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日経平均は続落、米CPI前に手仕舞い売り、主役はしばしアフターコロナ

2021/6/9 12:20 FISCO
*12:20JST 日経平均は続落、米CPI前に手仕舞い売り、主役はしばしアフターコロナ  日経平均は続落。95.27円安の28868.29円(出来高概算4億9293万株)で前場の取引を終えている。  8日の米株式市場でのNYダウは小幅に続落し、30ドル安(−0.08%)となった。米労働省が発表した4月の雇用動態調査では、非農業部門の求人件数が928万6000件と過去最高を更新。労働市場の改善を背景に景気循環株の一角に買いが入った。また、長期金利も1.5%台前半にまで低下したことで、ハイテクの一部も買われ、ナスダック総合指数は0.31%上昇した。一方、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は0.64%の下落となった。ただ、5月米消費者物価指数(CPI)を前に様子見ムードが強く、大勢はもみ合い展開だった。本日の日経平均は62円安でスタートすると、値がさ株を中心に下落するなか、一時は28801.83円と、下げ幅を160円にまで拡大。ただ、その後は下げ渋って、28800円台でのもみ合い展開が続いた。  個別では、SOX指数の軟化を背景に、レーザーテック<6920>が6%安と大幅に続落。証券会社による格下げを受けたダイキン<6367>が売られたほか、第1四半期決算が出尽くし感に繋がったストリーム<3071>は、上昇して寄り付いたものの、大きく売りに押された。一方、業績上方修正を材料にクミアイ化<4996>が急伸。天藤製薬の子会社化を発表したロート製薬<4527>も大幅に上昇した。そのほか、国内でのワクチン接種進展を好感したアフターコロナ関への物色から、婚礼サービスを手掛けるT&Gニーズ<4331>やツカダGHD<2418>、アパレル関連でオンワードHD<8016>、AOKIHD<8214>、なども大きく買われている。  売買代金上位では、レーザーテックのほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、などの半導体関連のほか、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ダイキン、日本電産<6594>、信越化<4063>、エムスリー<2413>など、値がさ株を中心としたグロース(成長)株も大きく売られている。また、米長期金利の低下を背景に三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの大手銀行株、利益確定の売りが優勢となった日本郵船<9101>など海運株も軟調。そのほか、リクルートHD<6098>、NTT<9432>、ソフトバンク<9434>、などの内需系も冴えない。一方、ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ<7203>が小幅ながらプラスとなっているほか、アフターコロナ関連への物色から、JAL<9201>、ANA<9202>、JR東海<9022>、JR東<9020>、などが堅調。  セクターでは、海運業、証券・商品先物取引業、保険業、パルプ・紙、電気機器などが下落率上位となっている。一方、不動産業、空運業、鉱業、陸運業、医薬品などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は40%となっている。  前場の日経平均は一度も29000円を超えることなく推移し、上値の重さが目立つ展開となっている。今晩の5月米消費者物価指数(CPI)を前に警戒感が強く、様子見ムードが強いなか、手仕舞い売りなども嵩んでいるようだ。先月に、いわゆる「CPIショック」を経験していることから、インフレに対する脅威は既にある程度は織り込んでいるとは思われるが、5月のCPIの伸びは、前月から更に加速することが見込まれており、やや警戒感が強まっているようだ。WTI原油先物が足元で1バレル70ドル台にまで大きく上昇してきていることも、そうした警戒感を助長しているのかもしれない。一方、足元の米長期金利はむしろ低下基調となっている。今回のCPIの結果を受けて、どう反応するかが注目される。  こうした様子見ムードが強いなかでも、国内でのワクチン接種スピードを好感した動きが引き続き活発だ。本日のセクター別騰落率ランキングでは、上昇率上位に不動産、空運、陸運と、アフターコロナを代表する業種が並んでいる。住友不動産<8830>の7%高という上昇ぶりをみると、本日の全体の軟調なムードを一掃してくれそうなくらいだ。大手百貨店の三越伊勢丹<3099>や高島屋<8233>なども上値追いの動きとなっており、昨年3月のコロナショック以降の高値を更新し続けている。  国内でのワクチン接種スピードは、1日当たりの接種回数が約60万回と、政府が目標にする1日100万回に徐々に近づいている。アフターコロナ関連は今まで短期的な物色はあっても、すぐに下落に転じてしまうことが多かったが、今回は5月第4週からと、すでに3週目の半ばに突入しているが、勢いが衰えていない。足元で、ハイテク・グロースから資源関連を中心とした景気循環株まで、総じて冴えないなか、いまや、これまで見向きもされなかったアフターコロナ関連が相場の唯一の主役となっている。FOMCが来週に控えるなか、もうしばらく、アフターコロナが主役の相場展開が続きそうだ。 《AK》
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2413 東証プライム
1,789.5
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時価総額 1,214,949百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
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時価総額 20,612百万円
ウエディングサービス会社。ゲストハウスウエディングやホテルウエディング等の挙式の企画、運営が主力。ホテルやレストラン、スパ、フィットネスも運営する。今期3Q累計は二桁の増収と伸長した。営業益は黒字転換。 記:2023/12/28
3071 東証スタンダード
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時価総額 3,081百万円
インターネット通販会社。家電小売販売サイト「ECカレント」を中心に自社サイトを手掛ける。アマゾンや楽天にも出店。コスト削減効果などにより、24.1期3Qはビューティー&ヘルスケア事業の損益が改善。 記:2024/01/15
2,315.5
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時価総額 918,772百万円
百貨店最大手。EC、カード・金融、不動産賃貸の強化にも取り組む。24.3期3Q累計は人流回復や訪日客増を追い風に都心店が売上を牽引。費用改革の効果も出て二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
4063 東証プライム
6,129
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-270(%)
時価総額 12,405,850百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
987
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ハウスウェディングの草分け。婚礼施設の運営受託やブティックホテルを育成へ。24.3期上期はホテルとハネムーン企画販売の好調を主因に計画比上振れ。婚礼は施行件数減を単価上昇で補う。通期では営業増益を見込む。 記:2024/01/17
4527 東証プライム
2,918.5
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+32.5(%)
時価総額 689,285百万円
大衆薬大手。目薬やスキンケア用品、内服薬などを手掛け、OTC目薬やリップクリームで国内首位。機能性食品や再生医療を育成。デジタル医療領域からのアプローチにも着手。主力商品や好調で、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/29
