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井関農 Research Memo(6):2022年12月期は増収営業利益減益も中期経営計画の各種施策は着実に進捗(2)

2023/4/7 14:46 FISCO
*14:46JST 井関農 Research Memo(6):2022年12月期は増収営業利益減益も中期経営計画の各種施策は着実に進捗(2) ■井関農機<6310>の業績動向 3. 財務状況と経営指標 2022年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比18,806百万円増加の206,491百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金が4,101百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が6,037百万円、棚卸資産が15,460百万円増加した。 負債合計は同13,022百万円増加の134,146百万円となった。主な増加要因を見ると、仕入債務が6,221百万円、短期借入金及び長期借入金が6,164百万円増加した。純資産合計は、同5,784百万円増加の72,345百万円となった。主な増加要因を見てみると、利益剰余金が3,440百万円、非支配株主持分が2,564百万円増加した。特に利益剰余金に関しては、毎年積み上がっており、しっかりと継続して利益を出していることが窺える。 経営指標を見ると、流動比率と固定比率はそれぞれ111.4%、142.8%となっている。自己資本比率は32.9%だった。 2022年12月期末時点のROAと売上高営業利益率はそれぞれ1.9%、2.1%となった。これらの指標から弊社は、収益性に改善の余地があると考える。中期経営計画では、構造改革、経営効率化、固定費最適化による売上総利益率と営業利益率の改善を目標の1つとして設定している。これらにより、ROAと売上高営業利益率が上昇することが期待される(中期経営計画では2025年12月期の売上高営業利益率を5%と設定)。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《SI》
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老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09