)
時価総額 116,271百万円
ファブレスLSIメーカー。アミューズメント事業が主力。ASIC事業、通信事業も展開。任天堂などが主要取引先。新規の通信事業に経営資源投下。ASIC事業では画像処理・FA機器向けなどで製品開発進める。 記:2024/06/29
6966 東証プライム
763
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 150,566百万円
モーターコア製品等の製造・販売を行う電機部品が主力。リードフレーム、プレス用金型、平面研削盤等も手掛ける。福岡県北九州市に本社。車載用モーターコアで世界トップシェア。生産性向上、原価低減に取り組む。 記:2024/10/14
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
3,663
11/22 15:30
+64(%)
時価総額 14,375,561百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22