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米テック株高や円安進行を背景に買いが先行、一時31000円を回復【クロージング】

2023/5/26 15:55 FISCO
*15:55JST 米テック株高や円安進行を背景に買いが先行、一時31000円を回復【クロージング】 26日の日経平均は続伸。115.18円高の30916.31円(出来高概算12億1000万株)で取引を終えた。前日の米ハイテク株高や円安進行を映して、半導体・電子部品関連株などを中心に買いが先行。日経平均は前場終盤にかけて上げ幅を広げ、31101.60円まで上昇。ただし、週末に加え、高値警戒感による利益確定売りも散見され、買い一巡後は31000円前後と日中の高値圏でのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、空運、陸運、精密機器、電気機器など8業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、証券商品先物、鉄鋼など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>が堅調で、東エレクとアドバンテスで日経平均を約128円押し上げた。半面、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、第一三共<4568>が軟化した。 前日の米国市場は、共和党の債務上限引き上げ交渉の担当者であるハーン下院議員が「26日午後までに合意が得られる可能性が高い」と述べたことなどから、先行き警戒感が後退し、ハイテク関連株中心に上昇。SOX指数は6,8%高となったほか、円相場も約半年ぶりに1ドル=140円台へと円安が進んだことが好影響を与えた。また、「日米両政府は、半導体や先端・重要技術などの協力を巡る共同声明を26日にも発表する方針を固めた」と伝わったことも買いに拍車をかけ、日経平均の上げ幅は一時300円を超える場面があった。 日経平均は目先的にスピード調整を迎えてもおかしくないだろう。また、米国の債務上限問題の行方も気がかりである。一方、米国では、4月の個人消費支出(PCE)統計が発表される。インフレ率の低下が確認され、利上げ継続に対する思惑が後退するのか見極めたいと考える向きも多く、PCEの結果と米国市場の動向には注意が必要だ。また、来週も5月のISM製造業景況指数や5月の雇用統計など重要指標の発表が目白押しで、経済統計を受けた米国市場の動向に左右される展開となりそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(-1.07%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(-0.49%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
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11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
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11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17