4996 東証プライム
792
4/19 15:00
-12(%)
時価総額 105,483百万円
大手農薬メーカー。除草剤や殺虫剤などの農薬製品を中心に、化成品や原体などを展開。国内は水稲栽培除草剤で首位。農薬及び農業関連事業は足踏み。24.10期1Qは化成品事業が堅調。ビスマレイミド類の出荷が伸長。 記:2024/04/07
6,111
4/19 15:00
-201(%)
時価総額 10,364,012百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
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時価総額 5,632,186百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6594 東証プライム
6,592
4/19 15:00
-180(%)
時価総額 3,930,704百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・商業・産業向けモーターに加え機器装置や電子・光学部品を展開。M&Aにより多分野での世界首位に意欲。産業・インフラ系需要の好調もあり、中間期は増収増益。 記:2023/12/27
6758 東証プライム
12,530
4/19 15:00
-230(%)
時価総額 15,801,357百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,484
4/19 15:00
-251(%)
時価総額 4,201,671百万円
半導体の動作を試験するテスター大手。メモリ向け世界トップシェア。ディスプレイ・ドライバーIC用テスタでもトップシェア。半導体・部品テストシステム事業部門はスマホ向けが足踏み。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/09
6920 東証プライム
34,350
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-3,160(%)
時価総額 3,238,724百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7203 東証プライム
3,522
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-80(%)
時価総額 57,461,384百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,455
4/19 15:00
-134(%)
時価総額 9,681,734百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
613
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-6(%)
時価総額 96,806百万円
アパレル大手。基幹ブランドは「23区」、「ICB」、「組曲」など。バレエ用品「チャコット」やメンズブランド「五大陸」も展開。クリック&トライサービス導入でOMOストア運営力を向上。3Q累計は利益急伸。 記:2024/01/26
8035 東証プライム
33,530
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-3,210(%)
時価総額 15,813,854百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,076
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-15(%)
時価総額 94,311百万円
大手紳士服販売店チェーン。量販店「AOKI」を全国展開する。婦人服も扱う。複合カフェやカラオケ等のエンタメやブライダルも手掛ける。今期3Q累計は2期連続の増収、増益。既存店が好調、通期予想を上回って推移。 記:2024/04/02
8233 東証プライム
2,218.5
4/19 15:00
-25(%)
時価総額 394,358百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、新宿、大阪、京都などに大型店を有し、海外ではシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。子会社の東神開発と「まちづくり」を推進。国内顧客とインバウンド好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/01/26
1,500
4/19 15:00
-17(%)
時価総額 19,922,993百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8,536
4/19 15:00
-77(%)
時価総額 11,734,362百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
8830 東証プライム
5,423
4/19 15:00
-115(%)
時価総額 2,581,814百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9020 東証プライム
2,858
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-54.5(%)
時価総額 3,242,149百万円
国内首位、世界でも最大級の鉄道会社。関東や東北地方を中心に、新潟県、山梨県、長野県、静岡県までが事業エリア。不動産や駅ナカでの物品販売、ホテルなども展開。全セグメント好調で、24.3期3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
9022 東証プライム
3,556
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-29(%)
時価総額 3,662,680百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。流通、不動産も。輸送実績では東海道新幹線が2桁増。在来線も増加。流通業は堅調。営業費の増加などをこなし、24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/04
9101 東証プライム
4,153
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+61(%)
時価総額 2,118,715百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9201 東証プライム
2,775
4/19 15:00
-61(%)
時価総額 1,213,075百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
2,958
4/19 15:00
-78(%)
時価総額 1,432,542百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9432 東証プライム
167.9
4/19 15:00
-1.9(%)
時価総額 15,203,398百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グループ再編でグローバル事業を強化。自動運転関連やIOWNの海外ビジネス展開に向けた取り組みを推進。中間期営業収益は過去最高を更新。 記:2023/12/25
9434 東証プライム
1,818
4/19 15:00
-5.5(%)
時価総額 8,703,030百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9983 東証プライム
40,520
4/19 15:00
-430(%)
時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,648
4/19 15:00
-228(%)
時価総額 13,177,152百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10