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Mipox Research Memo(1):ハイテク業界向けを中心に研磨紙・フィルム・液体研磨剤等の専業メーカー

2017/12/28 15:51 FISCO
*15:51JST Mipox Research Memo(1):ハイテク業界向けを中心に研磨紙・フィルム・液体研磨剤等の専業メーカー ■要約 Mipox<5381>は、特殊な研磨材、研磨装置の専門メーカー。その歴史は古く、設立は1920年代に遡るが、現在ではハードディスク、光ファイバー、半導体などハイテク市場向けで高いシェアを誇っている。ユーザーは電機、自動車、精密機器など幅広い業種に広がっている。 1. 2018年3月期第2四半期業績(実績) 2018年3月期第2四半期の連結業績は、売上高3,934百万円(前年同期比43.2%増)、営業利益301百万円(前年同期は74百万円の損失)、経常利益240百万円(同200百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益151百万円(同300百万円の損失)となった。売上高は、受託事業の好調に加え、子会社化した日本研紙3ヶ月分の寄与により増収となった。さらに売上総利益率の改善、販管費率の低下により営業利益は大幅黒字となった。 2. 2018年3月期は将来の基礎固めで収益力・組織力強化を優先 進行中の2018年3月期は売上高が8,000百万円(前期比24.8%増)、営業利益が448百万円(同100.9%増)、経常利益で417百万円(同179.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が306百万円(前期は147百万円の損失)と予想されており、期初予想と変わっていない。主力の研磨材が順調に伸びること、子会社化した日本研紙(株)の売上高が通期でフルに寄与すること、受託事業が好調であることから増収となる見込みだが、将来の基礎固めのための収益力・組織力強化を優先することから利益水準は低位にとどまる。ただし、上期の実績から見るとかなり控え目な予想と思われ、増額修正の可能性もあるだろう。 3. 本格的成長の実現は2019年3月期から 同社では当初、進行中の2018年3月期に営業利益率2ケタの回復を見込んでいたが、日本研紙の収益改善計画も含めて計画全般を見直した。この結果、今期(2018年3月期)は当初計画より成長スピードを緩め、基礎固めをしっかり行うことで、将来の成長シナリオを実現する計画に変更した。これにより、本格的な成長実現は2019年3月期からになる見込みだ。 ■Key Points ・主力事業はハイテク業界向けの研磨材だが、M&Aで一般研磨分野へ拡充 ・2018年3月期は利益回復だが基礎固めと位置付け ・2019年3月期から本格的利益成長を実現する計画 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MW》
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微細表面加工液体研磨剤大手。研磨フィルムや研磨装置なども手掛ける。ハードディスク用研磨フィルムで高シェア。コンサルまでワンストップ。受託事業が損益改善。受託研磨加工はハイテク先端材料の加工等が受注増。 記:2024/06/23