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サンワテクノス Research Memo(4):FA・産業機器向けの売上高が全体の約4分の1を占める

2014/12/22 10:39 FISCO
*10:40JST サンワテクノス Research Memo(4):FA・産業機器向けの売上高が全体の約4分の1を占める ■会社概要 (3)収益構造の状況 サンワテクノス<8137>の事業部門別売上高構成比を下のグラフに掲げた。2015年3月期の中間期実績ベースで見ると、電機部門が20.3%、機械部門が7.9%、電子部門が71.8%という比率となっている。事業部門別セグメント情報は、現在では開示されていないため、利益について部門別の詳細を知ることはできない。しかし過去(2010年3月期まで)においては電子部門の利益率が安定して高く、次いで電機部門、機械部門という傾向が読み取れた。この傾向は現在も続いていると弊社では推測している。 同社の売上構成比をアンバランスと捉える向きもあろうが、決してそうではない。電子部門が大きく成長したのは至極当然な理由からだ。すなわち、工場建設にかかる設備投資金額と、その工場からの何年にもわたる工場生産額を比較した場合、後者の方が何十倍も大きくなるが、電子部門は工場生産額によって立つ事業部門であるからである。したがって、売上構成比で考えるよりも、各部門の収益の絶対規模をどう成長させるかがより重要だと弊社では考えている。機械・電機両部門の収益拡大策について、同社では、後述する「エンジニアリング事業」の強化を通じた売上拡大を計画している。 重要な視点は、電子部門の今日の成長は、機械部門と電機部門があったからこそであるということだろう。今後も同社が成長を続けるうえでは、機械部門、電機部門の存在が不可欠だと弊社では分析している。成長戦略のところで詳述するが、同社の電子部門が急成長を実現できたのは、機械・電機両部門を基礎とする「双方向取引」によるところが大きかったと考えているからだ。双方向取引を通じた全社的な業容拡大モデルは、今後も有効な経営施策であると弊社では考えている。 同社の売上高を顧客向けに分析すると、FA・産業機器向けが26.8%で最も大きく、半導体・液晶がそれに続き、アミューズメント、自動車が3位グループを形成している状況だ。顧客・向け先別売上高は相手の業況に左右されるため、2位以下は各年で変動があるが、FA・産業機器向けが全体の約4分の1を占めるという構造は今後も続くと弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 31,623百万円
電機・電子・機械分野で事業展開する独立系商社。小型モータやコネクターなど電子部門の売上比率が高い。仕入先は約2000社、顧客は約3100社。配当性向25~35%目標。高付加価値の新商品の開発、拡販進める。 記:2024/06/18