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今日の為替市場ポイント:米長期金利続伸でドルは底堅い動きを保つ可能性

2023/3/3 8:13 FISCO
*08:13JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利続伸でドルは底堅い動きを保つ可能性 2日のドル・円は、東京市場では136円02銭から136円87銭まで上昇。欧米市場では136円25銭まで下落した後、137円09銭まで反発し、136円77銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に136円台で推移か。米長期金利の続伸を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。 2日の米国債市場では労働コストの上昇や雇用ひっ迫を示唆する経済指標を受けて利上げ長期化の思惑が強まり、長期金利は上昇。アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「利上げの影響が本格的に発現するのは今春以降となる可能性がある」との見方を伝えており、利上げ幅は0.25ポイントにとどまるとの見方を伝えている。2日の米国株式市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が慎重に利上げを進める姿勢を示していることを好感して主要株価指数は上昇した。 市場参加者の間からは「来週発表される2月米雇用統計は金利や為替の当面の方向性を決定する重要な材料となる」との声が聞かれている。非農業部門雇用者数は20-25万人程度の増加にとどまる可能性が高いものの、市場予想と一致した場合、長期金利は下げ渋り、ドルは主要通貨に対して強含みとなる可能性がありそうだ。 《CS》