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レーサム、Vテク、ファイバーゲートなど

2023/3/29 15:16 FISCO
<9984> ソフトバンクG 5190 +302大幅反発。前日の米国市場でアリババのADRが14%の上昇となっており、買い材料視される展開になっている。アリババは、持ち株会社制に移行し、ネット通販やクラウド、物流など6つの事業グループに分割・再編すると発表している。事業会社ごとの資金調達やIPOなども選択肢に入れているもよう。組織再編による経営スピードの向上、中国政府による統制圧力の緩和などが期待される流れとなっているようだ。 <3861> 王子HD 532 +7もみ合い。23年3月期営業利益は会社予想である前期比13%減の1050億円に届かない可能性があるとの同社役員の見方が伝わっている。石炭や木材チップなど原材料の価格上昇を受けた価格転嫁の浸透が遅れていることが響くようだ。ただ、第3四半期累計が前年同期比38%減の595億円であったため、業績下振れ自体は想定線と捉えられている。一方、下振れの水準が不透明で、あく抜けムードが強まる状況にもなっていない。 <6406> フジテック 3225 +220大幅反発。取締役会において、内山高一氏を会長職から解職すること、同氏との間の一切の契約を解除することを決議したと発表した。内山氏を巡っては22年5月、大株主の香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」が創業家と会社の不適切な取引などの疑惑を公表し、6月の株主総会で内山氏の再任反対を呼びかけた経緯がある。内山氏は損害賠償を求める意向を表明しているようだが、ガバナンスの改善期待が先行する形に。 <8890> レーサム 1459 +204急騰。前日に業績・配当予想の修正を発表。23年3月期営業利益は従来予想の125億円から138億円に上方修正。資産価値創造事業において、大型物件の売却が実現したこと、想定以上の高い利益率で物件売却が進んだことなどが収益上振れの背景に。第3四半期累計では同64.9%減益であったことから、ポジティブなサプライズが先行。年間配当金も50円から55円に引き上げて前期比18円の増配となる。 <3663> セルシス 689 -26大幅反落。加賀FEIとの間の、子会社カンデラジャパン及びCandera GmbHが営むUI/UX事業譲渡に係る最終契約締結の協議を延長すると発表している。調整に時間を要すると判断したことが背景としている。締結日は3月末から4月末に変更しているが、状況によっては本取引の協議を中止する可能性があるともされている。事業譲渡の先行き不透明感が強まる状況になっているようだ。 <7717> Vテク 2713 +256急伸。大口受注の獲得を前日に発表している。海外大手ディスプレイメーカーが実施する新工場の競争入札に参加し、露光装置および検査装置について約100億円で落札、このたび受注したとしている。これまでの納入実績や独自のソリューションが高評価されたようだ。24年3月期および25年3月期での売上計上を予定。23年3月期売上高計画は440億円の水準であり、業績インパクトは大きいとの見方に。 <9450> ファイバーゲート 1065 +105急伸。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを1600円としている。主力のホームユース事業は、これまで既築物件向けが中心であったが、近年はハウスメーカーと提携し、新築物件向けにも提供を拡大中。また、自社製造のWi-Fi機器の原価高騰の影響も和らいでいるとして、今後、業績拡大ペースの加速が想定されると評価。24年6月期以降も2ケタの利益成長継続を予想している。 <3393> スターティアH 1553 +140大幅反発。前日に業績・配当予想の上方修正を発表。23年3月期営業利益は従来予想の15.1億円から17億円に引き上げた。情報セキュリティの主力製品である UTMを中心としたネットワーク機器導入など、ソリューション案件の需要拡大で収益性が向上しているもよう。年間配当金も従来計画の40円から41円に引き上げ。3月23日には純利益のみ上方修正し、その後はやや出尽くし感も強まったとみられる。 <2196> エスクリ 342 +16大幅反発。エシカルジュエリーブランドの先駆者であるHASUNAとの資本業務提携を発表。HASUNAが第三者割当方式で発行する普通株式を取得するもよう。今回の資本業務提携によって、同社運営会場やECサイトにおけるHASUNAのジュエリー販売、共同開発によるオリジナル商品の開発、新たな販路の開拓、HASUNA顧客に対する会場施設の案内などを行っていくもよう。シナジー効果の創出を期待する動きに。 <7044> ピアラ 676 +100ストップ高比例配分。前日に発表した新中期経営計画が評価材料とされている。最重要KPIとして2025年営業利益10-15億円を目指すとしている。23年12月期は1.7億円の計画であるほか、過去最高益も5億円の水準であることから、想定以上の成長スピードが意識される状況となっているようだ。マーケティングDX及び新規事業は23年第2四半期以降回収期に転換するとみている。 《ST》
関連銘柄 10件
2196 東証スタンダード
196
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 2,702百万円
都市部で多様なスタイルの婚礼施設を運営。オーダーメイド型の婚礼サービスを提供する。内外装工事も。衣装、装花など周辺領域の内製化。SBIHDやTKPと資本業務提携。婚礼単価が上昇。宴会堅調。広告費は抑制。 記:2024/08/03
2,254
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 23,081百万円
法人向けトータルサポートサービス「ビジ助」などのITインフラ関連事業が主力。デジタルマーケティングSaaS「Cloud CIRCUS」の提供等も。ITインフラ関連事業のストック商材取引社数は2.4万社超。 記:2024/08/30
3663 東証プライム
1,337
11/22 15:30
-47(%)
時価総額 48,494百万円
イラスト・マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」などのコンテンツ制作ソリューション事業が主力。DC3ソリューション等も。CLIP STUDIO PAINTはサブスク契約が順調に増加。 記:2024/06/25
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
6406 東証プライム
5,970
11/22 15:30
+152(%)
時価総額 471,033百万円
エレベーター・エスカレーターなど空間移動システムの専業メーカー。1948年設立。業界に先駆けて海外進出。海外売上比率は6割超。一貫体制が強み。グローバル生産・調達体制推進。新設事業の拡大などに注力。 記:2024/10/10
7044 東証スタンダード
274
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,952百万円
EC支援事業を展開。KPI保証サービスが主力。通販DXサービス、広告マーケティング等も手掛ける。ヘルスケア&ビューティ、食品市場が主要事業領域。通販DX事業ではSNSellマーケティングなどに注力。 記:2024/10/12
7717 東証プライム
2,319
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 23,325百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17
8890 東証スタンダード
5,890
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 171,287百万円
不動産売買などの資産価値創造事業が主力。賃貸管理や建物管理業務等を行う資産価値向上事業、宿泊施設の運営等を行う未来価値創造事業も展開。配当性向40%目安。海外富裕層との取引機会拡大等で業績向上図る。 記:2024/07/04
9450 東証プライム
903
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 18,596百万円
独立系Wi-Fiソリューション会社。集合住宅向けインターネット接続サービスの提供等を行うホームユース事業が主力。商業施設、交通機関向けフリーWi-Fiサービス等も。ビジネスユース事業では営業体制を強化。 記:2024/08/23
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17