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「RIZAPグループ」誕生!1000億円企業へ!

2016/5/16 17:00 FISCO
*17:00JST 「RIZAPグループ」誕生!1000億円企業へ! 「RIZAPグループ」誕生!1000億円企業へ! ~今期17年3月期も営業利益2倍超予想~ みなさん、こんばんは。 フィスコリサーチレポーターの飯村真由です♪ パーソナルトレーニングジムRIZAPの親会社である健康コーポレーション<2928>が本日16日引け後に本決算を発表しました。以前から応援している企業であり、5月のYahoo!ファイナンスの株価予想に出している銘柄でもありますので、決算内容と同時に開示されたリリースについてまとめたいと思います。 ★前期は大幅な増収増益! 16年3月期は売上高554.48億円(前期比41.8%増)、営業利益50.66億円(同2.4倍)と大幅な増収増益で着地しましたが、売上高は601.30億円の計画から46.82億円ほど下振れる結果となり、配当については前回予想9.15円~9.63円を7.60円に修正しています。売上高の未達は、期中に予定していたM&Aの期ずれによる影響が大きく、また上場子会社の夢展望<3185>とSDエンターテイメント<4650>が想定を下回ったことが要因です。しかしながら、RIZAPが前年比で約2倍の増収、過去最高の大幅な増益となったことで、営業利益に関しては子会社の未達分を完全に吸収する形で期初予想を達成してきたことは高く評価できるでしょう。また、M&Aにおいても大幅なディスカウントでの取得を次々と成功させており、今後の業績貢献が期待できる点は非常にポジティブです。 ★RIZAPグループ新体制へ移行! 7月1日付で純粋持株会社制に移行し、商号を「RIZAPグループ株式会社」に変更することを発表しました!RIZAPグループの理念は、『「人は変われる。」を証明する』です!中期経営計画「COMMIT2020」で掲げた連結売上高3000億円、営業利益350億円という目標達成に向けて新体制に移行し、グループ全体戦略の構築と実行、グループ間シナジーの最大化、最適リソース配分、M&Aを含む機動的な事業再編、コーポレート・ガバナンスの更なる強化を図る方針です。また、商号についても、極めて高い認知度と好感度を誇るRIZAPブランドを持株会社の名称にすることで、爆発的に拡大を続けるRIZAPの顧客基盤を多面的なサービスの成長につなげていきたいとしています。同社の美容・健康食品の通販事業は、新設する「健康コーポレーション」(新設法人)に承継させる予定となっており、6月20日に開催予定の定時株主総会にて承認されることを条件として実施されます。さらに、新設する経営諮問委員会には外部の有識者として、竹中平蔵氏、藤田勉氏、松岡真宏氏の3名が就任する予定で、同社の経営戦略、経済・金融市場の見通しについて客観的な助言・指導を行っていくようです。 ★今期も営業利益2倍超の高成長! 今期17年3月期の売上高は1000.00億円、営業利益101.50億円を見込んでいます。RIZAPの海外展開の加速および「どろあわわ」などの通販商品におけるアリババとの提携による越境EC販売などグループ全体での海外事業の加速化に伴い、今期から国際財務報告基準(IFRS)を適用することから日本基準を適用していた前期実績値の増減率の記載はありませんが、単純比較においては売上高が前期比80%増、営業利益が同2倍と高い伸びを示しています!特に営業利益に関しては3年間で約5倍の驚異的な成長スピードとなっており、2期連続で2倍超の高成長をキープする見通しですが、M&A寄与分などを考慮すると保守的に見積もっているようにも感じられます。また、今後もM&Aやグループ各社の構造改革を更に推し進める方針で、RIZAPグループ全体の更なる成長が期待されますので「COMMIT2020」の前倒し達成などもあるかもしれませんね。(決算短信では、「早期達成について確信した場合には速やかに公表させていただき、中期経営計画の見直し及び新規策定を含めて検討してまいる所存です」と記載されています) ★今期営業利益2倍の価値とは? ここで、今期(2017年3月期)営業利益が前期比2倍という数字について、参考数値とともに比較してみましょう。 日経225採用銘柄のうち、2017年3月期の業績予想を発表している3月期決算企業(158社が該当)の場合、今期平均増収率は-1.0%、今期平均営業増益率は-5.2%となっています。 日経225に関しては足元の円高傾向によって保守的な業績予想を出している銘柄が多く、また同社は札証銘柄ですので比較対象とするには相応しくないかもしれません。 あくまで参考程度に受け止めていただければと思いますが、先行投資を行いながらも驚異的な利益成長を続けており、なおかつ株主還元にも積極的である点が同社の魅力ではないかと思います。 ★増資の中止は株価にとってポジティブ! 2015年3月2日に発行した第2回および第3回新株予約権(ターゲット・イシュー・プログラム「TIP・2015モデル」)については、同社が取得・消却を行うと発表しました。行使するか否かの決定権はもともと同社側にあり、発行当時に比べて飛躍的に業績が伸びていることから、本新株予約権は割安であると判断したようです。これは業績成長に対する強い自信の現れによるものであり、同社にとって賢明な決断と言えるのではないでしょうか。株価に関しても行使価格である800円が上値抵抗として意識されてきましたが、増資の中止の発表によりクリアになったことは非常にポジティブです!また、今期予想PERは12倍台へと低下しますので割安に感じられるでしょう。 今回、期待が向かっていた鞍替え発表はありませんでしたが、「RIZAPグループ」の誕生はホットなNEWSですね!来週23日(月)にグループ合同アナリスト説明会が開催される予定になっており、私も参加してまいります。また、説明会開催後に個別で取材させていただく予定ですので、RIZAPグループの成長ストーリーなどをお聞きしてきたいと思っています。
関連銘柄 3件
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時価総額 139,619百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27
3185 東証グロース
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時価総額 1,878百万円
アパレル事業が主力。ニューリーミー、ディアブルベーゼ、ディアマイラブなどのブランドを展開。ジュエリー事業、トイ事業も。RIZAPグループ傘下。アパレル事業では仕入の適正化等により、収益構造の改善図る。 記:2024/10/03
4650 東証スタンダード
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時価総額 2,501百万円
フィットネスクラブ、企業主導型保育園の運営等を行うウェルネス事業が主力。1918年創業。北海道札幌市に本社。RIZAPグループ傘下。オンラインクレーンゲーム等も。ウェルネス事業の成長戦略加速を図る。 記:2024/07/01