マーケット
11/29 15:15
38,208.03
-141.03
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/29 21:38:12
14,603,450
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

大野芳政:異常な状態か、あたりまえの状態かは、気の持ちよう次第【FISCOソーシャルレポーター】

2023/5/29 17:00 FISCO
*17:00JST 大野芳政:異常な状態か、あたりまえの状態かは、気の持ちよう次第【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「大野芳政」氏(ブログ:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年5月27日5時に執筆 証券アナリストの大野芳政と申します。 私は過去に投資顧問でアナリストをしていましたが、今は一般企業に勤めるごく普通のサラリーマンです。一般の会社員なら、本業をしながら副業として株式投資でお小遣いを稼ぐことを夢見る方も多いのではないでしょうか。しかし、サラリーマン投資家は日中、相場を見ることができないという大きなハンデがあります。でも、発想を転換すると、それが武器にもなるのです。相場を見ることができないということは、値動きに一喜一憂しなくて済むということです。トレーダーが失敗する理由は、値動きに感情が支配されてしまうことです。なので、銘柄選びをしっかりすれば、あとは機械的に売買することで自然と資産は増えていくのです。 銘柄選びの秘訣はずばり需給を読むことです。特に機関投資家の動向を読むことが肝要です。彼らはアナリストレポートの株価レーティングをもとに投資銘柄を選定します。つまり、株価レーティングを分析すれば、必然的に儲かる銘柄が発掘できるのです。 私は投資顧問で勤務していた頃から、玉石混交のアナリストレポートから「玉」を見分けることが得意でした。その経験を活かして、少しでもサラリーマン投資家の皆様のお力になれるような情報を発信していきます。 -------------------------------------------------------------------------------- おはよしまさ(/ω\) 私のTwitterでも発信していますが、仕事関係で名古屋に出張に行ってきました。 予定より早く到着したので、ホテルの隣にある神社で読者の皆様の勝負運を祈ってまいりましたよ♪コロナ禍の頃は、新幹線も好きな席に座れるくらいガラガラでしたが、先日はコロナ前に戻ったといっても過言ではないくらいに混んでいました。これまでの異常な状態から、やっとあたりまえの状態に戻ったといった感じでしょうか。 日経平均株価も3万円を超えたあとも上昇が止まらず、一見すると異常な状態です。ただ、考え方によっては、長年割安に放置されていた日本株が、やっと正常な状態に戻ったとの見方もできます。コップに水が半分しかないと思うのか、まだ半分もあると思うのかではないですが、ちょっとした捉え方の違いだけで、まったく逆の見方になるんですね。異常な状態なのか、あたりまえの状態なのかは、気の持ちよう次第。日常の風景も自身の気の持ちようでガラッと変わるということです。 だから、私は過熱感や売られ過ぎといったことを考えて、投資判断をしないようにしています。ファンダメンタルズを前提に売買するような長期投資にとっては、逆張りするために大事なことかもしれませんが、私のような短期のスイングトレーダーには逆にノイズになってしまいます。短期投資で勝ち続けるには、自身の感情や思い込みが邪魔になるからです。上昇している銘柄がまだ上がるだろうと欲が出てしまったり、株価が急落しても無理矢理上がる理由を探して、なかなか損切りできずに塩漬けになってしまったりしますよね。 だから、私は売買のルールを決めて、機械的にトレードするようにしています。そうはいっても相場を見ていると、どうしてもルールを破ってしまいがちです。仮にルールを破って、結果いい方に転んだとしても、それを今後も継続することはできません。そのうち、大きな失敗につながります。そう考えると相場を見ることができないサラリーマン投資家って有利だと思いませんか?だから、私は株価レーティングから今後1~2週間でパフォーマンスが期待できそうな銘柄を絞り込み、売買のタイミングなどは機械的に行っています。 今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。 