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イーストン Research Memo(11):安定性を重視した配当政策。2018年3月期は12円配の配当予想を維持

2017/12/28 16:41 FISCO
*16:41JST イーストン Research Memo(11):安定性を重視した配当政策。2018年3月期は12円配の配当予想を維持 ■株主還元 ルネサスイーストン<9995>は株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当による株主還元を基本方針としている。配当額の決定においては、安定かつ継続的な配当の実現と、成長投資のための内部留保の充実による企業体質強化とを総合的に勘案して判断するとしている。公約配当性向などは特に規定していない。 2018年3月期について同社は、前期比横ばいの12円の配当予想を公表している。前述のように同社は2018年3月期通期の業績見通しを引き上げたが、配当予想については12円を据え置いたままだ。修正後の1株当たり当期純利益43.92円に基づく配当性向は27.3%となる。 過去の配当金の推移を見ると、同社は短期的な利益変動に影響されることなく配当を安定的に増大させることを最優先課題としているとみられる。前述のように、今通期の会社予想は保守的であり、結果的に会社予想を上回ってくる可能性があるが、その場合でも配当については12円の配当予想が維持される可能性が高いと弊社では考えている。次に同社が配当見直しを検討するのは、収益の水準が明確に1段上昇し、その持続性に自信を深めた時ではないかと弊社ではみている。 同社はまた、個人株主重視の姿勢から株主優待制度を設けている。制度の内容は段階的に拡充されてきており、現在の制度では、毎年3月31日現在の株主名簿記載者のうち、1単元(100株)以上10単元(1,000株)未満の株主には1,000円相当のQUOカード、10単元以上の株主には2,000円相当のQUOカード、10単元以上を3年間以上保有している株主には3,000円相当のQUOカードを、それぞれ贈呈するという内容となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MW》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30