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エノモト Research Memo(2):コロナ禍でも業績好調で通期は過去最高見込み
2021/12/9 15:12
FISCO
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*15:12JST エノモト Research Memo(2):コロナ禍でも業績好調で通期は過去最高見込み ■会社概要 1. 会社概要 エノモト<
6928
>は、リードフレーム※1やコネクタ用部品※2といった精密部品を製造する大手電子部品メーカーである。主な販売先は半導体パッケージやコネクタなどの電子部品メーカーで、同社の製品は家電や自動車、スマートフォンなど様々な機器の内部で使用されている。顧客のコスト削減や耐久性向上などの要求に応じ、高機能なカスタマイズ品の開発にも積極的に取り組んでいる。ほかにも、各種精密金型や自動機械装置などの開発、設計、製作も行っており、特に微細加工の精密プレス金型に強みがある。同社は、日本、中国、フィリピンの3極体制で事業を展開しており、どの生産拠点においても同様の製品を同様の高い品質で大量に一貫生産することができ、こうした「最適地一貫生産」も大きな特長である。依然として世界中にコロナ禍の影響が残り、景気の先行き不透明感がぬぐえない中、同社は、2022年3月期業績が過去最高の見込みとするなど業績好調を続けている。また、将来にわたって同社電子部品に対するニーズは強いと予想されており、長期ビジョンの中でこうした需要を積極的に取り込んでいく方針である。 ※1 リードフレーム:半導体パッケージに使われ、半導体チップを支持固定して外部配線と接続する部品。 ※2 コネクタ用部品:電子回路や光通信などにおいて機器や部品を接続する部品。 津軽工場の増築・スマートファクトリー化を推進 2. 沿革 同社は1967年に神奈川県相模湖町で、精密金型の製作と金型による電子部品のプレス加工を目的に、株式会社榎本製作所という社名で設立された。1969年に山梨県に上野原工場を設立、1973年に本社を上野原に移転、その後はコネクタ用部品やLED用リードフレームなどへと製造の幅を広げ、国内で営業・生産拠点を拡充していった。1990年に社名を現在の株式会社エノモトに改めるとともに、日本証券業協会に店頭登録(現東京証券取引所JASDAQ市場)。1995年にフィリピン、2000年には中国に進出して3極体制の事業基盤を構築し、2017年に東京証券取引所市場第2部に、2018年には東京証券取引所第1部に上場した。現在、既存技術の進化や応用を進める一方、中長期成長のカギとなる津軽工場の増築・スマートファクトリー化を開始し、燃料電池部品など先端的な新技術も開発するなど積極的に事業を進めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
関連銘柄 1件
6928 東証プライム
エノモト
1,473
11/22 15:30
-4(-0.27%)
時価総額 10,112百万円
パワー半導体用リードフレームやLED用リードフレーム、コネクタ用部品の製造・販売等を手掛ける。山梨県上野原市に本社。一貫生産体制などが強み。マイクロコネクタ用部品等の生産技術力、生産能力の強化に注力。 記:2024/10/06
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