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中国本土株式概況:上海総合1.5%高で反発、消費関連に買い

2022/4/12 16:51 FISCO
*16:51JST 中国本土株式概況:上海総合1.5%高で反発、消費関連に買い 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比46.20ポイント(1.46%)高の3213.33ポイント(上海A株指数は1.46%高の3367.82ポイント)と反発した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れが懸念されるなか、中国で地方債の発行ペースが加速している。外電によれば、専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行規模は1兆2900億人民元に達し、コロナ禍で景気が悪化した2020年同期の記録を上回った。李克強首相は11日、「中国経済は下押し圧力にさらされている」と改めて強調し、マクロ政策を強化するべきと述べている。また、政府関係部局が11日、株式市場の安定策をまとめて発表したことも材料視された。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の上げが目立つ。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)や小売の永輝超市(601933/SH)、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)などがそろってストップ高、家電の海爾智家(600690/SH)が4.0%高、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.6%高で取引を終えた。 保険・証券株もしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が2.5%高、中国平安保険(601318/SH)が1.8%高、中信建投証券 (601066/SH)が3.4%高、中信証券(600030/SH)が3.1%高で引けた。 発電設備やゼネコン、素材などインフラ関連株も物色される。東方電気(600875/SH)が5.4%、寧波建工(601789)が3.9%、中国アルミ(601600/SH)が4.6%、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が3.8%ずつ上昇した。発電設備メーカーの東方電気に関しては、1〜3月期の純利益が前年同期比40〜50%増加すると予測したことも好感されている。業績動向を手がかりにした動きでは、石炭生産で国内2位の中国中煤能源(601898/SH)がストップ高。同社は昨日引け後、第1四半期(1〜3月)業績の大幅増益見通しを明らかにした。このほか、医薬品株、ハイテク株、運輸株、公益株なども買われている。 半面、不動産株はさえない。緑地HD(600606/SH)と新城控股集団(601155/SH)、保利地産(600048/SH)がそろって4.4%、金地集団(600383/SH)が4.1%ずつ下落した。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.73ポイント(0.95%)高の289.17ポイント、深センB株指数が13.47ポイント(1.29%)高の1053.24ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》