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【注目銘柄ダイジェスト】:ZOZOが大幅反発、村田製は大幅続落

2021/2/1 16:51 FISCO
*16:51JST 【注目銘柄ダイジェスト】:ZOZOが大幅反発、村田製は大幅続落 <9508> 九州電力 923 -46 急落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は863億円で前年同期比2.8倍と大幅増益になっている。一方、従来700億円としていた通期予想を取り下げており、業績下振れ懸念など先行き不透明感が強まる状況となっている。取り下げの背景は、卸電力取引市場の価格高騰などの影響によって収支が悪化しており、現時点での合理的な算定が困難なためとしている。 <9064> ヤマトHD 2857 +256 急反発。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は897億円で前年同期比79.2%増益となった。EC領域への対応力強化などによって宅急便の取扱個数が増加し、収益拡大につながっている。通期予想は従来の680億円から820億円、前期比83.4%増に上方修正。年間配当金も32円から35円に引き上げている。期待感などはそれ程反映されていなかったため、ポジティブな反応が先行する形に。 <5332> TOTO 6510 +720 急上昇。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は171億円で前年同期比38.1%増益、上半期の同39.3%減から一転して大幅増益に転じている。国内リモデル事業や中国・米国事業が好調となっているようだ。通期予想は従来の310億円から390億円、前期比6.1%増に上方修正している。通期計画の未達懸念もあったなか、想定以上の足元の収益改善をポジティブ視する動きが優勢に。 <6632> JVCKW 201 +27 急反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は20.6億円で前年同期比51.0%減益となっている。ただ、10-12月期は54.1億円で同5.3倍と急回復し、通期予想の20億円を超過する形に。通常、第4四半期に利益は偏重する傾向にあり、大幅な上振れが想定できる状況になっているもよう。カーナビやドライブレコーダーなどがアフターマーケット・OEMともに好調、米国子会社の無線システムの受注も順調に推移しているようだ。 <8005> スクロール 975 +150 ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は前年同期比2.5倍の63.7億円となっている。通期予想は従来の44億円から64億円、前期比3倍の水準にまで上方修正。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の拡大などで、通販事業、ソリューション事業およびeコマース事業の売上が好調に推移しているようだ。未定としていた期末配当金は44.5円にすると発表、年間配当金は52円で前期比42円の増配となる。 <9020> JR東 6561 -329 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は278億円の赤字、第1四半期や第2四半期との比較で、赤字幅は大きく縮小している。一方、通期予想は従来の5000億円の赤字から5350億円の赤字に下方修正、緊急事態宣言の再発出などが影響のもよう。また、中期業績目標も実質下方修正、23年3月期営業利益5200億円に代えて、26年3月期4500億円目標などが公表されている。 <6762> TDK 16090 -790 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は451億円で前年同期比11.6%増益、先行投資など販管費の増加もあって、市場予想に近い水準での着地に。通期予想は売上高を上方修正しているが、構造改革など一時的費用の計上で、営業利益は1100億円、前期比12.4%増を据え置いている。実質的には上振れとなるが、株価は計画比上振れを織り込んでいたとみられ、出尽くし感なども優勢となっているようだ。 <3092> ZOZO 3435 +502 大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は139億円で前年同期比2.3倍となり、100億円弱の市場予想を大幅に上振れている。アパレルが在庫処分早期化を進めるため、ZOZOTOWNの活用が進んでいるもよう。通期予想も従来の395億円から415億円、前期比48.8%増に上方修正、市場予想はほぼ会社計画線上であった。上振れ期待はそれほど織り込まれておらず、ストレートにポジティブな反応が強まる形に。 <6701> NEC 6430 +730 大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は624億円で前年同期比倍増と急拡大、市場予想も200億円程度上回っている。通期予想1500億円、前期比17.5%増は据え置いているが、90億円程度の超過ペースとなっているもよう。上半期までの未達懸念は大きく後退する状況になっている。5G基地局向けの本格化などによりNWサービスなどが拡大のほか、新型コロナのマイナス影響なども圧縮のようだ。 <6981> 村田製 9721 -334 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1084億円で前年同期比36.3%増益、市場予想を200億円強上回る着地に。通期営業利益も2500億円から2900億円、前期比14.5%増に再度の増額修正へ。通期見通しも市場予想を200億円程度上回っているが、3月からの調整を想定しており、1-3月期の収益水準は前四半期比鈍化を想定している。足元にかけて業績期待が高まっていたことで、短期的な出尽くし感が先行する形に。
関連銘柄 10件
3092 東証プライム
4,751
11/22 15:30
+61(1.3%)
時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
5332 東証プライム
4,027
11/22 15:30
-15(-0.37%)
時価総額 712,702百万円
水まわり住宅総合機器メーカー。1917年創立。福岡県北九州市に本社。国内トイレ市場首位。レストルーム、バス、キッチン、洗面商品等の製造・販売を行う。日本住設事業ではサステナブル高付加価値商品の提案を強化。 記:2024/10/08
6632 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+17.5(1.2%)
時価総額 242,392百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(-0.04%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(-0.35%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(-0.31%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
8005 東証プライム
1,046
11/22 15:30
-4(-0.38%)
時価総額 36,714百万円
生協組合員向け通販事業が主力。EC・通販事業者向け物流代行などのソリューション事業、eコマース事業、化粧品・健康食品ビジネス等も。27.3期経常利益80億円目標。ソリューション事業の領域拡大等に注力。 記:2024/06/04
9020 東証プライム
2,780
11/22 15:30
+1(0.04%)
時価総額 3,153,665百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(0.35%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9508 東証プライム
1,386.5
11/22 15:30
-34(-2.39%)
時価総額 657,456百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04