マーケット
4/25 15:15
37,628.48
-831.60
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 5:58:33
10,085,432
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は小幅に続落、材料難のなか方向感に欠ける動きも株高ムードは崩れない

2021/4/7 12:25 FISCO
*12:25JST 日経平均は小幅に続落、材料難のなか方向感に欠ける動きも株高ムードは崩れない  日経平均は小幅に続落。10.86円安の29685.77円(出来高概算5億3016万株)で前場の取引を終えている。  前日の米国株式市場では主要株価指数は小安く推移した。NYダウは史上最高値付近での利益確定売りが優勢となり、寄り付き後、下落。良好な雇用関連指標を受けて一時上昇する局面もあったが終日軟調となった。一方、長期金利の低下でナスダック総合指数は底堅く推移したが引けにかけて下落に転じた。方向感に欠ける米国市場の動きを受けて、前日400円近く下げていた日経平均は46.85円高と小高くスタート。上げ幅を170円超までに拡げる場面もみられたが、その後まもなく失速。一時はマイナスに転じる場面もあったが、再び上昇に転じるなど方向感に欠ける動きとなった。  個別では、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが買収提案を行うことが判明したと報じられた東芝<6502>がストップ高買い気配で終えている。また、前期末配当計画の引き上げを発表した古野電気<6814>、業績予想の上方修正を発表した日本郵船<9101>、三谷産業<8285>、アルインコ<5933>などが大幅に上昇している。国内証券による投資判断の引き上げがあったNEC<6701>も大幅高に。そのほか、業績期待の高い半導体関連の上昇が目立っている。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、トヨタ<7203>、SUMCO<3436>、アドバンテスト<6857>、日立製作所<6501>、富士通<6702>などが高い。  一方、特損計上で最終損益が赤字見通しとなったアルプスアルパイン<6770>が売られている。そのほか、売買代金上位では、マネックスG<8698>、ファーストリテ<9983>、武田薬品<4502>、キーエンス<6861>、エムスリー<2413>、信越化学<4063>、JR東海<9022>などが安い。  セクターでは、医薬品、証券・商品先物取引業、陸運業、銀行業、保険業などが下落率上位となった。一方、金属製品、鉄鋼、海運業、ゴム製品、ガラス・土石製品などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、値下がり銘柄は22%となっている。  前週から前日までの間に、バイデン米大統領の大型インフラ投資計画のほか、米雇用統計をはじめとした経済指標など一通りの材料を消化したことで手掛かり材料難となっているようだ。決定的な材料に欠けるなか日米ともに主要株価指数はこう着感を強めている。  前日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを上方修正したことで、想定内とはいえ、景気回復期待を手掛かりに、本日は鉄鋼や海運業、金属製品などの景気敏感株が上昇のけん引役となっている。むろん、これらは前日の下落率が大きかった分の自律反発という面も否めないが。  また、グロース(成長)株の見直し機運が高まるなかで真っ先に強い動きを見せていた半導体関連株は、こちらも前日に利益確定売りに押されてはいたが、本日は改めて大きく買われている。3月終わりから足元にかけては、バリュー(割安)株とグロース株との間で明確なパフォーマンス格差がなくなっている。旅行や飲食、百貨店など新型コロナウイルス第4波の影響が懸念される内需系のサービスセクターなどは厳しいが、それ以外のセクターについては、景気回復期待が強まるなかでどれも業績改善が見込まれており、株価パフォーマンスにも差がなくなっているようだ。  結局、日々の短期的な動きを見る限り、大きく売られたところが買われ、大きく買われたところが売られるという循環物色が主体のようだ。  4月に入って新年度相場入りともなれば、ニューマネーの流入を背景に強含みの展開が想定されていたが、どうやら、これから徐々に本格化する決算を見極めるまでは動きづらいということか。だとすれば、目先はこう着感の強い動きが続くかもしれないが、良好な決算が確認されれば、そこからの上昇ペースは意外と速いかもしれない。新年度相場入りで期末のリバランス売りなどが終わり、少なくとも需給は改善している。また、4月は世界的に株価パフォーマンスが良好な月として有名で、海外投資家が日本株を大きく買い越す傾向がみられる月だ。今は待機しているのかもしれないが、決算シーズンを挟んだ4月下旬頃からは大きく動いてくる可能性があると期待したい。  後場も材料難のなか引き続きこう着感の強い動きが予想される。前日にかけて調整もあらかた済んでいるため、仕掛け的な売りも想定しにくく、上値が重い一方、下値も堅いと見ておきたい。 《AK》
関連銘柄 21件
2413 東証プライム
1,883
4/25 15:00
