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イーストン Research Memo(4):ルネサスエレクトロニクス製品のデザインインは自動車・産業両分野で順調に進捗

2017/12/28 16:30 FISCO
*16:30JST イーストン Research Memo(4):ルネサスエレクトロニクス製品のデザインインは自動車・産業両分野で順調に進捗 ■中長期の成長に向けた重点取り組みと進捗状況 2. ルネサスエレクトロニクス製品の売上・デザイン-イン取り組み強化の進捗状況 ルネサスエレクトロニクス製品の売上高計画は期初の61,500百万円から62,400百万円に引き上げられた。前期比では1,100百万円の増額が計画されている。 ルネサスエレクトロニクス製品はルネサスイーストン<9995>の売上高の80%近くを占める中核商材だ。そのルネサスエレクトロニクスは事業構造改革の結果としてターゲット市場を自動車分野と産業分野に絞り込んでいる。したがって同社のターゲットもその2分野となる。これらの市場に切り込むには、顧客が新製品開発を進める初期段階で顧客ニーズを満たすようなソリューション提案を行うことが重要だ。同社はこうした営業手法を「デザイン-イン」と呼んでいる。 2018年3月期第2四半期実績のデザイン-インは327億円だった。内訳は自動車分野が220億円、産業分野他が107億円となっている。今通期では総額642億円(自動車分野395億円、産業分野他247億円)を計画している。通期ベースの前期比伸び率を見ると、自動車分野は高水準が継続しているため若干マイナスとなっているが、産業分野他は過去2年ほど低水準だったこともあり、2ケタ近い伸びが計画されている。 今第2四半期の主なデザイン-インの事例には、自動車分野ではフューエルインジェクションや次世代コクピット、エンジンECUなどが、産業分野ではATMや生体情報マルチモニタ、ICT建設機械などが含まれている。 自動車分野の進捗例としては電気自動車(EV)の事例がある。同社の主要顧客と取引関係の深い日産自動車<7201>はEVの新型リーフを国内市場に投入したほか、中国では開発合弁会社を設立し2019年の発売を計画している。これに関し同社は、オンサイトによるソフト設計支援やアナログICの開発サポート、プログラムやデータの秘匿に関するセキュリティソリューション提案などを行ってきている。 産業向けでの進捗例としては建機・農機向けのワンストップソリューションの提案強化がある。これらの現場では人手不足・熟練技術者不足等の問題に直面しているが、ここにマイコン、ミドルウェア、メモリ、セキュリティ、システムインテグレーションなどをワンストップソリューションで提供し、自動運転、高精度施工、セキュリティ強化などを実現しようという試みだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MW》
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時価総額 1,714,876百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
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時価総額 19,794百万円
半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30