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テクマト Research Memo(4):情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業を展開(3)

2021/12/27 15:44 FISCO
*15:44JST テクマト Research Memo(4):情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業を展開(3) ■テクマトリックス<3762>の会社概要 c) ソフトウェア品質保証分野 ソフトウェア品質保証分野では、ソフトウェアの品質向上や開発工程の生産性向上を目標に、開発過程での全ライフサイクルを支援するベスト・オブ・ブリード※の開発支援ツール(テストツールなど)及びコンサルティングサービスを提供している。取扱製品のなかでは、ソフトウェアテストツールであるParasoft社製品が組込み系ソフトウェアの開発分野で高い市場シェアを持っている。 ※同一メーカーのシリーズ製品を使うのではなく、メーカーが異なっても最良と思われる製品を選択し、その組み合わせで利用すること。 対象となるのは、デジタル家電や情報通信機器、自動車、医療機器、ロボットなどソフトウェアが組み込まれる機器のほか、金融システムのようなミッションクリティカルなソフトウェア等も含まれる。市場別売上高については、自動運転技術やEV(電気自動車)関連技術の開発需要が旺盛な自動車業界向けが最も大きくなっている。 d) ビジネスソリューション分野 ビジネスソリューション分野では、Web、オープンソース、最新のビジネスインテリジェンス技術等を活用したビッグデータ解析システムの開発(学術研究文献データ分析システムの開発等)のほか、金融機関向けの統合リスク管理システム等を提供している。また、連結子会社のカサレアルでインターネットサービスに関連するシステム開発や、技術者向けの教育研修サービスを行っている。2019年11月には金融工学と情報技術の重なる領域でのシステム企画・設計に強みを持つ山崎情報設計の株式を51%取得し子会社化している。山崎情報設計では金融取引統合管理システム「Apreccia」シリーズを中心に事業を展開している。 e) 教育分野 新規事業として教育機関向けクラウド型サービス「ツムギノ」の提供を2021年1月より開始している。2020年4月に(学)軽井沢風越学園向けに学びの個別化を実現することを目的に開発したコミュニケーション・プラットフォーム「typhoon」をベースに、校務支援システムと一体化させたプラットフォームサービスとなる。 学校教育における指導方針がこれまでの全員一斉・受動型から、自主的・探求型へとシフトし、教職員の負担が増加しICTを活用した業務効率の向上が強く求められるなか、今まで蓄積してきたクラウド型サービスや情報セキュリティシステムの構築ノウハウを生かして開発した。特徴としては、低価格化(月額数百円/IDの利用料)を実現していること、マルチプラットフォームに対応可能なこと、子供が中心となるコミュニケーション・プラットフォームではあるが、保護者や地域の住民なども参加できるプラットフォームとして設計されていること、堅牢な情報セキュリティ対策が施されていることなどが挙げられ、競合サービスとの差別化要因となる。 2021年11月には(一社)ASP・SaaS・AI・IoTクラウド産業協会が主催した「第15回 ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021」の社会業界特化系ASP・SaaS部門において準グランプリを受賞しており、今後の成長が期待できるサービスとして注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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クラウド型セキュリティ対策製品の提供等を行う情報基盤事業が主力。アプリケーション・サービス事業、医療情報クラウドサービス等の医療システム事業も。情報基盤事業は好調。中計では27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/11