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トラストテック Research Memo(1):成長スピードの一段のアップにより営業利益100億円の前倒し達成を目指す

2019/3/28 15:01 FISCO
*15:01JST トラストテック Research Memo(1):成長スピードの一段のアップにより営業利益100億円の前倒し達成を目指す ■要約 トラスト・テック<2154>は技術者・製造スタッフの派遣や開発・設計・製造の請負を中核事業とする人材サービス会社。特に技術者派遣・請負で強みがあり、技術系の上場企業の中では海外展開にも積極的。 1. 2019年6月期第2四半期決算は、引き続き大幅増収増益で着地 同社の2019年6月期第2四半期決算は、売上高40,246百万円(前年同期比35.6%増)、営業利益3,112百万円(同40.8%増)と、引き続き大幅増収増益で着地した。国内の技術系領域で旺盛な需要に支えられて高成長が続いたことに加え、海外領域では英子会社2社の連結寄与効果で大幅増収となった。利益面でも技術系領域はもちろん、製造系領域でも国内トップレベルの収益性を維持したほか、海外領域も英国子会社の順調な進捗で営業利益段階で黒字を確保した。 2. 「人材獲得⇒収益拡大⇒処遇改善⇒・・」の好循環と「地域×領域」戦略で中期経営計画の前倒しを狙う 同社は現在、2019年6月期~2021年6月期3か年ローリング中期経営計画に取り組んでいる。従来から引き続き「地域」の軸と「領域」の2つの軸で、売上高、営業利益ともに年率20%の成長を続けるというのがその骨格となっている。中期的には区切りとなる営業利益100億円の達成を大目標に据えており、今中期経営計画期間中の前倒しの達成を目指している。成長の大きなカギは人材の確保だが、2019年4月入社の新卒者数が950名を超える見通しとなるなど、人材獲得は順調に進んでいる。同社は人材獲得及び定着率の向上に向けて処遇改善にも意を注いでおり、「人材獲得⇒収益拡大⇒処遇改善⇒・・」という好循環にある。 3. 中期成長の主エンジンとして海外領域の存在感が増す可能性。アジア展開にも注目 海外領域はこれまで、成熟した人材派遣市場を有する先進国を中心に展開し、結果的に英国で3社を子会社化した。この方針は今後も同様で、EU諸国や米国などでチャンスがあればM&Aに積極的に臨む方針に変更はない。その一方で、アジアにおいても人材派遣ビジネスが着実に立ち上がりつつある。中国では2つの合弁企業で人材派遣事業を展開しているがいずれも順調な立ち上がりとなっている。さらに2019年に入ってはベトナムの大手人材派遣企業に出資を行い、同国での人材派遣市場への足掛かりを得た。今後の展開次第ではより踏み込んだ形で関与していくとみられ、アジアも収益獲得の場へと変貌しつつある。 ■Key Points ・地域と領域の2つの軸で高成長の持続を目指す。営業利益100億円の早期達成が大目標 ・積極的な技術者の獲得と、技術者の価値向上策で高成長・高収益性の継続を目指す ・中国、インドネシアに続いてベトナムでも人材派遣事業に進出 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《HN》
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ビーネックスグループ、夢真ホールディングスの経営統合で2021年に誕生。エンジニア在籍数は2万2600名超。取引社数は約3400社。機電・IT領域が主力。在籍人数の増加や契約単価の改善等で建設領域は順調。 記:2024/06/25