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決算を手掛かりとした個別対応に向かわせる

2023/7/31 8:40 FISCO
*08:40JST 決算を手掛かりとした個別対応に向かわせる  31日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだ。28日の米国市場はNYダウが176ドル高、ナスダックは266ポイント高だった。6月の米個人消費支出(PCE)は、コア価格指数の伸びが予想以上に鈍化し、インフレ鈍化傾向を再確認したため買いが先行した。また、ソフトランディング期待も買い材料となった。さらに、プロクター・アンド・ギャンブルやインテルの好決算を受け投資家心理が改善。金利の低下でハイテクの買いも再燃し相場上昇を後押しした。シカゴ日経225先物清算値は、日中大阪比325円高の33095円。円相場は1ドル140円80銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付き後ほどなくしてリバウンド基調が強まり、一時33140円まで買われる場面が見られた。先週末は日銀の金融政策決定会合での政策修正を受けた荒い値動きだったが、日銀トレードは一巡し、仕切り直しの流れに向かわせそうだ。  米国では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が今後の金融政策はデータ次第としており、今週発表される雇用統計などの重要な経済指標の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすい面はある。一方で、指標の結果を受けて追加利上げ観測が後退する可能性が意識されやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。  決算発表が本格化するなか、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせるものの、指数インパクトの大きい値がさ株の決算影響から軟化する場面においては、その後の切り返しを想定した押し目を狙いたいところであろう。日経225先物は節目の33000円を回復してきたことから、同水準での底堅さを見極めつつ、7月の戻り高値水準を意識してくる可能性はあると考えられる。  なお、28日の取引終了後に決算を発表したところでは、下方修正したファナック<6954>の値動きが警戒される一方で、コマツ<6301>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>、NEC<6701>、ANA<9202>、ジェイテクト<6473>、積水化<4204>、グローバルセキュ<4417>、OLC<4661>などの動向が注目されそうだ。 《AK》
関連銘柄 10件
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4,885
11/22 15:30
-205(%)
時価総額 37,331百万円
標的型メール訓練サービス等のサイバーセキュリティ事業が主力。セキュリティ人材事業、セキュリティ教育事業も。持分法適用関連会社にブロードバンドセキュリティ。販路拡大、サービスラインナップの拡充等に注力。 記:2024/09/01
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6473 東証プライム
1,086.5
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 372,980百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6526 東証プライム
2,360
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 423,382百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02