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*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、日米金利差も日本の円安けん制を意識 26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。日米金利差によりドル高に振れやすい地合いは継続しよう。ただ、日本政府から円安けん制が相次ぎ円売りは慎重になり、ドルは底堅いものの、一段の上昇は抑制されそうだ。 前週末の取引で米FRB当局者がインフレ抑止に向け金融引き締めの必要性を強調し、ドル買い先行。ユーロ・ドルは1.0840ドル台に軟化し、ドル・円は143円80銭台に切り上げた。一方で欧米の経済指標は低調となり、先行き不透明感から株安を手がかりに円買いが主要通貨を押し下げた。週明けアジア市場は日米金利差でドル・円の下値は堅い。ただ、日経平均株価の不安定な値動きや日本の円安けん制で円売りは抑制され、戻りは鈍い。 この後の海外市場は重要イベントが予定されておらず、積極的な売り買いは手控えられ方向感の乏しい展開となりそうだ。前週は引き締め長期化期待からドルは上昇基調を強めたが、7月の利上げ再開に関しては不透明で、今晩は金利高一服ならドル買いは入りづらい。また、景気の先行き不透明感で株価が弱含めばドル売り・円買いも。日米金利差を狙った取引でドル・円の上昇基調は維持されるものの、日本の為替介入観測が円売りを抑制しよう。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 独・6月IFO企業景況感指数（予想：90.9、5月：91.7） ・23:30 米・6月ダラス連銀製造業活動指数（5月：-29.1） 《CS》