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2日の中国本土市場概況:上海総合は0.02%高で続伸、金融株安で上値は限定

2023/2/2 16:50 FISCO
*16:50JST 2日の中国本土市場概況:上海総合は0.02%高で続伸、金融株安で上値は限定 2日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比0.75ポイント(0.02%)高の3285.67ポイントと小幅ながら続伸した。昨年8月17日以来、約5カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。 中国景気の持ち直し期待が持続する流れ。リオープン(経済再開)の進展、当局の経済支援スタンスなどが支えだ。1月31日に習近平・総書記(国家主席)が主宰した共産党中央政治局の研究会では、科学技術の「自立自強」ペースを拡大すると強調し、消費拡大に向けて長期戦略を確立するとの戦略が表明されている。また、米金融引き締めの警戒感が後退し、米10年債利回りが急低下していることも好材料だ。ただ、売り圧力が意識される中で上値は重い。1月の本土市場では、上海総合指数の累計騰落率はプラス5.4%となり、2010年以降で最も良好なパフォーマンスを達成した。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が4.0%高、フラッシュメモリ中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が1.8%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が1.5%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.2%高で引けた。 医薬品株もしっかり。浙江医薬(600216/SH)が4.9%、健康元薬業集団(600380/SH)が2.6%、薬明康徳(603259/SH)が1.2%ずつ上昇した。消費関連株、エネルギー株、公益株、不動産株なども買われている。 半面、金融株はさえない。招商銀行(600036/SH)が1.3%安、新華人寿保険(601336/SH)が1.0%安、中信建投証券 (601066/SH)が3.6%安で取引を終えた。インフラ関連株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.34ポイント(0.11%)安の299.27ポイント、深センB株指数が11.26ポイント(0.92%)高の1231.32ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》