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アールテック・ウエノ Research Memo(5):納品の遅れ解消と納入先の販売計画維持で通期計画は達成可能

2014/12/22 18:08 FISCO
*18:08JST アールテック・ウエノ Research Memo(5):納品の遅れ解消と納入先の販売計画維持で通期計画は達成可能 ■業績動向 (3)2015年3月期の業績見通し アールテック・ウエノ<4573>の2015年3月期の業績は、売上高が前期比2.6%増の5,763百万円、営業利益が同0.8%増の1,431百万円、経常利益が同2.9%減の1,434百万円、当期純利益が同5.5%減の1,003百万円と期初会社計画を据え置いている。 第2四半期累計までの進捗率でみれば、売上高が47.3%、営業利益が28.8%とやや低い水準となっているが、前述したように「アミティーザ」の期ズレの影響が通期では解消されることに加えて、「RU-101」の第1相および第2相臨床試験が完了したことで、下期は上期に対して研究開発費が260百万円程度減少すること、「レスキュラ」の納入先である参天製薬の通期販売計画に変更が無いこと、また、為替前提レート1ドル100円に対して、円安がさらに進んでいることもあって、通期会社計画の達成は可能とみられる。 主要製品の売上高見通しでは、「レスキュラ」は前期比14.4%減の1,270百万円となる見通し。数量ベースでは年率5~6%の減少傾向が続くと想定しており、今期は薬価改定による単価ダウンも若干程度影響する。減収率がやや大きく見えるが、これは参天製薬向けの納品タイミングが前期にやや偏ったことが影響したためとみられる。 一方、「アミティーザ」に関しては前期比8.7%増の4,342百万円が見込まれている。米国市場向けは武田薬品工業<4502>の現地子会社からの発注フォーキャストをベースに前期比4.5%減を見込んでいる。日本市場については通期でも同57.5%増と高成長が続く見通しで、2016年3月期も1,600百万円程度まで伸びるものと予想される。なお、同製品は米スキャンポ社向けの受託製造になるため、薬価改定の影響も基本的に受けない。 なお、「アミティーザ」に関しては武田薬品工業が日本、中国を除くグローバルでの販売ライセンス契約をスキャンポ社と2014年10月に締結しており、今後、欧州での販売活動が具体的に進めば独占製造権を持つ同社の売上高にも寄与することになる。既に、スキャンポ社では英国やスイスで慢性特発性便秘症での製造販売承認を取得済であり、その他の国においても承認取得に向けた取り組みを進めている。このため、武田薬品工業の販売活動によっては、2016年3月期中にも欧州向けの出荷が開始される可能性があり、今後の動向が注目される。なお、欧州での薬価に関しては流動的ではあるが、同社では米国よりも低くなる可能性が高いとみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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