マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 1:02:09
15,268,085
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

社長に訊く/飯村真由(10):アイレップ 紺野俊介社長(2/2)

2016/8/10 17:04 FISCO
*17:04JST 社長に訊く/飯村真由(10):アイレップ 紺野俊介社長(2/2) 上場企業の経営者に迫る!「フィスコリサーチアナリスト飯村真由の“社長インタビュー”」 ~第10回 紺野俊介社長(後半)~ みなさん、こんにちは♪フィスコリサーチアナリストの飯村真由です。 引き続き、アイレップ<2132>の紺野俊介社長に、経営統合後の展開についてうかがいたいと思います! 飯村:業績絶好調のなかでの経営統合を発表された印象ですが、その理由・狙いについて教えてください。 (参考;5月11日に、DACとの経営統合を発表済み。両社株は9月28日で上場廃止予定で、10月3日に新会社「D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社」を設立し、同日、東証2部に上場予定。代表取締役社長に現DAC社長の矢嶋弘毅氏、取締役副社長に現アイレップ社長の紺野俊介氏が就任予定。共同持ち株会社の株式移転比率は、DAC1:アイレップ0.83) ★DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281>)は、どんな会社?★ 「インターネット広告関連事業を展開。ブランディング目的など多様な利用が拡大している動画広告などに注力。インターネット関連事業およびインベストメント事業が共に拡大。」(以上、フィスコアプリより抜粋) 上場子会社としては、アイレップ以外に、スマホ向けメディア事業や投資事業などを手掛けているユナイテッド<2497>がある。 8月4日に発表された17年3月期第1四半期のDAC連結決算は、売上高が前年同期比21.7%増の385.47億円、連結営業利益が同17.5%増の8.03億円。DAC単体では、メディアサービス、特にスマートデバイス向け広告が牽引し、売上高が前年同期比17.4%増の221.31億円に伸長しました。 為替差損や一過性の損失計上等で連結ベースの純利益が大幅減となったことで、株価にとってはネガティブインパクトとなりましたが、連結売上高・営業利益が2ケタの伸びを見せており、本業は堅調と言えるでしょう。 紺野:互いの強みを活かすための経営統合であり、経営に困っているから統合するわけではありません!重複していた役割を整理し、親会社・子会社間での利益相反を避けようというのがきっかけでした。両社ともに業績好調ですので、“1+1=2ではなく3”にするような、ダイナミックな経営をすることが狙いです。DACは媒体社や広告会社とのパートナー関係をより深め、当社はエージェンシー機能を強化してクライアントへの幅広いサービスを提供するといった、それぞれの強みを伸ばすことで市場における確固たる地位の確立を目指していきます。また、海外展開においても今までバラバラだった方向性が一致することで、これまでできなかった意思決定が可能となり、グローバルプレイヤーと戦えるようになると考えています。 飯村:「1:0.83」という株式移転比率についてはどう感じていらっしゃいますか? (アイレップの株を100株保有している株主は、新しく設立される共同持ち株会社の株を83株もらえることになります。一方、DACの株を100株保有している株主は新会社の株を100株もらえることになります) 紺野:第三者委員会の意見を参考に決定したものですし、この比率についても納得のいくものと捉えております。当社にとって決してネガティブな統合ではありませんし、非常に前向きです!これまでの経営努力による業績改善に、経営統合によるメリットが加わることにより、当社の企業価値は向上するはずですので、将来性に期待していたければ嬉しく思っております。 飯村:経営統合におけるデメリットはないのでしょうか? 紺野:文化の違いという懸念はあります。とはいえ、すでに長年の協力関係による信頼はできあがっていますので、あまり心配はしておりませんし、圧倒的にメリットの部分が大きいことを確信しております。 飯村:最後に、投資家の皆様へメッセージをお願いします。 紺野:10月3日に設立する「D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社」では、副社長を務めさせていただきます。まずは東証2部に上場する予定ですが、ゆくゆくは東証1部の上場を目指したいと考えております。経営統合によりデジタルマーケティングエージェンシーとしてのプレゼンスを高めていく所存ですので、今後も中長期的なご支援をいただければと思います。 飯村:紺野社長、ありがとうございました☆ミ ~インタビューを終えて~ これまでアイレップは、どちらかというと配当よりも事業成長という方針(14年9月期の配当性向13.1%、15年9月期の配当性向12.9%)をとってきましたが、経営統合後はDAC側の配当性向(15年3月期の配当性向37.0%、16年3月期の配当性向28.8%)に近い形で設定される可能性も考えられそうです。 紺野社長は、とてもクレバーな経営者といった感じで、ビジネスに関するどんな質問をしても迷いのない答えがすぐに返ってきます。プライベートでは無類のゲーム好きのようで、「ポケモンGOやっていますか?」とお聞きすると、「もちろん!」と力強い返答がすぐに返ってきました(笑) インタビューのなかで、娘さんが誇れる仕事をしていたいと少し照れくさそうに語る姿にとてもホッコリしました♪ 経営統合後の新会社で副社長としてのご活躍に期待しています! ★お知らせ★ 7月22日に同社の「企業調査レポート」最新版をフィスコHP、FISCOアプリ&ウェブ、クラブフィスコのサイトにて公開していますので、そちらも是非ご覧ください。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 第11回も楽しみにしていてくださいね♪
関連銘柄 3件
2132 東証2部
644
9/27 14:59
-10(-1.53%)
時価総額 17,884百万円
SEMサービス、ソーシャルメディアマーケティングなどネット広告を手掛ける。博報堂DYグループとの協業で顧客は増加。16.9期上期は大幅増益。DACと共同持株会社設立で経営統合。9/28付けで上場廃止へ。 記:2016/06/07
2497 東証グロース
814
11/22 15:30
+39(5.03%)
時価総額 32,896百万円
スタートアップ企業への投資を行う投資事業、広告プロダクトの開発・運営等を行うアドテク・コンテンツ事業が柱。オンラインプログラミングスクール等も。100社超の未上場株式を保有。教育事業は生成AI領域に注力。 記:2024/10/13
778
9/27 15:00
-6(-0.77%)
時価総額 38,466百万円
ネット広告関連事業を展開。ブランディング目的など多様な利用が拡大している動画広告などに注力。17.3期1Qはフィンテックサービスの開発開始。グローバル取引などを推進し、大幅増収も減損損失が重しで経常減益。 記:2016/08/16