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日経平均VIは小幅に低下、株価底堅いが警戒感の後退は限定的

2024/4/8 14:07 FISCO
*14:07JST 日経平均VIは小幅に低下、株価底堅いが警戒感の後退は限定的 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.18(低下率0.84%)の21.30と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は21.56、安値は20.60。 先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、安心感から日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は概ね底堅い動きとなっているが、市場では中東の地政学リスクの高まりによる原油価格高止まり、米国のインフレ長期化、米長期金利上昇などへの懸念が継続。ボラティリティーの高まりを警戒するムードの後退は限定的で、午後に入り日経225先物がやや伸び悩むと日経VIは上昇に転じる場面があった。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 《SK》