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コーセー、TDK、武田薬など

2019/8/1 16:14 FISCO
<8604> 野村 374.6 +31.0急反発。前日発表の第1四半期決算が好感される。純利益は558億円で前年同期比10.7倍、通期市場コンセンサス水準の過半に達した。ホールセール部門が大幅に回復、米国などでFICC収益が好調だった。投信販売手数料など営業部門も順調に拡大した。足元の株価推移から決算期待は高まっていなかったとみられ、見直しの動きに。なお、JPモルガン証券では投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げ。 <6762> TDK 9130 +660急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比1.7%減の250億円で、210億円程度であった市場予想を大幅に上回っている。スマホやタブレット、ノートPC向けにリチウムポリマー電池が好調、全体の下支え役となったもよう。7-9月期ガイダンスも各セグメントで前四半期比順調な拡大を見込んでいる。MLCCも車載向けに第2四半期以降の回復を見込んでいるようだ。 <8306> 三菱UFJ 539.1 +14.9反発。前日に第1四半期決算を発表、純利益は3911億円で前年同期比24.1%増益、通期計画に対する進捗率は43%の高水準となっている。比較的プラスの特殊要因が重なったとみられているが、高い進捗率を映して第2四半期での株主還元策などに対する期待は高まっているようだ。なお、米FOMCではFRB議長がややタカ派的な発言を行っており、米長期金利が上昇に転じていることも、メガバンクには支援となっている。 <4452> 花王 7709 -270大幅続落。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は864億円で前年同期比4.8%減益、先週末の観測報道の水準を30億円程度下回っている。天候不順の影響によるスキンケアの販売伸び悩みで、会社想定も下回ったもようだ。通期計画2250億円、前期比8.3%増は据え置いているが、消費増税前の駆け込み需要などを見込んでも、達成へのハードルは高まっているとの見方に。 <6981> 村田製 4889 +46反発。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は626億円で前年同期比29.9%増益、市場予想は100億円近く上回る水準になった。一過性利益が80億円程度計上されているものの、会社側の上半期計画1155億円は超過達成の可能性が高まっている。通信モジュールの収益性改善などが奏効した。MLCCの売上高は1年ぶりにプラス転換、7-9月期は一段の稼働率上昇を見込んでいる。 <4502> 武田薬 3904.0 +269.0急伸。前日に第1四半期決算を発表、コア営業利益は2830億円で前年同期比2.4倍となり、通期のコア営業利益計画は従来の8830億円から9100億円に増額修正している。エンティビオのグローバル販売とベルケイドの米国販売が好調に推移したほか、統合によるコストシナジーや経費削減の順調な進展が収益率の向上につながった。さらなる上振れ期待なども高まる形になっているようだ。 <6701> NEC 4695 +215大幅反発。前日に発表の第1四半期決算が好感される。調整後営業利益は76億円で前年同期の赤字から159億円の改善、会社計画も50億円程度上振れているもよう。構造改革効果の顕在化が大きく寄与している。また、国内ITサービスを始め、主要部門の受注高も総じて拡大基調となっており、通期業績の上振れ形態などは一段と高まる方向にも。 <4922> コーセー 17050 -1560急落。前日に第1四半期決算を発表、営業益は133億円で前年同期比24.2%減、市場予想を50億円程度下振れた。アジア売上は増加したものの、インバウンド低調などで国内が想定外に不調だった。マーケティングコストの増加なども利益を圧迫している。通期計画は前期比3.0%増と増益計画であり、下振れへの懸念が強まる形に。インバウンド関連の中心格として、同事業の想定外の悪化にはネガティブなインパクトが強い。 <9064> ヤマトHD 1973.0 -170.5急落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は61億円の赤字で前年同期比157億円の悪化。2四半期連続での赤字となった。ドライバーなどの人件費増加によるデリバリー事業の大幅な悪化が響く形に。値上げにより販売単価は上昇しているが、顧客離れの影響で取扱個数が伸び悩んでいる。6-7月も取扱個数の低迷が続いているもよう。通期予想は経常利益以下を下方修正で営業益は据え置きだが、下振れ懸念は強まる方向に。 <9505> 北陸電力 701 -81急落。前日に第1四半期決算を発表、経常益は56.5億円で前年同期比39.5%減、市場予想を60億円程度下回った。水力発電の減少や修繕費の増加などが背景。新たに公表した通期予想は200億円で前期比3倍の水準だが、七尾大田火力2号機の運転停止見通しなどもあり、市場予想を60億円程度下振れる。関西電<9503>の好決算などから、電力各社には底堅い決算も期待されていたが、想定比下振れ決算に失望感も。 《US》
関連銘柄 11件
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4922 東証プライム
6,620
11/22 15:30
-156(%)
時価総額 401,126百万円
大手化粧品メーカー。1946年創業。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリークなど有力ブランド多数。アジアなど海外でも事業展開。アルビオンを傘下に持つ。グローバル展開加速、独自商品の積極的な開発等に取り組む。 記:2024/10/14
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
8604 東証プライム
930
11/22 15:30
+1.4(%)
時価総額 2,942,114百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9505 東証プライム
891
11/22 15:30
-15.4(%)
時価総額 187,408百万円
北陸地盤の電力会社。富山県、石川県、福井県の北陸3県、岐阜県の一部に電力を供給。富山県富山市に本社。水力発電比率は国内トップ。バイオマス混焼比率の拡大など火力電源の脱炭素化図る。新事業領域の開拓に注力。 記:2024/08/06