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ミルボン Research Memo(1):中長期の成長加速に向け先行投資を実施へ。海外事業などの中核部分が順調に拡大

2017/8/18 15:12 FISCO
*15:12JST ミルボン Research Memo(1):中長期の成長加速に向け先行投資を実施へ。海外事業などの中核部分が順調に拡大 ■要約 ミルボン<4919>はヘア化粧品の専業メーカーで、プロフェッショナル市場(美容室向け市場)における国内トップシェア企業。日本市場では長らく欧米メーカーが強みを持っていたが、同社はヘア化粧品や美容技術の開発に取り組み、国産メーカーのリーディングカンパニーとしての地位を確立している。 1. 2017年12月期第2四半期決算は第1四半期の不調で進捗率が低めで着地 同社の2017年12月期第2四半期決算は、売上高14,956百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益2,333百万円(同3.7%減)と増収減益で着地した。売上高は第1四半期に出遅れがあり想定よりも伸び悩んだ。利益面では新ゆめが丘工場のスタートアップに伴う費用増加があり、売上総利益率が圧迫された。これらは第2四半期末までに一掃されている。他方、ポジティブな面としては、ヘアカラー新製品の好調、海外事業の全般的な高成長継続、などがある。 2. “次”を見据えた先行投資を決断 同社は2019年12月期を最終年度とする5ヶ年の中期事業構想に取り組んでいるが、その先の中長期成長を見据えて、今中期事業構想期間において先行投資を行うことを決断した。その先行投資費用は総額で約10億円と想定され、それを反映して2019年12月期の業績計画において営業利益を10億円下方修正した。弊社では先行投資の内容は全般的に説得力があり、中長期の成長加速につながる内容だと考えている。 3. 第3四半期は好調な売上げが続く。新ゆめが丘工場の稼働も順調 2017年12月期通期について同社は、売上高32,700百万円、営業利益5,550百万円を予想している。決算期を変更するため前期比較はないが、実質的には増収増益の見通しだ。第2四半期までの進捗率が若干低めであるため下半期のハードルが高く見えるが、弊社では通期見通しは充分達成可能だと考えている。第3四半期は売上げが計画を上回るペースで推移しており、第1四半期の遅れをカバーできる見通しだ。利益面でも、新ゆめが丘工場の稼働が計画線に乗ってきたことで、下半期は利益率の改善が期待され、売上増に見合った利益増が期待できる状況となっていることがそう考える理由だ。 ■Key Points ・アジアNo.1、グローバルNo.5を目指して2019年度までの中期事業構想に取り組み中 ・中長期成長をより確実にするための先行投資を決断 ・第2四半期以降順調な販売が続く。新ゆめが丘工場の操業も軌道に乗り、期初予想達成が視野に (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ヘアケア用剤、染毛剤が主力。ヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」などを展開。パーマネントウェーブ用剤、化粧品の製造・販売等も手掛ける。オーガニックブランド「ヴィラロドラ」は導入店舗数が拡大。 記:2024/09/02