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安田倉庫 Research Memo(6):「長期ビジョン2030」策定、2022年3月期に営業利益40億円目指す(1)

2020/5/18 15:06 FISCO
*15:06JST 安田倉庫 Research Memo(6):「長期ビジョン2030」策定、2022年3月期に営業利益40億円目指す(1) ■中期経営計画 1. コーポレートスローガンと「長期ビジョン2030」 安田倉庫<9324>は2019年12月に創立100周年の節目を迎えたが、それを前に、企業理念である「信頼・創造・挑戦」を基本に、次の100年へ向けた新たなコーポレートスローガン「Logistics, Progress, Borderless.」を制定した。新たな技術や事業領域に果敢に挑戦し、付加価値を創造することで、顧客から信頼される企業グループへと進化することを目標としている。そのため、事業体制の構築と更なる飛躍を目指して、2030年のあるべき姿を描いた「長期ビジョン2030」を策定した。“世界に誇れる「YASDAブランド」と革新的テクノロジーの融合により、すべてのステークホルダーの期待を超える企業グループ”へと成長していくことを目指す。 2. 中期経営計画「YASDA Next 100」 同社は、長期ビジョンを実現するための中間目標として、2020年3月期からの3年間を対象に中期経営計画「YASDA Next 100」を策定し、最終年度の2022年3月期には営業収益550億円、営業利益40億円の達成を目指している。そのなかで「お客様ニーズに多彩なソリューションと最先端テクノロジーで応え、お客様と共にグローバルなロジスティクスカンパニーへと成長する」という基本方針を掲げた。 具体的には、物流事業においては、アジアでのネットワーク拡充やソリューション提案の強化、アライアンスの拡張などによって顧客に潜在する課題を解消し、付加価値の高いサービスを提供して取引を拡大、加えて国内外における物流施設の拡充など事業基盤を強化していく方針である。不動産事業においては、適切なメンテナンスや機能向上を進め、既存施設の稼働率の維持・向上を推進する一方、好立地が多い同社保有不動産の資産価値を生かした再開発などにより、収益基盤を強化する考えである。グループ基盤については、コンプライアンス体制や財務基盤の強化を含め、グローバルな競争に打ち勝つことのできるインフラを確立する方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YM》
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1919年創立の総合物流企業。首都圏地盤。倉庫業、運送事業・利用運送事業、通関業・港湾運送事業等を展開。好立地にある物流拠点、所有不動産が強み。物流事業では倉庫・輸配送ネットワークの拡充などを図る。 記:2024/10/07