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ダイニチ工業---2017年3月期は気温平年並みを前提に収益の大幅回復を見込む。

2016/9/27 7:46 FISCO
*07:47JST ダイニチ工業---2017年3月期は気温平年並みを前提に収益の大幅回復を見込む。 ダイニチ工業<5951>は家庭用石油ファンヒーターやセラミックファンヒーター、業務用ストーブなどの暖房機器が主力。加湿器やコーヒーメーカーなども手掛ける。暖房機器の売上高が全体の81.9%(2016年3月期実績値)を占めているため、収益が暖房機器の需要期である下期に大きく偏っているのが特徴。 2017年3月期は売上高が前期比4.2%増の180.00億円、営業利益が同61.3%増の6.00億円を計画。前期は暖冬の影響で不調だったが、2017年3月期は気温平年並みを前提に収益の回復を見込む。7月27日に発表した第1四半期決算は売上高が前年同期比41.0%減の0.57億円、営業利益が7.84億円の赤字(前年同期は7.35億円の赤字)で着地。第1四半期は赤字だが、もともと上期は赤字の計画であり、通期計画は据え置いた。 なお、2017年3月期の1株当たり年間配当金は前期と同額の22.0円を予定。9月14日終値で計算した予想配当利回りは3.61%となっており、東証1部全銘柄の平均予想利回り(9月14日時点で1.94%)よりも魅力ある水準になっている。 同社は収益性と経営効率の観点から売上高経常利益率10%以上の確保を経営目標としている。今後は引続き主力の石油暖房機器事業を中核事業と位置づけて安定収益を確保するとともに、持続的な成長に向けて開発部門を強化し、石油暖房機器以外の商品の開発を積極的に進めていく方針である。 《TN》
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家庭用石油ファンヒーターで国内シェアトップクラス。加湿器や空気清浄機、燃料電池ユニット、コーヒー豆焙煎機などの製造・販売も行う。売上高は3Qに集中する傾向。暖房機器などは販売チャネルの拡大に注力。 記:2024/08/20