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日経平均は続伸、30年半ぶり29000円回復

2021/2/8 12:09 FISCO
*12:09JST 日経平均は続伸、30年半ぶり29000円回復  日経平均は続伸。598.99円高の29378.18円(出来高概算8億0713万株)で前場の取引を終えている。  前週末5日の米国株式相場は続伸。ダウ平均は92.38ドル高の31148.24ドル、ナスダックは78.55ポイント高の13856.30ポイントで取引を終了した。朝方発表された1月の雇用統計は予想を下回ったものの、1.9兆ドル規模の追加経済対策への期待感から寄り付き後、上昇。利益確定の売りに伸び悩む場面があったが、概ね堅調に推移した。  米国株高を受けた今日の東京市場は買いが先行した。米国株高が東京市場の株価支援要因となり、また企業決算の発表が佳境となり、好業績銘柄への物色意欲が強く、株価を押し上げた。一方、先週末の日経平均が400円を超す上げとなった後ということもあり、利益確定売りが出やすかったが、前場は概ね買いが優勢の展開で、日経平均は1990年8月以来約30年6カ月ぶりに29000円台を回復した。  個別では、決算発表に加え投資ファンドのユニゾン・キャピタル系企業がTOBを実施すると発表し買付け価格1200円にサヤ寄せしたN・フィールド<6077>がストップ高買い気配となったほか、決算を発表した神戸鋼<5406>、ゴールドウイン<8111>が10%を超す大幅高となり、同じく決算を発表したA&D<7745>、UTグループ<2146>、日本製鉄<5401>、日曹達<4041>、洋缶HD<5901>、ホシデン<6804>、日本紙<3863>、クレハ<4023>、スシローGHD<3563>、オープンドア<3926>、ミネベアミツミ<6479>、セコム<9735>が上げた。決算発表銘柄以外では、JESHDと合弁会社を設立すると発表したNCHD<6236>、傘下の投資ファンドが特別買収目的会社を2社新設すると報じられたソフトバンクG<9984>などが上げた。  一方、決算を発表したダイフク<6383>、山一電機<6941>、日特殊陶<5334>、新日本製薬<4931>、JESHD<6544>、アニコムHD<8715>、電子材料<6855>が下げた。決算発表銘柄以外では、英半導体会社ダイアログの買収協議を行っていると発表し財務負担が警戒されたルネサス<6723>が下落した。  セクターでは、全業種が値上がりした。鉄鋼、鉱業、海運業、繊維製品、石油石炭製品などが値上がり率上位。東証1部の値上がり銘柄は全体の75%、対して値下がり銘柄は20%となっている。  日経平均が順調に上昇している。昨年1年間を見ると、2月のコロナショック前の日経平均の高値は1月20日の24083円(終値ベース、以下同じ)。先週末はこれを20%ほど上回る水準にある。だが、もちろん全ての株が上がっているわけではない。今回は業種別の株価を見てみる。  東証33業種について、コロナショック前の昨年1-2月につけた高値と先週末の水準を比べると、先週末段階でコロナショック前の高値を上回っているのは14業種。下回っているのは19業種。半数以上の業種がコロナ前の高値を未だに回復できていない。上昇率が大きい業種は電気機器で、コロナ前の高値を30%上回っている。以下、情報・通信が23%、海運、機械、サービス、小売が10%以上上回っている。一方、先週末の水準がコロナ前の高値に遠く及ばないのが鉱業。41%下回っている。以下、空運が35%、鉄鋼、石油・石炭、不動産、銀行、陸運、建設、繊維製品がコロナ前の高値まで10%以上届かない。  このように、全体相場が上昇する中でも、株価低迷を脱せない業種は多い。さらに、TOPIXグロースとTOPIXバリュー。TOPIXグロースはコロナショック前の高値より先週末で17%ほど高い水準にある。一方、TOPIXバリューは今日の前場にようやくコロナショック前の高値水準を上回ってきた。このように、日経平均が大きく上昇する中で、株式市場は思った以上に二極化や選別が激しい。今日の前場は全業種上昇だが、この相場が長く継続するわけではないだろう。また、二極化や選別はおそらく業種だけではない。次の機会があればさらに考えてみたい。  さて、後場の東京市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。好業績銘柄に対する物色意欲が旺盛で、下がれば買いたい投資家が多いとの指摘もあり、下値は固そうだ。一方、先週末に日経平均が400円を超す上げとなった後ということもあり、市場では上げピッチの速さが意識されており、上値追いには慎重になりそうだ。なお、今日は14時に1月の景気ウオッチャー調査が発表される。また、住友鉱<5713>、フジクラ<5803>、ワークマン<7564>、バンナムHD<7832>、ソフトバンクGなどが四半期決算発表を予定している。(小山 眞一) 《AK》
関連銘柄 29件
2146 東証プライム
