マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 5:44:35
15,155,265
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米中関係悪化を警戒も個別では見直しの動き

2019/5/13 12:10 FISCO
*12:10JST 米中関係悪化を警戒も個別では見直しの動き  日経平均は続落。107.21円安の21237.71円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えた。世界の金融市場が注目していた閣僚級通商協議では合意に至らなかったが、今後も協議が続くとの見方から買い戻す流れが期待されていたが、トランプ政権は、さらに3000億ドル規模の中国産品に対する制裁関税適用の準備を始めたと伝わり、先物主導で売り先行の展開。21200円を下回って始まった日経平均は、その後21127.93円まで下げ幅を広げる局面もみられた。その後はこう着感の強い相場展開の中、前引けにかけては下げ渋る展開をみせている。  東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗。セクターでは、その他金融、海運、鉄鋼、金属製品、精密機器、銀行が軟調。半面、パルプ紙、ゴム製品、輸送用機器、倉庫運輸、その他製品が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、東エレク<8035>が重石に。  日経平均は下げ渋りをみせているが、意外感のある下落スタートとなっており、手掛けづらさが意識されている。グローベックスのNYダウ先物は250ドル安程度で推移しており、3000億ドル規模の中国産品に対する制裁関税適用の準備を始めたとの報道が響いている。実施されれば米国は中国からの全輸入品に高関税を課すことになるため、米通商代表部(USTR)が詳細を公表すると予定している13日までは動きづらいだろう。  一方で、先週末に決算発表のピークとなり、好決算や自社株買い等を発表した企業への物色は活発である。日経平均は107円安であるが、ファーストリテ、ソフトバンクGなど上位5社で100円程度下押している状況である。東証1部の騰落状況も値上がり、値下り数が拮抗しているものの、若干ながら値上がり数が上回っている状況である。週明けの米国市場の反応次第では明日の相場への影響が警戒されるとはいえ、市場は比較的落ち着いているようである。引き続き指数インパクトの大きい銘柄などはトランプ大統領のツイッター発言に振らされやすい一方で、個別では見直しの動きも意識されやすいだろう。 《AK》
関連銘柄 4件
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17