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日経平均は続落、今晩の米国市場休場で様子見ムード広がる

2020/9/7 12:12 FISCO
*12:12JST 日経平均は続落、今晩の米国市場休場で様子見ムード広がる  日経平均は続落。78.51円安の23126.92円(出来高概算5億3198万株)で前場の取引を終えている。  前週末4日の米国株式相場は続落。ダウ平均は159.42ドル安の28133.31ドル、ナスダックは144.97ポイント安の11313.13ポイントで取引を終了した。8月雇用統計が予想を上回り寄り付き直後上昇した。しかし、ペンス副大統領がパンデミック救済策の合意なくとも政府機関閉鎖は回避することで民主党と政府は合意したとすると期待感が後退し下落に転じた。さらに、ハイテク株の下げが加速すると、安値を試す展開となった。しかしその後、下落の行き過ぎ感を受けた押し目買いに下げ止まり、引けにかけては下げ幅を縮小する荒い展開となった。  米国株安を受けた今日の東京株式市場はやや売りが先行したが、8月雇用統計が予想を上回ったことを受け、東京市場でも景気敏感株などに資金が向かい、日経平均はプラスに転じる場面もあった。しかし、今晩の米国市場がレイバーデーの祝日で休場となるため、海外勢の動向に対する不透明感から積極的な買いは手控えられ、引けにかけてやや軟調な動きとなった。  個別では、21年1月期連結営業損益を従来予想の10.00億円の赤字から4.00億円の黒字に上昇修正したクロスプラス<3320>、抗菌・抗ウイルス糸の研究開発開始が材料視された北日本紡績<3409>がストップ高買い気配となり、日本経済新聞で経営統合に向けた案が浮上していると報じられた青森銀行<8342>、みちのく銀行<8350>、21年3月期業績予想を上方修正したジオスター<5282>、日本経済新聞で「協働ロボット」の月間生産台数を21年中に現在の3倍に引き上げると報じられたファナック<6954>が上げた。  一方、米ハイテク株のデリバティブ取引が報じられこのところのハイテク株下落でパフォーマンス悪化が警戒されたソフトバンクG<9984>が下げ、21年7月期連結営業利益が前期比29.4%減予想と発表したアイル<3854>、今期増益率鈍化見通しなどで出尽くし感が優勢になったティーライフ<3172>が20%前後の大幅安となり、21年1月期上半期(中間期)連結営業利益が前年同期比20.8%減となったポールHD<3657>、20年10月期業績予想を下方修正したカナモト<9678>が安くなった。  セクターでは、鉄鋼、空運業、非鉄金属、その他金融業、海運業などが上昇率上位。一方、情報・通信業、建設業、食料品、その他製品、小売業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は37%となっている。  先週末の米国株式相場は続落した。市場では本格的な調整局面入りを指摘する向きもあるが、どうだろうか。株価を見ているだけでは分かりにくい。そこで、株式市場以外の金融資産の動きを見てみる。  今回は金(ゴールド)。金は経済や市場に対する警戒感が高まる場面で資金が向かいやすい「安全資産」としての側面を持つ。先週末のように株価急落場面では金が買われる傾向が強い。ところが、先週末、金は株価急落に対しほとんど無反応といってもよい値動きだった。大阪取引所の金先物(21年8月限)は、株価急落前の9月2日の日中取引で1グラム6621円だった。本日午前は6630円台と株価急落前とほぼ同水準。株価急落を警戒する動きは乏しいようだ。  再び株式市場内に視線を移してみる。「恐怖指数」とも言われるVIX指数。少し細かいが詳しく見ると、ダウ平均が一時1000ドルを超す下げとなった3日のVIX指数は前日比7.03pt高の33.60pt、翌4日には一時38.28まで上昇したものの、結局前日比2.85pt安の30.75ptで取引を終えた。4日の米国株式相場は続落したのだが、警戒感は早くも後退し始めたようにも見える。VIX指数の日本版とも言える日経VIはどうか。米株価急落を受けた4日には前日比2.68pt高の25.13と上昇したものの、安倍首相の辞任報道を受け日経平均が急落した先月28日の水準は上回らなかった。今日の午前は23pt台に低下している。警戒感は後退しているようだ。  金価格に表れているように、株式市場の外では株価下落に対する警戒感は思うほど高まっていない。また、VIXや日経VIの推移をみると、株式市場内でも警戒感は早くも後退しているようにも見える。こうした動きを見る限りにおいては、今回の相場下落は投資環境などの構造的な変化を映した本格的な調整相場入りではなく、株価上昇局面でのスピード調整と見る方が的確なのかもしれない。  さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。今日はレイバーデーの祝日で米国市場が休場となる。東京市場はレイバーデー明け後の海外勢の動向に対する不透明感から積極的な売買は手控えられそうだ。 《AK》
