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前場に注目すべき3つのポイント~配当狙いの押し目狙いの買いなどは入りやすいタイミングに~

2022/9/27 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~配当狙いの押し目狙いの買いなどは入りやすいタイミングに~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:配当狙いの押し目狙いの買いなどは入りやすいタイミングに ■日特殊陶、2Q上方修正 営業利益543億円←457億円 ■前場の注目材料:東京センチュリー、IT資産処分サービス海外拡充、独社買収でITAD新拠点 ■配当狙いの押し目狙いの買いなどは入りやすいタイミングに 27日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場はNYダウが329ドル安だった。英国政府が先週発表した大規模な経済対策によりインフレが一段と悪化、世界景気後退に繋がるとの警戒感から売り優勢の展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速の思惑から米長期金利が上昇したほか、ドル指数は2002年来の高値を更新するなど、ドル高も企業収益を圧迫するとの懸念に繋がり、さらなる売り圧力となり終日軟調で推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の26335円。円相場は1ドル144円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、昨日の日経平均は700円超の下落で節目の26500円を割り込んだことから、大幅な下げに対する自律反発の動きにとどまりそうであり、26500円に接近する局面では戻り待ちの売りが入りやすいだろう。一方で、明日は9月末の権利付き最終日となることから、戻り売りに押される局面においては、配当狙いの押し目狙いの買いなどは入りやすいタイミングになりそうだ。 また、日経平均構成銘柄の定期入れ替えに伴う需給要因も控えているため、足元で弱い値動きを見せている日本電産<6594>、HOYA<7741>、SMC<6273>などへは、パッシブファンドの買い需給を睨んだ上昇を想定した短期的な値幅取り狙いの動きなども意識されてきそうである。もっとも、S&P500は3カ月ぶりに年初来安値を更新してきたほか、VIX指数は3カ月ぶりに終値で30.00を上回ってきたため、先安観は強いだろう。短期的にはショートを仕掛けてくる動きも強まりやすい点は注意する必要がある。 ■日特殊陶、2Q上方修正 営業利益543億円←457億円 日特殊陶<5334>は2Q業績予想の修正を発表。売上収益は2757億円から2820億円、営業利益を457億円から543億円に上方修正した。自動車生産の回復が遅れ、新車組付用市場は厳しい状況であるものの、補修用部品市場、半導体製造装置用部品の好調な販売は想定線で推移しており、売上収益については予想近辺で着地する見込み。急激な円安への進行と、事業開発にかかる費用が上期計画値を下回り、下期に繰り越す見通しであることに加え、本社地区移転に伴う固定資産売却益(約19億円)が生じる。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(26335、大阪比+135) ・1ドル=144.60-70円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・東京センチュリー<8439>IT資産処分サービス海外拡充、独社買収でITAD新拠点 ・三井E&S<7003>IHI原動機の船舶用エンジン買収、きょうにも最終契約 ・JUKI<6440>AIメカテックに資本参加、19.56%取得、技術領域など協業 ・アイシン<7259>ITシステム子会社を吸収合併、デジタル活用・新事業創出を推進 ・日立建機<6305>欧州で電動機運用調査、日本人社員増員 ・横河電機<6841>欧州最大のグリーン水素設備参画、英シェルからMAC選定 ・ローム<6963>ロームと慶大、AIチップ開発、現場で即時に故障予知 ・シャープ<6753>コンビニ向けマルチコピー機で攻勢、コンテンツ印刷など用途開拓加速 ・住友ベークライト<4203>九州で顆粒封止材量産、半導体高密度実装用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・故安倍元首相の国葬 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
4203 東証プライム
3,639
11/29 15:30
-16(%)
時価総額 341,185百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
5334 東証プライム
4,634
11/29 15:30
-26(%)
時価総額 923,315百万円
自動車関連事業が主力。スパークプラグ、排気ガス浄化システム用酸素センサで世界トップシェア。半導体製造装置部品、酸素濃縮装置等も。自動車関連分野は高付加価値製品の拡販図る。30.3期売上7500億円目標。 記:2024/06/03
6273 東証プライム
63,540
11/29 15:30
-1,760(%)
時価総額 4,280,626百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
6305 東証プライム
3,378
11/29 15:30
+4(%)
時価総額 726,658百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6440 東証プライム
386
11/29 15:30
-6(%)
時価総額 11,531百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
6594 東証プライム
2,755
11/29 15:30
-63(%)
時価総額 3,285,528百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6753 東証プライム
960.7
11/29 15:30
-22.8(%)
時価総額 624,846百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6841 東証プライム
3,333
11/29 15:30
-30(%)
時価総額 895,327百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6963 東証プライム
1,405
11/29 15:30
-35(%)
時価総額 567,283百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7003 東証プライム
1,528
11/29 15:30
-65(%)
時価総額 157,535百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7259 東証プライム
1,578
11/29 15:30
-21.5(%)
時価総額 1,276,640百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7741 東証プライム
19,260
11/29 15:30
-235(%)
時価総額 6,759,470百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8439 東証プライム
1,478.5
11/29 15:30
-14.5(%)
時価総額 727,589百万円
大手リース会社。情報通信機器に強み。不動産ファイナンス、売掛債権流動化等も。伊藤忠商事の持分法適用関連会社。ニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ。使用済みEV電池を用いた蓄電池システムの実証試験を開始。 記:2024/07/04