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Eストアー Research Memo(3):微減収も、営業利益以下は大幅増益で着地
2018/9/13 16:18
FISCO
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*16:18JST Eストアー Research Memo(3):微減収も、営業利益以下は大幅増益で着地 ■業績の動向 ● 2019年3月期第1四半期決算の概要 Eストアー<
4304
>の2019年3月期第1四半期決算は、売上高1,206百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益144百万円(同33.5%増)、経常利益143百万円(同35.1%増)、当期純利益97百万円(同36.0%増)と、減収ながら大幅増益で着地した。 同社の2018年3月期通期決算は売上高が前期比5.6%増、営業利益が同36.1%増と、増収・増益で、期初予想を大きく上振れて手着地した。しかし、同社自身はこの結果を好決算と単純に喜んだわけではない。増収は狙いどおりだったものの、増益の理由が成長投資のために計画した費用投下が進まなかったことだからだ。今の同社にとって成長投資とは人材の獲得を意味する。一定以上のスキルを持つ人材をそれに見合った待遇で採用・育成しようとしているが、計画どおりには進んでいない(これはここ数年続いている)。 2019年3月期は改めて成長投資の実施を織り込んで増収・減益の期初予想で臨んだが、第1四半期決算も微減収ながら大幅増益となり、前期と同じ構図となった。当然ながら、同社自身の評価も前期と同じだ。 売上高の事業別内訳を見ると、マーケティングサービスの売上高は267百万円(前年同期比12.0%増)となった。前期までの伸び率と比べて2019年3月期第1四半期の伸び率が鈍化しているのは、前期ほど大口顧客の契約が出来ていないこと、またこの事業の拡大に向けて人材強化(外部からの獲得、内部での育成)を図っているが計画どおり進んでいないのも売上高の伸びを抑えたとみられる。 ASPサービス「ショップサーブ」からの収入である販売システムのうち、ストック収入は前年同期比7.1%減の442百万円となった。約12,000の既存契約軒数のうち一定割合で解約が発生するなか、新規契約の獲得については大口顧客主体に数を絞り込んでおり、その結果契約数の純減によりストック売上高が減収となるという状況が続いている。このこと自体は同社の想定どおりと言える。 フロウ売上高は前年同期比1.7%減の486百万円となった。成長戦略上の大きな柱であるフロウ売上高が減収となったことは深刻に捉える必要がある。しかしながら懸念する必要はないと弊社では考えている。フロウ売上高の大元となる1顧客当たりの流通額は前年同期比8%増となったことも、また今後もマーケティングサービスを拡充していくことで、フロウ売上は成長すると言えるだろう。 マーケティングシステム(販促システム)の売上高は2百万円となった。マーケティングシステムは2017年秋に開始し、2019年3月期より本格的に拡販を開始した。2百万円という数値は同社の期待値を下回っているとみられるが、利用している顧客からのフィードバックは良好で、今後、客数、売上高に弾みがついていくと期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《MH》
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Eストアー
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時価総額 8,021百万円
中小企業向け・大企業向けECシステムやマーケティングサービス等を手掛けるEC事業、ハンズオンインキュベーション事業を展開。HOI事業に軸足シフト。OMO施策の推進などにより、既存事業の収益拡大図る。 記:2024/10/11
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