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【注目銘柄ダイジェスト】レオパレス21がストップ安、ソニーは大幅高

2019/2/8 17:49 FISCO
*17:49JST 【注目銘柄ダイジェスト】レオパレス21がストップ安、ソニーは大幅高 <6758> ソニー 4906 +193 大幅高。発行済み株式総数の2.36%に当たる3000万株、1000億円を上限に自社株買いの実施を発表。取得期間は2月12日から3月22日までで、市場買い付けで行う計画。これまでグループ再編に伴う自社株買いはあったが、株主還元目的では今回が初めてとなるもよう。10-12月期決算発表後、株価は一段安で、17年10月以来の株価水準となっていたが、経営陣の株価引き上げ意識が強く感じられる状況にも。 <4543> テルモ 6449 +319 急反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は785億円で前年同期比9%減となったが、10-12月期は309億円で同5%増、第1、第2四半期と減益が続いていたが、増益に転換する形に。愛鷹工場の出荷トラブルの影響はほぼ解消する形になり、来期の収益回復期待が増す展開になったようだ。注射器などのアライアンス事業が好調。また、3月末を基準として1株につき2株の割合での株式分割を実施することも発表。 <4901> 富士フイルム 4805 +141 大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は744億円で前年同期比46.5%増益、市場予想を100億円程度上回った。累計営業利益は1583億円で同28.6%増益、据え置きの通期計画2000億円に対して順調な進捗となっている。ヘルスケア事業の収益が大幅に改善しているほか、警戒されていたチェキの販売も想定以上に好調、ドキュメントの構造改革効果も続いているもよう。 <7731> ニコン 1627 -215 急落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は219億円で前年同期比18.6%増に。ほぼ市場予想通りの着地となった。一方、通期予想を修正した。売上高は7400億円から7200億円に下方修正した一方、営業利益は740億円から800億円に上方修正。ただ、訴訟和解金収入を計上したことが背景で、実質的には利益も80-90億円の下方修正とみられている。映像事業の苦戦が続く格好のようだ。 <3563> スシローGHD 7180 +680 急騰で上場来高値更新。前日に第1四半期決算を発表。営業益は40.9億円で前年同期比48.8%の大幅増。通期計画125.6億円、前期比7.2%増に対して順調にスタート。既存店売上高の好調が背景、価格改定や販促強化効果に加え、テレビ放映効果なども奏効した。野村證券では投資判断「バイ」継続、目標株価を7700円から7900円に引き上げ、今9月期営業益は会社計画を上回る140億円と予想する。 <7752> リコー 1089 -66 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は272億円で前年同期比4.4%増益、市場コンセンサス線上ではあるが、上半期の同2.4倍と比較すると増益率の鈍化が意識される形に。通期予想は850億円を据え置き、市場予想の950億円水準にはやや未達懸念も高まる状況へ。オフィスプリンティングが減収減益となっており、重しとなっているようだ。 <3407> 旭化成 1073.5 -80.0 急落。昨日の取引時間中に第3四半期の決算を発表、その後は売り優勢の展開になっている。10-12月期営業利益は524億円で前年同期比7.3%減益、第1、第2四半期の増益決算から減益に転じている。通期予想も2100億円から2010億円に下方修正、市場予想は会社計画をやや上回る水準であった。アクリロニトリルの市況見通しの下方修正が業績下振れの主因、ナフサ価格下落による在庫評価減なども重しに。 <4849> エン・ジャパン 3850 -435 急反落。前日に発表した第3四半期決算内容が嫌気されている。営業利益は第1四半期の26.8%増益、第2四半期の55.2%増益に対して、10-12月期は同3.0%増益に増益率が鈍化している。広告宣伝費や販促費の上昇のほか、「エン転職」の回復も市場想定よりやや鈍い状況にあるようだ。会社計画を大きく上回る今期業績コンセンサスの切り下がりが警戒される展開に。 <8848> レオパレス21 415 -100 ストップ安。同社施工物件に対する全棟調査の過程で、新たに法令違反が疑われる複数の不備が確認されたとし、430億円の特別損失計上を発表している。これに伴い、通期最終損益予想は50-70億円の赤字レンジから、380-400億円の赤字レンジに下方修正している。また、未定としていた配当金は無配にするとしている。財務リスクへの警戒感が高まる状況のほか、今後の業績回復シナリオも見直しを迫られる状況に。 <1893> 五洋建 546 -82 一時ストップ安。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は208億円で前年同期比0.9%の減益となった。上半期は2ケタ増益であったが、10-12月期は同25%減と大幅な減益に転じている。鉄骨価格の上昇、鋼材不足による工程遅延などで粗利益率が悪化したもよう。今後も工程遅延によるコスト上昇への懸念は残る形に。通期予想の上振れ期待などは低下の方向となっている。
関連銘柄 10件
1893 東証プライム
631.8
11/22 15:30
+9.3(1.49%)
時価総額 180,704百万円
海洋土木で国内トップ。陸上土木工事や建築工事も。東京国際クルーズターミナルなどで実績。シンガポールや香港など海外でも実績多数。建築部門は国内官庁向け中心に繰越高が増加。26.3期売上高6600億円目標。 記:2024/06/13
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(1.35%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3563 東証プライム
3,169
11/22 15:30
+10(0.32%)
時価総額 367,823百万円
回転寿司チェーン「スシロー」を全国展開する「あきんどスシロー」、「京樽」などを傘下に収める持株会社。海鮮三崎港、杉玉などのブランドも持つ。国内スシロー事業は好調。外食需要やインバウンド需要が回復。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4849 東証プライム
2,042
11/22 15:30
+4(0.2%)
時価総額 101,520百万円
総合転職情報サイト「エン転職」、人材派遣会社の集合サイト「エン派遣」などを運営。人材紹介「エンエージェント」、インドでのIT人材派遣なども。engage、人財プラットフォームの育成などに取り組む。 記:2024/10/13
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(-0.67%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(2.17%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8848 東証プライム
542
11/22 15:30
+16(3.04%)
時価総額 178,529百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸等を行う賃貸事業が主力。管理戸数は55万戸超。介護施設「あずみ苑」の運営等を行うシルバー事業も展開。物件メンテナンスなどに積極投資。入居率、稼働家賃単価の向上を図る。 記:2024/07/07