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カドカワ Research Memo(3):2021年3月期は過去最高の売上高、営業利益を達成

2021/6/7 15:53 FISCO
*15:53JST カドカワ Research Memo(3):2021年3月期は過去最高の売上高、営業利益を達成 ■業績動向 1. 2021年3月期の業績概要 KADOKAWA<9468>の2021年3月期の連結業績は、売上高で前期比2.6%増の209,947百万円、営業利益で同68.5%増の13,625百万円、経常利益で同63.5%増の14,369百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同18.4%増の9,584百万円となり、売上高、営業利益ともに過去最高を更新する好決算となった。 コロナ禍の影響による売上高へのマイナス影響がグループ全体で約190億円あったものの、成長性と収益性の高い重点領域である書籍やアニメ、ゲーム分野の売上高が好調に推移したことが増収増益要因となった。またABW※をベースとした働き方改革も含め、経営のDXをコロナ禍以前より取り組んできたことにより業務の効率化が進んだほか、IPを安定的に創出できる体制を構築できたことも大幅増益の要因となった。 ※ABW(Activity Based Working)とは、時間や場所にとらわれずに自律的に行動する働き方のこと。 事業セグメント別で見ると、売上高については出版事業とゲーム事業の増収で、コロナ禍のマイナス影響が大きかった映像事業、Webサービス事業、その他事業の減収分をカバーした。また、利益面では出版事業とゲーム事業の増益でWebサービス事業やその他事業の減益分をカバーする格好となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13