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【注目銘柄ダイジェスト】大日住薬がストップ高、シスメックスは年初来安値

2018/11/28 17:57 FISCO
*17:57JST 【注目銘柄ダイジェスト】大日住薬がストップ高、シスメックスは年初来安値 <4506> 大日住薬 3245 +502 ストップ高。抗精神病薬ラツーダの米特許侵害訴訟で和解成立と発表。これにより、ジェネリック品の参入は、2023年2月21日以降となり、特許切れによるラツーダの販売減少、それに伴う来期以降の大幅な業績悪への懸念が後退する形に。足元で特許延長への期待感は高まっていたものの、ショートポジションも大きいとみられ、正式発表受けてあらためて買い戻しの動きになり、親会社の住友化<4005>も買いが先行した。 <4452> 花王 8451 +386 大幅反発。直径が1万分の1ミリメートル単位の極細繊維を肌表面に吹き付けて形成する美容用の人工皮膚「ファインファイバー」を2019年に製品化すると発表している。シワを軽減するスキンケア商品などへの応用が有望とされ、既存の人工皮膚より通気性が高く、適度な透湿性も維持できるもようだ。前日に技術イノベーション説明会を開催しており、「ファインファイバー」のほか、5つの技術が紹介されているようだ。 <3360> シップHD 4220 -255 大幅続落。250億円のユーロ円建CBの発行を発表。転換価額は前日終値を18%上回る5280円、潜在的な希薄化率は9.5%となる。調達資金は、企業買収資金や借入金の返済などに充当するもよう。また、発行済み株式数の6.62%に当たる330万株、100億円を上限とする自社株取得枠の設定を発表しているが、本日の時間外取引ですでに買い付けを行っていることもあって、目先の需給期待にもつながっていない。 <4733> OBC 9790 +260 大幅続伸。一時9月26日の高値10490円に急接近する状況に。12月末を基準として1対2の株式分割を実施すると発表、買い材料視されている。1万円を超える高株価水準となっていることをネックに、これまで流動性は低位であった。最低売買金額の引き下げによる流動性の向上効果は大きいとの見方が先行しているようだ。 <3938> LINE 3945 +105 続伸。昨日は中国ネットサービスのテンセントとの提携を材料に大幅高となったが、前日には「LINE Fintech Conference」を開催しており、追加の支援材料につながった。LINE Payや金融サービスに関する新たな取り組みを多数発表。とりわけ、みずほFG<8411>との提携による銀行業への参入を表明しており、想定以上のスピードで進捗している印象などが強まる形に。 <3915> テラスカイ 3740 400 急伸。前日にマザーズから東証1部へ指定替えとなった。本日は朝のTV番組で取り上げられており、個人投資家中心に関心が高まっているもよう。セールスフォースに関連する事業が売上高の7割を占め、導入実績は3000件を超えるもよう。さらに、人手不足や働き方改革、コスト削減など最近の企業の悩みの種を解決するサービスとして需要も多く、クラウド市場の拡大とともに今後の成長が期待とされているようだ。 <6869> シスメックス 5750 -284 大幅反落で年初来安値。JPモルガン証券では医薬品・ヘルスケアセクターの業績モデルをアップデート、それに伴い、同社の投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を7100円から5900円に引き下げている。同社のファンダメンタルズの悪化はサプライズとし、ヘマトロジー機器、凝固、尿など基幹事業の状況改善には時間が掛かるだろうと指摘している。 <1824> 前田建 1158 -38 大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を1500円から1350円に引き下げている。バリュエーションは割安な水準だが、来期営業利益は減益予想に下方修正、業績はいったん踊り場になるとみている。施工能力の関係から受注が想定ほど伸びないとみられること、来期は完成工事が減少することでマージンの低下が見込まれることなどを背景としている。 <2371> カカクコム 2246 +127 大幅続伸。ドイツ証券では投資判断「ホールド」継続で、目標株価を2300円から2400円に引き上げた。ネット予約の拡大に向けて、これまで以上に販促を強化する方針であることを織り込み、今期営業利益は243億円、来期は260億円、21.3期は291億円と最高益の更新を予想するとしている。飲食店業のIT活用の広がり、食べログの媒体価値の再評価など、食べログの成長が業績拡大をけん引とみているもよう。
関連銘柄 11件
1824 東証1部
899
9/28 15:00
+8(0.9%)
時価総額 174,953百万円
ゼネコン準大手。脱請負に向けインフラ運営に力注ぐ。昨年3月に前田道路をTOBで連結子会社化。22.3期1Qは受注堅調。6月末単体受注残は6855億円(前年同月末比16%増)に。10月に持株会社制に移行へ。 記:2021/08/16
2371 東証プライム
2,385.5
11/22 15:30
+93.5(4.08%)
時価総額 472,849百万円
価格比較サイト「価格.com」や飲食店クチコミサイト「食べログ」が柱。求人検索エンジン「求人ボックス」を育成中。食べログの回復継続。求人ボックスの成長も続く。訪日客向けの飲食店予約サービスも開始。 記:2024/08/04
2,172.5
11/22 15:30
+45.5(2.14%)
時価総額 220,876百万円
医療施設向けに診療材料及び医療消耗品などの販売を行うメディカルサプライ事業が主力。調剤薬局の運営や介護付有料老人ホームの運営等も。メディカルサプライ事業は売上順調。新規SPD受託施設の稼働が順調。 記:2024/06/15
3915 東証プライム
1,940
11/22 15:30
-8(-0.41%)
時価総額 25,061百万円
セールスフォースやAWSなどのクラウドサービス導入支援等を手掛ける。Salesforceの導入支援では国内トップクラスの実績。Salesforce開発等は順調。NTTデータとの協業進化などを図る。 記:2024/10/21
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(0%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(-0.98%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(0.16%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(-0.33%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
7,090
11/22 15:30
+110(1.58%)
時価総額 534,614百万円
会計ソフト開発会社。財務会計や人事、給与等の会計パッケージソフト「奉行シリーズ」をクラウド中心に提供。中堅・中小企業がターゲット。クラウドなど成長分野への投資を継続。高付加価値サービスの提供に注力。 記:2024/10/21
6869 東証プライム
3,177
11/22 15:30
+45(1.44%)
時価総額 1,999,518百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
3,835
11/22 15:30
-13(-0.34%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27