-22.5(%)
時価総額 1,278,429百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3436 東証プライム
2,279.5
4/25 15:00
-61(%)
時価総額 798,224百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4063 東証プライム
6,308
4/25 15:00
-174(%)
時価総額 12,768,168百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4502 東証プライム
4,090
4/25 15:00
-45(%)
時価総額 6,471,505百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
5933 東証プライム
1,114
4/25 15:00
-5(%)
時価総額 23,437百万円
建設用仮設資材の製造・販売・レンタルを展開。住宅機器やフィットネス機器、無線機、プリント配線板なども手掛ける。建設機材関連事業は足踏み。レンタル関連事業は堅調。特別損失減少。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/02/10
6501 東証プライム
13,235
4/25 15:00
-475(%)
時価総額 12,819,050百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6701 東証プライム
10,750
4/25 15:00
-270(%)
時価総額 2,933,138百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6702 東証プライム
2,482.5
4/25 15:00
-38(%)
時価総額 5,141,526百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6770 東証プライム
1,347.5
4/25 15:00
+18(%)
時価総額 295,481百万円
電子部品のアルプスとカーナビのアルパインが経営統合して発足。センサ・コミュニケーション事業を成長領域に位置付け。モジュール・システム事業は増収。インフォテインメントの新製品等が貢献。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/10
6814 東証プライム
1,943
4/25 15:00
-5(%)
時価総額 61,972百万円
船舶機器メーカー。航海機器や魚群探知機、無線機器、衛星通信機器等の船舶用電子機器を製造、販売する。産業用電子機器も提供。今期3Q累計は船用事業が全地域で販売が拡大した。生産効率改善等により利益率も増加。 記:2024/01/27
6857 東証プライム
5,342
4/25 15:00
-93(%)
時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
64,580
4/25 15:00
-1,340(%)
時価総額 15,706,373百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
33,360
4/25 15:00
-1,230(%)
時価総額 3,145,381百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7203 東証プライム
3,497
4/25 15:00
-121(%)
時価総額 57,053,510百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8285 東証スタンダード
384
4/25 15:00
-5(%)
時価総額 23,721百万円
情報システム、樹脂・エレクトロニクス、化学品等を扱う総合商社。化学品貯蔵タンクを自社で保有。樹脂・エレクトロニクス関連事業は工場稼働率が改善。情報システム関連事業は堅調。24.3期2Qは営業黒字転換。 記:2024/01/16
8698 東証プライム
821
4/25 15:00
-21(%)
時価総額 219,574百万円
大手ネット証券会社。マネックス証券を中核に、株式や先物・オプション、投信、債券、FXのオンライン取引サービスを提供する。NTTドコモと資本業務提携。今期3Q累計は国内と米国が堅調、増収、大幅増益となった。 記:2024/03/03
9022 東証プライム
3,589
4/25 15:00
-66(%)
時価総額 3,696,670百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。流通、不動産も。輸送実績では東海道新幹線が2桁増。在来線も増加。流通業は堅調。営業費の増加などをこなし、24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/04
9101 東証プライム
4,109
4/25 15:00
-63(%)
時価総額 2,096,268百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10