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前場に注目すべき3つのポイント~米株高好感も円高が重荷~

2023/7/14 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~米株高好感も円高が重荷~ 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米株高好感も円高が重荷 ■ファーストリテ、23/8上方修正 営業利益3700億円←3600億円 ■前場の注目材料:いすゞ、ロシア撤退、大手ソラーズに譲渡 ■米株高好感も円高が重荷 14日の日本株市場は、米株高を好感するなかで買い優勢の相場展開になりそうだ。13日の米国市場は、NYダウが47ドル高、ナスダックは219ポイント高だった。前日の米消費者物価指数(CPI)に続いて、6月の卸売物価指数(PPI)がインフレ改善を示す新たな証拠となり、金利ピークの思惑からハイテク主導での買いが継続した。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比190円高の32730円、円相場は1ドル138円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32800円まで買われる場面が見られた。前日の大幅上昇で上値を抑えられていたボリンジャーバンドの-1σを上回ったが、一段高で25日線が意識されてきた。日経平均も-1σ突破が意識されやすく、-2σまでの調整を経て、リバウンド基調が強まりやすいだろう。 また、米国市場では大型テック株の上昇が目立っていることから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になるだろう。また、昨夕決算を発表したファーストリテ<9983>は通期計画の上方修正をあわせて発表しており、これを好感した値動きが期待されそうだ。買い一巡後はこう着感が強まりやすいものの、押し目待ち狙いのスタンスで対応したい。 一方で、為替市場では1ドル137円台と円高基調が強まっている。米国市場が強い基調をみせてくるなか、これまで円安を手掛かりとした海外投資家による買いによるリバランスの動きが警戒視されてくることが重荷になりそうだ。そのため、為替の動きを睨みながら、短期的な売り仕掛けの動きには注意しておきたいところだろう。 ■ファーストリテ、23/8上方修正 営業利益3700億円←3600億円 ファーストリテ<9983>は2023年8月期業績予想の修正を発表。売上高は2兆6800億円から2兆7300億円、営業利益を3600億円から3700億円に上方修正した。足元では気温が高く推移し、機能性肌着「エアリズム」などの販売が伸びている。海外事業では、中国大陸などで構成される「グレーターチャイナ」や北米などを中心に堅調に推移。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32419.33、+475.40) ・NYダウは上昇(34395.14、+47.71) ・ナスダック総合指数は上昇(14138.57、+219.61) ・シカゴ日経先物は上昇(32730、大阪比+190) ・SOX指数は上昇(3797.13、+75.66) ・米原油先物は上昇(76.89、+1.14) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・いすゞ<7202>ロシア撤退、大手ソラーズに譲渡 ・ニデック<6594>TAKISAWA買収へ、9月中旬にTOB ・INPEX<1605>豪で再生エネ参入、エネルグリーンパワーと提携 ・KYB<7242>シリンダーの劣化検知、大型建機用油漏れセンサー開発 ・不二越<6474>富山・滑川で新工場稼働、建機向け油圧走行モーター増産 ・丸紅<8002>航空機消耗部品の米ダシに出資、アフター市場強化 ・丸紅<8002>CO2回収・貯留のカナダ社に出資、年300万トンで協業 ・関西電力<9503>大飯原発3・4号機で放射性廃棄物を再利用 ・日本ケミコン<6997>静電容量・長さ拡大のアルミ電解コンデンサー開発 ・ニチコン<6996>岩手でチップ型アルミ電解コンデンサー増強、生産能力20%増 ・熊谷組<1861>帝人と、耐火建築向け「繊維強化集成材」開発着手 ・東レ<3402>炭素繊維を米韓で増強、圧力容器向け需要見込む ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(1.26%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1861 東証プライム
3,630
11/22 15:30
+10(0.28%)
時価総額 157,128百万円
1898年創業のゼネコン準大手。住友林業と資本業務提携。名古屋競馬場、ニュートリノ実験施設等で施工実績。台北101など海外でも実績。国内土木事業はインフラ更新、防災・減災、国土強靭化などが注力分野。 記:2024/08/05
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
6474 東証プライム
3,210
11/22 15:30
+5(0.16%)
時価総額 79,990百万円
1928年設立の総合機械メーカー。ベアリング、油圧機器等の部品事業が主力。工具やロボット等の製造・販売を行う機械工具事業、特殊鋼事業も手掛ける。海外売上高比率の向上、生産ラインの自動化などに取り組む。 記:2024/10/29
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(-1.72%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6996 東証プライム
1,087
11/22 15:30
-4(-0.37%)
時価総額 84,786百万円
アルミ電解コンデンサ、xEV用フィルムコンデンサ等の製造・販売を行うコンデンサ事業が主力。家庭用蓄電システム等のNECST事業も。京都府京都市に本社。エネルギー・環境・医療機器などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/12
6997 東証プライム
1,135
11/22 15:30
-11(-0.96%)
時価総額 24,902百万円
1931年創業の電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサで世界トップシェア。電気二重層キャパシタにも強み。ホンダなどが主要取引先。ICT市場、産業機器市場を最重要戦略市場に位置付け。高付加価値品の拡販図る。 記:2024/06/29
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(0.88%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7242 東証プライム
4,995
11/22 15:30
+25(0.5%)
時価総額 126,044百万円
1919年創業の油圧機器メーカー。自動車用ショックアブソーバで世界シェアトップクラス。産業用油圧機器や航空機器、特装車両等も。トヨタなどが主要取引先。収益力改善図る。26.3期売上高4700億円目標。 記:2024/10/21
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25