3,525
3/28 15:00
-30(%)
時価総額 142,280百万円
製造業派遣・請負が柱。構造改革支援や技術者派遣も。24.3期3Q累計は半導体業界向けが停滞。だが株式報酬費用解消などで増益に。中計では26.3期に営業益2.2億円目指す。還元方針を配当性向6割目安に変更。 記:2024/03/11
3563 東証プライム
2,898.5
3/28 15:00
-49.5(%)
時価総額 336,426百万円
回転すし最大手。「スシロー」を中核に、「みさき」やテイクアウトの「京樽」、寿司居酒屋「杉玉」を展開する。アジアでも事業展開。今期は大幅増収、増益スタートとなった。国内の「スシロー」が回復。海外は出店拡大。 記:2024/02/10
3863 東証プライム
1,169
3/28 15:00
-58(%)
時価総額 135,902百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
3926 東証プライム
816
3/28 15:00
-9(%)
時価総額 25,508百万円
旅行サイト会社。1500以上の旅行サイトを一括検索できる「トラベルコ」を運営する。多言語で掲載する「Traveiko」も運営する。今期3Q累計は3割の増収、利益は黒字転換した。コロナ禍の落ち着きが追い風。 記:2024/02/10
4023 東証プライム
2,724
3/28 15:00
-84(%)
時価総額 159,561百万円
化学中堅。電池材料やシェール掘削用PGAなどの機能製品に力注ぐ。家庭用ラップも。24.3期上期はPGAや家庭用ラップが堅調。だがEV用電池材料の低迷が痛手に。下期は電池材料増産に向けた整備費用を計上予定。 記:2024/01/14
4041 東証プライム
6,040
3/28 15:00
-180(%)
時価総額 173,638百万円
化学メーカー中堅。農薬や医薬品添加剤に強み。二次電池材料や半導体材料も。24.3期3Q累計は工業薬品や化成品の需要が振るわず。在庫適正化に向けて出荷調整の農薬も足踏み。営業外に持分法利益、為替差益を計上。 記:2024/02/15
4931 東証プライム
1,698
3/28 15:00
-57(%)
時価総額 37,110百万円
化粧品と健康食品、医薬品を製造、販売。スキンケアやメイク、ヘア向け製品、青汁やお茶、漢方薬、生薬等を企画、販売する。ブランド育成に注力。23年9月期は化粧品やヘルスケアが堅調に推移した。通信販売が増加。 記:2024/01/07
5334 東証プライム
5,007
3/28 15:00
-120(%)
時価総額 1,022,304百万円
点火ブラグや排ガスセンサなどの自動車部品が柱。セラミック製品や半導体装置製品も。配当性向4割目安。セラミック事業は伸び悩むが、自動車関連は堅調。新車組付け用製品は販売底堅い。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/04
5401 東証プライム
3,629
3/28 15:00
-135(%)
時価総額 3,448,715百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
5406 東証プライム
2,044
3/28 15:00
-78(%)
時価総額 810,131百万円
高炉国内3位。建設機械にも強い。アルミや素形材、機械、エンジニアリングも。配当性向は30%程度目安。鋼材は自動車向け需要が増加。価格改善等でアルミ板は販売価格が上昇。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/11
5713 東証プライム
4,483
3/28 15:00
+46(%)
時価総額 1,303,719百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
5803 東証プライム
2,230
3/28 15:00
+61.5(%)
時価総額 659,774百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
2,379.5
3/28 15:00
-165(%)
時価総額 482,710百万円
製缶で国内首位。包装容器関連機械や機能材料も。24.3期3Q累計は機能材料が足踏み。だが包装容器の値上げ進展。飲料充填も好調で増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。4月にマレーシアの受託充填会社を買収へ。 記:2024/03/12
6077 東証1部
1,198
6/17 15:00
±0(%)
時価総額 15,826百万円
精神疾患特化型の訪問看護を全国展開。精神疾患患者向け賃貸住宅提供支援も事業領域。居宅事業、住宅支援とも伸長し、21.12期1Qは大幅営業増益。ユニゾン・キャピタルのTOBにより、6月18日に上場廃止へ。 記:2021/05/30
6236 東証スタンダード
