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ピクスタ Research Memo(7):PIXTA事業の深耕(タテ展開)と新規事業の育成(ヨコ展開)の2軸で臨む
2019/9/19 15:07
FISCO
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*15:07JST ピクスタ Research Memo(7):PIXTA事業の深耕(タテ展開)と新規事業の育成(ヨコ展開)の2軸で臨む ■中長期の成長戦略 1. 中長期成長戦略の概要 (1) タテ展開とヨコ展開 ピクスタ<
3416
>の成長戦略は、中核事業であるPIXTAの深耕によるタテ展開と、周辺・関連領域への事業のヨコ展開とで構成されている。この大枠は従来から変更はない。 タテ展開、すなわちPIXTAの深耕とは、PIXTA事業において安定的に高成長を継続することだと弊社では理解している。これは一見するとわかりにくいかもしれないが、絶対的な市場規模が大きい日本国内のPIXTA事業で定額制販売を中心に10%~15%の成長を安定的に実現する一方、成長スピードが速い海外PIXTA事業では国内を上回る成長スピードを実現して事業全体の成長率を押し上げるというものだ。 ポイントとしては、国内と海外とではPIXTA事業の発展のステージが異なるものの、事業モデル自体は国による違いはないことが挙げられる。こうした事業の特性を生かし、同社は国内におけるベストプラクティス(成功体験)を海外事業にも積極的に適用し、国内外を一体的に捉えて事業展開をすることで効率性アップや収益化を加速させるものとみられる。コンテンツにおける顧客の嗜好(例えば人気化している女性のメークや美の概念)がアジア全域で共通化(パンアジア化)していることなどもこの戦略を後押しすると弊社では見ている。 一方、ヨコ展開の内容は、fotowaやSnapmartなどの新規事業の業容拡大及び収益化だ。この中には、芸術(アート)領域でのプラットフォーム事業である『mecelo(メセロ)』の収益なども一部含まれているが、現状はfotowaとSnapmartの2つの事業が新規事業をけん引している状況にある。 (2) PIXTA成長の方程式 前述のように、現在の同社はPIXTA、fotowa及びSnapmartの国内3事業と海外事業を展開している。一見するとそれぞれが大きく異なるように見えるが、収益拡大のための要素は共通している。そのことを生かして中長期成長戦略を実現するための方法論が“PIXTA成長の方程式”だ。 これは国内のPIXTA事業で実証した結果同社がたどり着いた、いわゆる“成功パターン”のことだ。具体的には、PIXTAの事業モデルは、1)コンテンツ、2)UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)、3)トラフィックの3つの要素で構成されており、3要素の掛け算で売上高が決まる。それゆえ、それぞれの要素を最大化・最適化することが売上高の最大化へとつながる、ということだ。 コンテンツ、UI・UX及びトラフィックの3つが収益拡大の3要素という構図は、新規事業のfotowaとSnapmartにも当てはまる。そこで同社は、国内PIXTA事業で蓄積したノウハウをこれら新規事業や海外事業にも適用していくことになる。 もちろん現有のノウハウが究極的に完成されたものということではない。国内PIXTA事業自体が成長余地を大きく残しており、その実現の過程では新たなノウハウの積み重ねが期待され、それらがまたタテ展開・ヨコ展開へと応用されていくという流れとなる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《YM》
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ピクスタ
1,329
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+6(0.45%)
時価総額 3,053百万円
デジタル素材マーケットプレイス「PIXTA」の運営を行う。素材点数は約9300万点。出張撮影プラットフォーム「fotowa」の運営等も。PIXTA事業では少量ダウンロードプランの利用ユーザーが増加。 記:2024/06/24
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