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カルナバイオ Research Memo(8):第三者割当新株予約権の行使により研究開発費への資金を調達していく方針

2018/3/9 15:38 FISCO
*15:38JST カルナバイオ Research Memo(8):第三者割当新株予約権の行使により研究開発費への資金を調達していく方針 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 2017年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比375百万円減少の2,190百万円となった。主に現預金で304百万円、売掛金で30百万円、有形固定資産で14百万円それぞれ減少した。 負債合計は前期末比14百万円減少の812百万円となった。有利子負債が73百万円減少した一方で、未払金が47百万円、未払法人税等が14百万円増加した。また、純資産は前期末比361百万円減少の1,377百万円となった。新株予約権の行使による株式発行に伴い、資本金及び資本剰余金が367百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失計上により利益剰余金が737百万円減少した。 経営指標を見ると、安全性を占める自己資本比率は前期の67.6%から62.2%に低下し、有利子負債比率は27.2%から28.5%に上昇した。研究開発費等の事業費用の増加に伴い現預金が減少したことが主因となっている。カルナバイオサイエンス<4572>では今後も開発品の臨床試験に向けた開発費用の増加を見込んでおり、そのための資金調達として2017年7月に第三者割当による新株予約権を発行した。すべて行使されれば23億円程度の資金調達が可能となる。具体的使途は、開発品の前臨床試験費用で1,000百万円、第1相臨床試験費用で500百万円を見込み、残りで新規パイプラインの創製及び導入を進めていく予定となっている。2018年1月末時点での調達額は287百万円となっている。そのほか、2018年1月には銀行から300百万円の借入金を実施しており、当面はこれらの資金調達によって開発費用を賄っていくことになる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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キナーゼ阻害薬等の研究開発を行うバイオベンチャー。がん、免疫炎症疾患が重点領域。キナーゼタンパク質の販売、受託サービス等を手掛ける創薬支援事業も。次世代非共有結合型BTK阻害剤AS-1763に注力。 記:2024/08/06