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ファブリカ Research Memo(2):変化を好機と捉え、新たな価値を創造し、社会に貢献する

2022/8/3 15:12 FISCO
*15:12JST ファブリカ Research Memo(2):変化を好機と捉え、新たな価値を創造し、社会に貢献する ■会社概要 1. 会社概要 ファブリカコミュニケーションズ<4193>の掲げる経営理念は「変化を好機と捉え、新たな価値を創造し、社会に貢献する」であり、ミッションは「テクノロジーで社会の課題を解決する」である。同社が目指しているのは、世の中にある様々な問題や課題を新しい発想と最新のテクノロジーで解決し、人々の暮らしがより安全に、より豊かになり、未来への希望に満ちた社会を実現することである。その実現のために、顕在化した社会のニーズはもちろんこれから起こるであろう未来の姿を思い描き、そこで必要となるサービスや解決すべき課題を挙げ、今までにない斬新なサービスをいち早く開発し提供していく考えである。 愛知県で創業し30年、自動車関連に留まらず、様々なITサービスを立ち上げ展開 2. 沿革 同社は、中学時代の同級生である現 代表取締役社長の谷口政人(たにぐちまさひと)氏と現 取締役副社長の近藤智司(こんどうさとし)氏が、1992年に自動車鈑金塗装業として創業し、1994年に(有)中部車検センターの商号で設立した。車検見積時に車を無料点検することで不透明であった整備金額を明確にし、不要不急な整備については自動車オーナーに伝えたうえで削減することによってコストを抑えた安価な車検を実現した。今でこそ当たり前となったが、当時では画期的なことであり、多くの利用者に支持され事業は順調に発展した。それ以降、同社は時代の変化を好機と捉え、様々なアイデアを絞り出し創意工夫をして、世の中に新しいサービスを提供し続けてきた。 1990年代後半にはインターネットの登場を目の当たりし、このことが同社にとってIT事業に進出するターニングポイントとなった。まず鈑金塗装のオークションシステムを開発し、鈑金塗装工場をネットワークでつなぐ仕組みを構築した。2004年には中古車販売の管理システムや検索サイトを立ち上げた。当時の通信回線では、まだ動画を配信しているサイトが少なかったことなどもあり、同社には多くの問い合わせが寄せられ、事業は好調に推移した。 2005年3月には商号を「(株)ファブリカコミュニケーションズ」に変更し、創業から蓄積してきた自動車アフターマーケット※に関するノウハウを生かした様々なITサービスの開発・提供を本格的に開始した。事業環境の変化などで、すべての事業が成功したわけではなかったが、その後も同社はインターネットを活用した新たな事業の創造を継続している。 ※新車販売後に発生する様々な事業の総称であり、中古車事業(中古車小売、中古車輸出、中古車買取、オートオークション)、自動車賃貸事業(オートリース、レンタカー、カーシェアリング)、自動車部品・用品事業(カー用品、補修部品、リサイクル部品(中古・リビルト))、自動車整備事業(自動車整備、自動車整備機器)、その他関連サービス事業(自動車保険、ロードサービス)を含む。 自動車関連以外では、2011年にはSMS配信サービスを開始した。それまでは携帯電話事業者の相互接続ができなかったが、2011年に相互接続が可能になったことが背景にある。同社グループは、同社及び子会社である(株)メディア4uの2社で構成しており、SMS配信事業はメディア4uが展開している。同社グループの2022年3月期の連結売上高におけるメディア4uの売上高の割合は56.1%と高水準であり、同社グループの連結営業利益への寄与度も高い。メディア4uは、主力サービスである「メディアSMS」により、顧客に対して高い付加価値を安定的に提供することで信頼関係を構築し、継続的な取引関係を維持している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要) 《YM》
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時価総額 13,454百万円
法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」が柱。自動車販売業務支援システム「symphony」、自動車分野特化のWEBマガジンの運営、中古車一括査定サービス等も。メディアSMSの新規導入社数は順調。 記:2024/10/21