関連銘柄 11件
3172 東証スタンダード
1,390
4/19 13:58
±0(%)
時価総額 5,908百万円
自社企画の健康茶や健食、化粧品などの通信販売を展開。卸売事業、プロパティ事業も手掛け、複数のセレクトショップ通販サイトを運営。ルイボスティーの販売を強化。広告宣伝費の先行投資もあり、中間期は利益足踏み。 記:2024/03/04
3320 東証スタンダード
1,036
4/19 14:18
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時価総額 7,997百万円
アパレルメーカー。婦人や子供向け服飾雑貨の製造、量販店や専門店への卸売、紳士向けのOEM・ODM販売を展開。アパレル卸売は売上堅調。自社NB商品の販売が伸びる。売上原価は横ばい。24.1期3Qは収益伸長。 記:2024/01/27
3409 東証スタンダード
101
4/19 14:06
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時価総額 2,027百万円
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469
4/19 14:19
-13(%)
時価総額 17,895百万円
ゲームや遊戯機などのデバッグ(不具合の検証・検出)やネット投稿監視が柱。ECサイトの規約違反の出品物チェック等も。メディア・コンテンツ部門は売上伸長。M&A効果等が寄与。24.1期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/28
3854 東証プライム
2,712
4/19 14:18
-20(%)
時価総額 67,917百万円
独立系システム開発会社。中小企業向け在庫管理システム、EC業務支援システムに強み。パートナー紹介など良好な受注環境続く。システムソリューション事業は好調。増収効果等により、24.7期1Qは大幅増益。 記:2024/01/28
5282 東証スタンダード
354
4/19 14:17
-8(%)
時価総額 11,162百万円
建設用コンクリート製品大手。シールドトンネル用でトップシェア。土木コンクリ製品やカルバートに強み。大型プレキャスト製品の継手構造技術に定評。RC土木製品に注力。3Q累計は一服も舗装版等RC土木製品は拡大。 記:2024/02/23
6954 東証プライム
4,261
4/19 14:19
-77(%)
時価総額 4,301,680百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。24.3期2Qはロボット部門が増収。欧米はEV関連向け、一般産業向けともに堅調。 記:2023/12/11
8342 東証1部
1,910
3/29 15:00
-34(%)
時価総額 39,178百万円
青森県地盤の地方銀行。銀行業務やリース等の金融サービスを提供。子会社を通してカードサービスやリース、信用保証等も。株式等売却益、役務取引等収益は増加。営業経費は減少。22.3期3Q累計は増収増益。 記:2022/03/16
8350 東証1部
897
3/29 15:00
+12(%)
時価総額 16,267百万円
青森県地盤の地銀。県内2位。リースや信用保証も。道南にも支店。連結自己資本比率は8.19%。青森銀行と共同持株会社設立に関する最終契約を締結。資金調達費用、その他業務費用は減少。22.3期2Qは2桁増益。 記:2021/12/16
9678 東証プライム
2,643
4/19 14:19
-36(%)
時価総額 102,395百万円
建設機械レンタル大手。地盤改良など土木向けに強み。道路機械レンタルでトップシェア。北海道、東北、関東甲信越、九州で高シェア。北海道や九州沖縄地区のレンタル稼働状況好調もあり、23.10期実績は増収確保。 記:2024/01/26
9984 東証プライム
7,624
4/19 14:19
-252(%)
時価総額 13,135,801百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10