1,700
3/28 15:00
-61(%)
時価総額 7,966百万円
大型ベルトコンベアで国内トップ。立体駐車場装置の製作・販売も。24.3期2Qは立体駐車装置関連が増収。新設工事の納入の増加等が寄与。石灰石運搬設備の手直し工事などの費用減少により、コンベヤ関連は増益。 記:2023/12/25
6383 東証プライム
3,609
3/28 15:00
-9(%)
時価総額 1,370,806百万円
マテハン機器最大手。物流センターや倉庫、工場等の保管や搬送、仕分け、ピッキング等の物流ソリューションを提供。受注高は伸び悩むが、自動車生産ラインや空港向けシステムは売上堅調。24.3期3Qは小幅増収。 記:2024/03/05
6479 東証プライム
2,951
3/28 15:00
-21(%)
時価総額 1,260,316百万円
極小ベアリングに強み。モータや液晶用バックライト、アナログ半導体等も手掛ける。プレシジョンテクノロジーズ事業は増収。航空機関連の需要増でロッドエンドベアリングは売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
2,466
3/28 15:00
-21(%)
時価総額 218,867百万円
エレベーターサービス会社。エレベーターやエスカレーターの保守・保全業務とリニューアルを展開。国内シェア約9%。コスト競争力に強み。関西パーツセンター稼働で供給能力拡大へ。保守契約伸長し3Q累計は増収増益。 記:2024/02/22
2,684
3/28 15:00
+19.5(%)
時価総額 5,251,053百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6804 東証プライム
1,919
3/28 15:00
-46(%)
時価総額 124,178百万円
電子部品メーカー。コネクタやスイッチ等の機構部品に加え、マイクロホン等の音響部品、タッチパネル、無線機器を製造、販売する。情報通信部品に強みを持つ。今期3Q累計はアミューズメント向けが足踏みとなった。 記:2024/03/10
6855 東証スタンダード
2,656
3/28 15:00
+16(%)
時価総額 33,532百万円
半導体検査部品と電子管部品を手掛けるプローブカードメーカー。半導体製造の前工程で使われるプローブカードを中心に、陰極やフィラメント等の電子管部品も展開。海外向け主力製品の需要停滞で、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/09
6941 東証プライム
2,409
3/28 15:00
+20(%)
時価総額 56,202百万円
半導体部検査工程で使用されるICソケット製品や電子・電機向けコネクタ製品を提供。半導体テスト用ソケットの世界シェアは首位級。24.3期3Q累計はコネクタソリューション事業の車載機器向け製品が堅調。 記:2024/02/22
7564 東証スタンダード
3,985
3/28 15:00
-10(%)
時価総額 326,160百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
2,900
3/28 15:00
+69(%)
時価総額 80,751百万円
計測・計量機器メーカー。自動車開発に使うDSP機器も。子会社に半導体関連のホロン。医療・健康機器事業では米州が大口案件中心に売上が増加。24.3期3Qは増収増益。半導体関連事業が牽引。堅調な受注等が寄与。 記:2024/02/11
2,798
3/28 15:00
-105(%)
時価総額 1,863,468百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8111 東証プライム
9,604
3/28 15:00
-160(%)
時価総額 455,691百万円
スポーツアパレルメーカー。「ゴールドウイン」や「ノースフェイス」、「ヘリーハンセン」等のアウトドアブランドを展開。ノースフェイスなどの販売は計画通り進捗。営業外収益増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/22
572
3/28 15:00
-7(%)
時価総額 46,509百万円
ペット保険会社。アニコム損害保険を中核に、ペット保険を販売する。国内シェアトップ。主な販売チャネルはペットショップや販売代理店。今期3Q累計は堅調なペット飼育需要を追い風に、新規契約件数が伸長した。 記:2024/03/03
9735 東証プライム
10,960
3/28 15:00
-270(%)
時価総額 2,556,968百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9984 東証プライム
8,962
3/28 15:00
-87(%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10