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個人投資家hina:「継続注目のTSMC関連銘柄。中東情勢とマーケットについて」【FISCOソーシャルレポーター】

2023/10/11 17:00 FISCO
*17:00JST 個人投資家hina:「継続注目のTSMC関連銘柄。中東情勢とマーケットについて」【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年10月10日15時に執筆 『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】にレギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。 作晩の米国株式市場はNYダウが+197ドル、+0.59%の33604ドルNASDAQは+52ポイント、+0.39%の13484ポイントと続伸しました。まず金曜日ですが、米雇用統計が先週末に発表され、とても強い数字でした。良い数字が出るということはインフレ懸念が強まることにもなり、金利は上昇するかと思われましたが、実際には米長期金利は伸びなかったことで、米株は先週末上昇となりました。その後週末にイスラエルとパレスチナ自治区のハマスが戦争状態に入ったとのニュースが入り、時間外で米株は弱含んでいましたが、昨日の米市場では上昇となりました。米市場は論点がたくさんですね。 ・米雇用統計は強い数字が出たのでインフレが進むかと思われた ・原油は急落していたが、イスラエルの戦闘を受けて急反騰 ・米長期金利は急速に伸び悩んだ ・米株は連騰に 中東情勢の緊迫化は米市場にとっては、目先はマイナスには働かなかったという形となりました。日経平均は+2%以上の大きめの上昇となっています。日経平均は寄り付き、+320円の31314円からと上昇して始まりました。寄り後もぐんぐん上昇していき、10時には31700円まで+700円ほどの上昇となっていきました。10時以降は31700円前後のもみ合いとなっていましたが、後場から一段高となり31800円台に乗せていく場面もありました。 先週まで米雇用統計を前にリスクオフの動きが続きましたが、本日はこれまでの下げを取り返すかのように急速に切り返しとなっています。9月15日に付けた33634円から、先週10月4日の安値30487円まで13営業日で-3147円の下落となっていましたが、安値から+1300円以上の切り返しとなってきています。こんなに戻すくらいなら、あんなに下がらなければ良いのに・・と言いたくなるほどの切り返しぶりですね。月末、特に9月の権利落ち日あたりから特に日経平均の下げは急速でした。この下げは、国内の年金などの主体からリバランスに伴う売りが大きく影響していたのではないか、と言われていました。 特に安値を付けた10月4日には、この4月からの上半期に上昇が著しかったバリュー株、銀行や鉄鋼、商社株などの下げが目立っていました。国内年金などのリバランスで全体株が下がったところで、個人投資家などから合わせ切りが出されたような動きとなっていました。とりあえずは、先週の4日くらいまでで国内年金など機関投資家からのリバランス売りが一巡したこと、先週末の雇用統計を通過したこと、中東情勢の緊迫化が起きても米国株が堅調推移となったことで、先週までに大きく売っていた投資家がバリュー株を中心に買いをいれたような動きとなっています。 ・防衛関連上昇 中東情勢の緊迫化を受けて、防衛関連は高くなっています。三菱重工<7011>は+6%程度の上昇、石川製作所<620>は+4%程度、細谷火工<4274>は+5%近い上昇となっています。地政学リスクの上昇で、防衛には資金が流入しました。それに対して日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>など空運や、旅行、百貨店などインバウンド関連は売られていました。世界情勢不安でインバウンドなどの需要は落ち込むであろう、との読みだと思います。 ・原油価格は急落から急な切り返し 原油価格は世界的に需要が落ちるとの見方から、先月末の1バレル94ドルあたりから先週には82ドル割れまで急落していました。しかし中東情勢の緊迫化の動きから原油価格は+5%超の切り返しとなっています。INPEX<1605>は先週末にかけてバリュー銘柄の売りと、原油価格の急落と合わさった形で急落していましたが、本日はバリュー銘柄の切り返し、原油価格の急騰とが混じった形で+8.6%ほどの急速な戻しとなりました。中東情勢の緊迫化が続くようであれば、原油価格はまた不安定となり、上昇方向を目指すかもしれません。INPEXなど原油関連の銘柄にとっては中東情勢次第で大きく振り回されるような動きが続きそうです。 気になる銘柄です。 TOWA<6315> 9月26日の私のメルマガで新たなTSMC関連として取り上げました。半導体製造関連装置大手です。モールディング装置で世界シェア5割。コーティングや微細加工技術に定評があります。順調に上昇してきており、本日は4715円高値までつける場面がありました。このあたりの値段帯はITバブルの頃、2000年の頃に付けた値段以来となります。過去のチャートからは目標などは読み取れそうもないですね。目先、ちょうどの値段となる5000円あたりは一つの節目とはなりそうです。ほぼ休みなく上がってきていますし、5000円の手前近辺でもたつくようなら少し手放していくのが良いかもしれません。今回の新たなTSMC関連に、という材料は結構効きましたね。今しばらくの間は、この銘柄とのお付き合いを続けたいなと思っています。 ---- 執筆者名:hina ブログ名:hinaの株ブログ 《TY》
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1605 東証プライム
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国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
4274 東証スタンダード
1,206
11/22 15:30
+10(0.84%)
時価総額 4,863百万円
発煙筒や信号弾、各種インフレータ等の製造・販売を行う。1906年創業。火薬類の燃焼処分、硝酸ヒドロキシルアミン等の化成品も手掛ける。既存製品の効率的、安定的な生産体制整備図る。製品の高付加価値化に注力。 記:2024/07/08
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(-0.93%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
9201 東証プライム
2,413
11/22 15:30
+23(0.96%)
時価総額 1,054,828百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02