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エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか

2022/8/25 8:23 FISCO
*08:23JST エヌビディアの時間外の下落が重荷も、買い戻しが入りやすいタイミングか  25日の日本株市場は、値ごろ感からの買いが見込まれるものの、次第にこう着感が強まりそうだ。24日の米国市場はNYダウが59ドル高だった。金利上昇を警戒した売りが先行したものの、7月耐久財受注統計でコア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回ったことなども材料視され上昇に転じた。その他、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の28460円。円相場は1ドル136円90銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。一方で、取引終了後に決算を発表したエヌビディアが時間外で売られており、指数インパクトの大きい値がさ株などへの重荷となることから、上値は限られそうである。また、米国の主要な株価指数は概ね25日線水準での底堅い値動きだったこともあり、テクニカル面で押し目買いが入りやすい水準だったと見られる。日経225先物はナイトセッションで一時28240円まで売られる場面が見られたが、25日線を支持線として意識した格好からのリバウンドを見せていた。  いったんは調整一巡感が意識されるものの、底打ち感は強まらず、積極的なリバウンド狙いの動きは限られそうである。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、狭いレンジでの推移になろう。とはいえ、押し目待ちの買い方にとっては日経平均の25日線水準までの調整によって買いを入れやすくなったと見られる。また、7月下旬以降の強い相場の中で日経平均の下落を想定したポジションが積み上がっていたが、ショートカバーを入れやすい水準まで下がってきたであろう。この水準からポジションを積み増すというよりは、カバーが中心になると考えられ、結果的には下支えとして意識されやすい。  また、エヌビディアが時間外で5%近く下落しているものの、25日の米国市場でアク抜け的な動きを見せてくる可能性も期待される。26日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演を前に、いったんはショートカバーも意識されそうであり、直近で売り込まれていた銘柄などへは短期的なリバウンドを想定した動きも入りそうである。また、マザーズ指数は25日線からのリバウンドを見せてきたこともあり、中小型株へは値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 《AK》