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SFP Research Memo(5):テイクアウトの拡充など、新たな需要の取り込みでは一定の成果を残す

2021/5/24 15:55 FISCO
*15:55JST SFP Research Memo(5):テイクアウトの拡充など、新たな需要の取り込みでは一定の成果を残す ■SFPホールディングス<3198>のコロナ禍の取り組み 1. 安心安全な店づくり 新型コロナウイルス感染の予防対策として「大切なお客様へ~10の取り組み」を策定し、従業員のマスク着用やアルコール消毒液による店内消毒、アクリル板を設置しての飛沫感染防止策など、店舗の衛生管理を徹底して継続していく。 2. メニュー見直しによるロス削減 「磯丸水産」のグランドメニューの見直しにより、食材ロスの削減、オペレーションの改善を行い、効率的な店舗運営を実現する。 3. テイクアウトの拡充・デリバリーの開始(2020年5月~) 従来の丼物を中心としたテイクアウトメニューに加え、浜焼き・オードブル・弁当などを大幅拡充。さらには「磯丸水産」や「鳥良商店」において、テイクアウトサービス「LINEポケオ」、デリバリーサービス「Uber Eats」「出前館」を導入した。コロナ禍をきっかけとした新たな需要を取り込み、店舗売上高の5~10%を占める状況にまで伸びてきたようだ。 4. デリバリー専業店の展開(2020年7月~) 直営既存店のキッチンを活用したデリバリー専業店の展開を開始した。うなぎをリーズナブルに提供する「うなぎの岡島」を7月21日より、ジューシーで大きなからあげを提供する「からあげ専門店 巨匠の食卓」を9月1日より展開。「Uber Eats」「出前館」より注文することができる。オペレーションの追加的な負荷が少なく、売上高の上乗せ要因として順調に立ち上がってきた。 さらには、デリバリー専業店「うなぎの岡島」及び「からあげ専門店 巨匠の食卓」が既存店舗とコラボレーション(併設)してリニューアルオープン。今まではデリバリーでしか味わえなかったメニューがイートイン及びテイクアウトでも利用可能となった。現在の併設店舗数は、「からあげ専門店 巨匠の食卓」が4店舗、「うなぎの岡島」が1店舗となっている。 5. 食事性を強めた業態の出店(2021年3月~) 今期に入ってからは、「磯丸水産」の既存店舗を、新鮮な刺身定食、海鮮丼、焼き魚定食など多種多様なメニューを提供するめし処「磯丸水産食堂」としてリニューアルすると、寿司・天ぷら・刺身と品揃え豊富な大衆寿司酒場「町鮨とろたく」を新たに出店。食事性を強めた業態への取り組みとして、今後の動向が注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《ST》
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時価総額 43,598百万円
海鮮居酒屋「磯丸水産」、鶏料理専門店「鳥良商店」などの業態を展開。きづなすし、餃子販売所「いち五郎」等も。クリエイト・レストランツHD傘下。グループ店舗数は200店舗超。大衆酒場業態の開発・出店を継続。 記:2024/08/05