〇岩井コスモ証券 三井不<8801> 新規A 目標株価3,200円 FPパートナー<7388> 新規A 目標株価9,000円 クレディセゾン<8253> 新規A 目標株価2,500円 〇いちよし証券 JSP<7942> B→A フェアバリュー1,700円→2,500円 〇野村証券 鹿島建設<1812> Neutral(中立)→Buy(買い) 目標株価1,750円→2,500円 日本製紙<3863> Neutral(中立)→Buy(買い) 目標株価1,010円→1,560円 マツキヨココカラ<3088> 新規Buy(買い) 目標株価9,200円 三越伊勢丹<3099> Neutral(中立)→Buy(買い) 目標株価1,250円→1,780円 ZOZO<3092> 新規Buy(買い) 目標株価3,500円 〇三菱UFJMS証券 クレディセゾン<8253> Neutral(中立)→Overweight(強気) 目標株価2,040円→2,620円 〇東海東京調査センター ツムラ<4540> 新規OUTPERFORM(強気) 目標株価3,870円 株価レーティングでは、「新規」や「格上げ」など派手なものに目が行きがちですが、意外と「継続」の銘柄に掘り出し物があったります。 そんな中、今後1~2週間程度のスイングトレードで面白そうだと、私が気になった銘柄はエスケーエレク<6677>です。東海東京調査センターが5月22日付で投資判断「Outperform(強気)」、目標株価2,700円を据え置いたことが伝わっています。 レポートでは、同社主要顧客である天馬微電子(Tianma)の中国・福建省厦門の第8.6世代TFTラインや、SDCの世界初の8.6世代のIT OLED量産に注目しているようです。そんななかでレポートに記載されている「PBR(株価純資産倍率)が低いことから、東証の要請に応じた是正を検討していると見られる」との文言がなぜか引っかかりました。あくまで推測なのか、何か知っているのかは分かりませんが、アナリストの言葉尻にも注意しているとこうした発見ができることがあります。地味な感じではありますが、じっくりと思惑買いを誘いながら、まずは株価2000円台を目指す動きに期待したいと思います。 ---- 執筆者名:大野芳政 ブログ名:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』 《TY》
関連銘柄 11件
1812 東証プライム
2,733
11/29 15:30
+20.5(%)
時価総額 1,444,817百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
2,099
11/29 15:30
-5.5(%)
時価総額 872,504百万円
大手ドラッグストア。マツモトキヨシHD、ココカラファインの経営統合で21年10月に誕生。ヘルス&ビューティ分野に強み。国内店舗数は3400店舗超。アジアを中心とするグローバル事業の拡大などに注力。 記:2024/08/27
3092 東証プライム
4,713
11/29 15:30
-44(%)
時価総額 1,416,134百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
2,130.5
11/29 15:30
-41.5(%)
時価総額 831,577百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
3863 東証プライム
864
11/29 15:30
+10(%)
時価総額 100,444百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4540 東証プライム
4,821
11/29 15:30
-24(%)
時価総額 370,050百万円
漢方薬最大手。1893年創業。医療用漢方製剤で国内トップシェア。高齢者、がん、女性関連が重点領域。大建中湯や補中益気湯、抑肝散などが主力。メディカルサイトの拡充、中国における生薬・飲片の売上拡大図る。 記:2024/10/20
6677 東証スタンダード
1,912
11/29 15:30
-17(%)
時価総額 21,736百万円
大型フォトマスク専業メーカー。京都府京都市に本社。FPD用大型フォトマスクで国内トップシェア。RFIDなどのソリューション事業も。海外売上高比率が高い。大型フォトマスク事業では生産能力の向上などに注力。 記:2024/10/14
7388 東証プライム
2,855
11/29 15:30
-40(%)
時価総額 65,445百万円
無料FP相談サイト「マネードクター」、来店型店舗「マネードクタープレミア」を運営。30~40代の顧客に生命保険や損害保険を販売。保有契約件数は伸長も営業費用増が重し。26.11期売上高480億円目標。 記:2024/10/19
7942 東証プライム
2,083
11/29 15:30
-5(%)
時価総額 65,433百万円
発泡プラスチックの製造・販売を行う化学メーカー。三菱系。発泡ポリプロピレンなどのビーズ事業が主力。発泡ポリエチレンシート等の産業資材製品は高付加価値品が回復傾向。27.3期売上高1600億円目標。 記:2024/06/11
8253 東証プライム
3,579
11/29 15:30
-35(%)
時価総額 663,708百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
8801 東証プライム
1,254
11/29 15:30
-2.5(%)
時価総額 3,525,901百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30