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トヨタ自、旭化成、生化学など

2017/11/8 15:45 FISCO
<7203> トヨタ自 7254 +71続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は5222億円で前年同期比10%増益、ほぼ市場予想に対しインラインの着地。通期予想は1兆8500億円から、市場予想水準の2兆円に引き上げている。販売台数の減少を為替の円安でカバーする形となっており、決算数値にはサプライズはない。一方、発行済株式総数の1.5%に当たる4500万株を上限にした自社株買いを発表、需給面での買い安心感に繋がった。 <3672> オルトプラス 1084 +127急伸。同社について「17年9月期は「アイドルマスター」など主力スマホゲームの利用者が増え、採算改善。最終損益はトントンに改善。18年9月期も引き続きスマホゲームの課金収入が好調。増収増益。」と一部メディアが報じており、17年9月期及び18年9月期業績への期待感が先行したもよう。なお、11月9日に通期決算の発表を予定している。 <6326> クボタ 2031.5 -144.5大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は439億円で前年同期比4%増となった。市場予想は520億円程度であったため、大きく下振れる形になっている。想定よりも米国での販売が伸び悩む状況になっているようだ。会社側では通期計画を据え置き、年間配当金は30円から32円に引き上げているものの、通期計画達成はやや厳しくなっているとの見方も優勢に。 <7244> 市光工 1013 +150ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は23.2億円で前年同期比倍増、従来予想の20億円を上回った。第1四半期は7.2億円で低い進捗率が懸念されてもいたが、想定外の大幅な上振れ着地となった。据え置きの通期予想38億円の上振れも期待できる状況に。トヨタ自<7203>を中心にヘッドランプや電子ミラーなどの増収効果が拡大したほか、海外拠点の収益改善も継続しているようだ。 <6727> ワコム 656 +100ストップ高。前日に上半期の決算を発表、先に修正済みの通り、営業損益は15億円の黒字となり、前年同期9億円の赤字から大幅に収益が改善した。スマホ向け、タブレット向けともに販売が好調に推移している。説明会では、今後のペン搭載率の急拡大見通しを示しているほか、AIとの連携も視野に入れる構えを示唆しているもようで、一段の先行き期待にもつながっている。 <3179> シュッピン 3010 +433大幅反発。前日は好決算や株式分割発表も伸び悩む動きとなったが、本日は改めて評価が高まる形に。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」、フェアバリューも2200円から3300円に引き上げ。One to One マーケティングの効果による買取・販売の拡大、WEBマーケティングをフックとした店舗売上高の拡大などを評価で業績予想を上方修正、今期営業利益は会社計画14億円に対して16億円を予想。 <4912> ライオン 1963 -201大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益207億円で前年同期比約9%増となったが、7-9月期は89億円で同3%増と、増益率が鈍化してきている。天候要因によるサマー商品の需要鈍化、国内の一部カテゴリーにおける競争激化などで、市場の期待値は下回ったとみられる。オーラルケア事業は好調推移が続くものの、その他商品カテゴリーでの競争激化などが懸念される形になっているもよう。 <6104> 東芝機 808 +77年初来高値更新。上半期決算を発表している。営業利益は17.6億円で前年同期比23%増益、従来計画17億円をやや上回る着地となり、通期予想は52億円から54億円に上方修正。収益性の改善が進んでいるもようだ。年間配当金も12円から14円に引き上げ。第1四半期は赤字幅が拡大していたことから、想定通りの収益回復を確認で安心感が強まる。なお、受取解約金の計上によって経常利益の上振れ幅は大きくなっている。 <6927> ヘリオステクノ 918 +150ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は17億円で前年同期比58%増益となった。従来予想の8億円を大幅に上回った。第1四半期は赤字に転落していたこともあり、大幅上振れ決算にはサプライズが強まる形に。大型案件の完納や下半期予定分の前倒し納入などが背景。全般的な納入の前倒しにより、通期予想も従来の18億円から26億円にまで大幅上方修正。 <4548> 生化学 1535 -500ストップ安。腰椎椎間板ヘルニアを適応症とするSI-6603の米国フェーズ3試験において、主要評価項目である投与後13週での下肢痛軽減において、コントロール群と比較して統計学的に有意な改善効果が認められなかったと発表している。注目製品の早期戦略化期待後退が嫌気される形に。なお、前日に発表した決算では、上半期営業利益は22億円となり、通期予想の15億円を大幅に超過している。 <3407> 旭化成 1507.5 +100大幅続伸。前日発表の決算を評価する動きが継続。7-9月期営業利益は548億円で前年同期比34%増益、市場コンセンサスを約100億円上回っている。ケミカルやエレクトロニクス事業が想定以上に好調。通期予想は1650億円から1830億円に上方修正、ANスプレッドの下期前提は保守的で、さらなる上ぶれ期待も高まる形のようだ。説明会ではセパレータの高成長なども確認され、一段とポジティブな見方も強まる。 《DM》
関連銘柄 11件
3179 東証プライム
1,000
11/29 15:30
-12(%)
時価総額 23,208百万円
カメラ専門店「マップカメラ」の運営を行うカメラ事業が主力。時計専門店「GMT」、ロードバイク専門店「クラウンギアーズ」の運営等も。EC販売が中心。カメラ事業では動画配信中心にコンテンツの拡充を図る。 記:2024/10/11
3407 東証プライム
1,068
11/29 15:30
-3(%)
時価総額 1,488,719百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3672 東証スタンダード
90
11/29 15:30
-1(%)
時価総額 1,767百万円
ソーシャルゲームの企画・開発、運営を行う。運営タイトルは「ヒプノシスマイク」など。ゲーム支援事業なども手掛ける。他社タイトル等の開発受託、運営受託の拡大進める。ゲーム支援事業は事業運営体制を見直し。 記:2024/06/24
4548 東証プライム
797
11/29 15:30
-11(%)
時価総額 45,281百万円
関節機能改善剤、眼科手術補助剤、腰椎椎間板ヘルニア治療剤等を手掛ける医薬品事業が主力。エンドトキシン測定用試薬等のLAL事業も。開発・製造に特化し、販売は提携先に委託。関節機能改善剤のプレゼンス強化図る。 記:2024/10/05
4912 東証プライム
1,786.5
11/29 15:30
-2(%)
時価総額 508,140百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
6104 東証プライム
3,500
11/29 15:30
-105(%)
時価総額 88,820百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6326 東証プライム
1,873
11/29 15:30
-41.5(%)
時価総額 2,203,897百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6727 東証プライム
706
11/29 15:30
-12(%)
時価総額 103,076百万円
ペン・センサーシステムの提供等を行うテクノロジーソリューション事業が主力。ディスプレイ製品、ペンタブレット製品なども。高いブランド力が強み。ブランド製品事業では商品ポートフォリオの刷新など構造改革図る。 記:2024/10/06
946
11/29 15:30
+1(%)
時価総額 21,575百万円
フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7244 東証プライム
402
11/29 15:30
-8(%)
時価総額 38,738百万円
1903年創業の自動車用ランプメーカー。仏ヴァレオ傘下。トヨタ自動車、日産自動車などが主要納入先。自動車用バルブ、ワイパー等の製造・販売も。ミラー事業は23年に譲渡。価格転嫁で原材料費増への対応図る。 記:2024/09/03